今回は株式会社アーチャレス代表、石原 強氏にお話を伺ってきました。
「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。
ぜひご覧ください!
会社名称 | 株式会社アーチャレス |
代表者 | 石原 強 |
設立 | 2019年5月9日 |
主な事業 | 企業のマーケティングDX支援
・デジタルマーケティングに関するコンサルティング ・デジタルマーケティング内製化の伴走支援 ・Webサイトの設計・構築・運用支援 ・オンライン集客、WebのCVR向上支援 ・クラウドCMS「tovira(トビラ)」の設計・開発・販売 ・CMS、MA等、マーケティングツールの導入 |
社員数 | 10名(取材時) |
会社所在地 | 【本社】〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-22-45KDX西新宿ビル4F
【五反田オフィス】〒141-0031 東京都品川区西五反田2-11-15-903 |
会社HP | https://www.archeress.co.jp/ |
事業内容を教えてください
株式会社アーチャレスはデジタルマーケティングを本格的に取り組んでいきたい企業様に寄り添い、2つの柱でサービスを提供しています。デジタルマーケティングに関するコンサルティングとマーケティング目的のWebサイト構築・運用支援です。
コンサルティングでは、お客様のデジタルマーケティング体制の強化をサポートしています。
多くの中小企業やスタートアップでは、マーケティングの専任担当者を付けられないことが多いため、私たちが戦略策定から実行までを担い、最終的にはお客様が自社でマーケティング活動を継続できるように伴走支援します。
Web構築・運用支援ではデジタルマーケティングの基盤となるお客様のWebサイトを構築します。
業種やビジネスモデルに応じた最適な設計をお客様と共に考え、長期的な運用や管理がしやすいサイト構築を心掛けています。また、サイト運営の効率化を図るため、当社が開発した「tovira(トビラ)」という顧客管理も可能なCMSツールを提供し、お客様にご活用いただいております。
アーチャレスの強みを教えてください
コンサルティングから制作・運用までを一貫して行うことで、戦略の上流から施策の実行まで一貫したマーケティング支援ができることです。
制作物についても、デザイン性だけでなく、ビジネスの成果向上を最重要視しています。お客様が当社を信じて任せていただいたからには、費用対効果を考え、売り上げ向上に貢献することが私たちの使命と考えています。お客様の事業をさらに成長させるための価値提供を心掛け、日々全力で業務にあたっています。
なぜお客様のマーケティング自走を最終目標にしているのでしょうか?
マーケティングと営業は会社の成長を支える根幹だからです。この重要な部分を全てアウトソーシングしてしまうと、競合への差別化やブランドの強みが失われてしまうと考えています。
また外部に依存すると、売り上げが落ちた時、真っ先に予算がカットされるのがマーケティングやブランディングコストです。その結果、ホームページの更新が止まったり、SNSを発信するキャラが変わってしまったりと、それまで積み上げてきたものが、崩れてしまいます。
そのため、マーケティングの継続性を考えると、自社で内製化できるのが1番だと考えています。社員の日々の活動に根付くことで、真のブランド価値と成果が生まれると信じています。
アーチャレスにご依頼される企業様はどのような会社が多いのでしょうか?
創業前は上場企業や大手企業とのプロジェクトに数多く携わってきましたが、その経験を活かし、アーチャレスでは中小企業を中心にサポートしています。
なぜなら、中小企業にこそデジタルマーケティングやDX(デジタルトランスフォーメーション)が必要だと感じたからです。
かつて中小企業は大企業の手法を模倣することが一般的でしたが、デジタル化の進展により、デジタル対応が進む企業とそうでない企業との間に大きな差が生まれつつあります。私たちは小さな会社に、デジタルという武器を持たせて、パフォーマンスを最大限に引き出すことