今回は株式会社イーアクセス代表、延 省律（ヨン ソンユル）氏にお話を伺ってきました。
「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。
ぜひご覧ください！
| 会社名称 | 株式会社イーアクセス |
| 代表者 | 延 省律（ヨン ソンユル） |
| 設立 | ２００６年( 平成１８年)６月２日 |
| 主な事業 | 靴製造販売業務：STICO靴日本総代理店＆日本モデル製造メーカー
展示会総合プロデュース：日本総代理店 除菌、抗菌業務：抗菌コーティング特約店、NanozoneCoatによる除菌・抗菌施工請負 国際貿易業務：銅抗菌マスク、銅抗菌手袋等輸入販売代理店 ＣＣＦＬ抗菌ライト販売業務：CCFL抗菌ライト 電材、ウェブ販売業者向け総販売元 ＯＥＭ・試作請負業務： EVA素材を使用した商品のＯＥＭ、試作品作成請負 ネットショップ事業：STICO SHOP（STICO靴の専用販売サイト） ：E.A.Shop（株式会社イーアクセスの輸入商品を主に販売するサイト） |
| 社員数 | 8名（取材時） |
| 会社所在地 | 〒123-0861 東京都足立区加賀2-12-18 |
| 会社HP | https://www.eacc.jp/ |
事業内容について教えてください
当社では、展示会の総合プロデュース、国際展示会での貿易のマッチングを行なっています。展示会は最先端の商品を売りたい企業と買いたい企業の交流の場所です。あまり知られていない日本の中小企業メーカーの商品を韓国向けに輸出しています。
また、STICOという滑らない靴の販売をしています。
STICOはクロックスで使われている軽い素材や特殊素材を使っています。滑り止めも付いており、80度まで耐熱性があるので、変形しないのも特徴です。通常、靴は燃えるゴミで捨てると思いますが、ステコはリサイクルに出すことができて地球にもやさしい仕様です。またボンドを使っていないので靴の分解・組み立てもできます。
現在はSDGsに関心のある企業様に導入いただいております。今後、靴の事業はBtoC向けにも力を入れて展開していきたいと思っています。
学生時代に打ち込んでいたことはありますか？
学生時代に日本とアメリカどちらに留学するか悩んで日本へ留学することを選びました。90年代の日本はアジアの中心で情報に溢れていて、私自身日本に興味があり本で知識をつけていました。学生時代に一度日本に視察で来て、韓国で兵役を終了してから1999年に本格的に来日しました。
韓国で延社長の名字はとても珍しい名字なんですよね？
延氏は本来、中国南陽から継出された姓で、高麗時代7世孫延寿昌が帝国大蔵公主:高麗忠烈王妃)を拝従し、高麗に入って谷山に定着するようになったのが、韓国の延氏の始原となりました。韓国で「谷山の延」という名字を持つ方はほとんど親戚ですね。
日本ではどのように働いていましたか？
最初は、大阪・難波にある学校で日本語を学びました。その後バイト先の展示会運営・設営の会社に就職しました。とても国際色豊かで様々な人と会うことができる仕事だったのでとても面白い職場だと感じていました。この経験が今の仕事の元になっていますね。
起業のきっかけについて教えてください
最初は大阪メインで仕事をしていましたが、たまに東京にヘルプで行く機会がありました。大阪と東京を比べた時にやはり東京の方が規模も大きく、東京で仕事をすることに魅力を感じ始めました。地方の会社であっても東京には集まりますし、大阪よりもはるかに外国人が多いことを肌で感じました。特に私が韓国人なので、日本と韓国の架け橋になりたいという思いから独立しました。
大変だったこと、苦労したことは何かありますか？
会社を立ち上げた当時は資本金がないことに苦労しました。また私が外国人で言語能力が足りなかったこともあって、営業に行っても実績を作ることが難しかったですね。独立してから3年して信用と実績が付いてきて、会社の成長につながりました。当時は若かったので情熱や「やってみよう！」という気持ちがとても強かったです。やってみてダメだったら修正を繰り返していました。失敗しても学べば成功すると思っていました。何か壁があってもそこを乗り越えたら、会社の信用度も上がると信じて仕事をしていくと、だんだんと実績につながっていきました。
従業員に対してどのような想いを持っていらっしゃいますか？
私は基本的に従業員に任せるようにしています。会社で「これをやってください」というよりは「自分から考えて行動して、それで失敗しても良いから自分で動いてみよう」と話しています。従業員に対してノルマを設けるのではなく、どうしたら会社の利益につながるか考えてもらっていますね。
大変な時期を乗り越えるために一番大事にしている考えを教えてください
信用が第一ということですね。海外や貿易の仕事が多くなると送金トラブルも多くなります。トラブルが発生した時は、依頼先や下請けなど関係なく、丁寧に対応することで会社が大きくなっていったと思います。利益だけでなく信用がないと、次の仕事に繋げることは出来ません。韓国・日本だけでなく、取引国、取引先全てにしっかりと責任を持って対応しています。また、目先の利益よりも長期の利益を考えて仕事をするように心がけています。
株式会社イーアクセスの展望について教えてください
BtoB向けにSTICO靴を販売しているので、今後はBtoCにも発展させていきたいです。仕事をする多くの方、特に大手の高級ホテルやアミューズメントパークとの取引が増えることで事故転倒事故防止になっていきます。今後もマーケティングをしながら進めていきたいです。
また新型コロナウイルスで困っている企業が多くあると思います。そういった企業と一緒にパートナーシップを結んで切磋琢磨していきたいです。
経営者へお薦めの本はありますか？
歴史書の「三国志」です。人と人の駆け引き、命をかけた上での作戦、チームワークなどがとても素晴らしいと思います。パートナーになって人物が成長することに心打たれます。
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投稿者プロフィール
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新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております！
就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。
代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります！
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