今回はバランセンスの代表、秋山 いずみ氏にインタビューを行いました。
これまで2,000人以上の方と接してきた「イメージコンサルタント」の秋山氏に、起業までの道のりや、今後の展望について詳しく伺いました。
バランセンス 会社概要
会社名称 | Balansense(バランセンス) |
代表者 | 秋山 いずみ(あきやま いずみ) |
設立 | 2017年11月30日 |
主な事業 | ■ パーソナルカラー診断、同行ショッピング、ファッションアドバイス、メイクアップレッスン
■ カラーセミナー ■ 企業向け、大学の就活、婚活、再就職者むけ転職のためのイメージアップセミナー |
会社所在地 | 東京都新宿区西新宿1-5-11 新宿三葉ビル5F 515 |
会社HP | https://balansense.jp/ |
まずは事業内容について教えてください
パーソナルカラーのカラー診断をメインに行い、その人に似合う色を活かしてメイクや服装をトータルで提案する「イメージコンサルタント」をしています。
ご相談に来るお客様は、ご自分に似合う色や服を知りたい人はもちろん、就職活動や婚活でイメージアップしたいという人など様々です。
色を基準に「その人の個性や仕事にふさわしい『型』へと導く」ことを心がけていて、予算に応じてお客様に合った服やメガネ、アクセサリーなどを案内する「同行ショッピング」も行っています。
なぜイメージコンサルタントのお仕事を選ばれたのでしょうか?
20代の頃、人材派遣会社に勤めて、所属している人をキャスティングしたり、教育する仕事をしていました。
色々な研修を受けている中で、「パーソナルカラー」というものがあることを知ったんです。
そこからパーソナルカラーについて勉強をはじめて、「パーソナルカラーを用いて、イメージコンサルティングの仕事をしていこう」と決めました。それが自分のミッションのように当時から感じていました。
どのような学生時代を過ごされましたか?
子どもの頃は凄く活発で、男の子のような女の子でした。
ですが、「起立性調節障害」というのになって中学2年の時に学校に行けなくなったんですね。それで引きこもりになりまして、非常に大きな挫折を味わいました。
当時はここで私の人生もうおしまいだと思っていたのですが、私の母がプロテスタントのクリスチャンで、私も日曜学校に行っていて、そこで「乗り越えられない試練はない」ということを教わって。その言葉に救われましたね。
結局中学に4年間通うことにしました。私にとってはとても大きな決断でした。そして、高校に進学したものの体調が悪かったのもあり高校も辞めてしまって、その後は大検を取り短大に行きました。
社会人としてのスタート時期について教えてください
短大卒業の時期にちょうど栃木県で大きな博覧会がありました。イベントコンパニオンのアルバイトをしていて接客が好きだったので、博覧会のPR活動をするミスの募集に応募したところ、5人の中の1人に選んでいただきました。
そこからイベントコンパニオンの契約をして、ミスの仕事を1年半していました。
イベントコンパニオンの仕事の時にメイクなどを習いましたが、いつもユニフォームが違うんですね。
同じメイクをしてもユニフォームによって似合う、似合わないがあるし、綺麗さも変わるということに気付いたんです。そこから「自分に本当に似合う色が知りたい」と強く思うようになりました。
イベントコンパニオンの仕事が契約終了になった後は人材派遣会社に勤めていました。
先ほどもお話しましたが、所属している人をキャスティングしたり、教育する仕事をしている中で「パーソナルカラー」と出会いました。
独立したきっかけを教えてください
パーソナルカラーに興味を持って学び始めました。
当時は日本のパイオニアであるパーソナルカラーの先生のアシスタントとして色んな講演会について行っていたのですが、先生が教える姿を見ながら学んだり、専門学校に行って勉強していました。資格でいうと、色彩検定1級も取得しました。
その後、子どもを出産して40歳くらいの時に子育てサロンで「美人塾」というママさん向けにパーソナルカラーの診断をするようになったんです。それから自宅にお母さん方を呼んだり、地域の子育てサロンの講座をしたりするようになりました。
経験を積んで、2017年に「独立をしよう」と思い、新宿にオフィスを出しました。
独立して苦労したことはありますか?
今回のコロナですね。お客様が新宿に全然来られなくなってしまって。
それが独立してから間もなくですから、2017年に独立して2年後でこれからという時ですので…。
私もクリスチャンで、「今のミッションは天からいただいたものだ」と思ったら、「やっぱりこの仕事をやり続けたい」という思いが常に強くありました。
診断させて頂いた方々の一人ひとりの成功を見てきましたから、この仕事が私の天職だと思っているんです。だからこそ、ここで辞めてはいけないと思いました。
苦難をどのようにして乗り越えたのでしょうか?
仕事をしていれば良い時もあるし、悪い時もあると割り切っていました。だからそういう時は忍耐ですね。待つしかないというか、頑張り過ぎないようにしていました。
色々考えるよりも、その時できることをしていく、そのように身を任せるという感じですね。
幸い給付金などがあったので、運営が継続できました。当時はお金に関してまったく知識がなかったのですが、コロナの時期にお金の勉強が必要だと感じて、資金繰りなどのお金の勉強も一生懸命して、情報を得ました。
それも今持ちこたえてきたところに繋がっていると思います。
秋山さんの今後の展望についてお聞かせください
私はパーソナルカラーのアナリストも養成しています。
パーソナルカラーは現在騒がれてはいますが、自己診断や間違った診断をされた方もたくさんいらっしゃるんですよ。
そうするとかえって「パーソナルカラーって何?」と疑問を持ったり、本来自分が似合う服を捨てて、似合わない服を持っている方もいらっしゃるんですね。実際そういったお客様も何人も来られています。
ですので、優れたコンサルティングができるアナリストを養成したいとも思っています。
現在はお一人で事業をされていますが、今後社員を雇うといったイメージはありますか?
そうですね。これから先はそういった形になるかもしれません。
時代と共に様子を見ながらにはなりますが、まず、私は小さなこと、一人ひとりの成功事例を出していく中で流れを見ながらやっています。
例えば保母さんでありながら周りの人たちを綺麗にしたいとか、ネイリストさんだったらもっと似合うネイルを提供したいとか、そういったプロの方たちに向けてのサービスを展開していきたいと思っています。
コツコツ、堅実にお仕事をされている印象を受けますが、何か心がけていることはありますか?
以前からなのですが、ブライダル関係や結婚式など、チャンスがあれば、お金にならなくてもやってきました。そこで得られる経験値はとても大きいと思うからです。
そのチャンスと経験は次に活きますし、お金は後からついてくると思っています。やはり仕事は信頼関係でしか成り立っていないものです。
「秋山さんに全部任せよう」って思ってくださるのは、仕事を通して信頼していただけるからこそだと思うので、小さいことでもきちんとやり続けていれば、大きな結果に繋がると思っています。
最後に、記事を読む方へ向けてメッセージをお願いします
私はクリスチャンなので聖書がいつも糧になっています。聖書では創造主である神様が「一人ひとり違った存在で、一人ひとりが素晴らしい」ということを説いていますが、私もその言葉を常に胸に留めて、その人の素晴らしさを引き出すことを考えています。
「こんな風になりたい」ではなくて、まずはその人が持っている「資質」を大事にしたいんです。
小柄だったり背が高かったりといった、その人らしい「良さ」を教えてあげることが大切だと思っています。というのも、コンプレックス持っている人ばかりなんですね。
だからこそ「あなたにはこれが似合う」というのに注目することが大切です。
皆さんも流行りを意識するかと思いますが、流行ではなくて自分が似合うか、自分が綺麗に見えるかを考えていただければと思います。
私自身も、その人が綺麗になって成功していくように活動をしていきたいですし、美容師さんやネイリストさんのようなプロの方々に良い影響を与えていきたいと思っています。
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投稿者プロフィール
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新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!
就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。
代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!
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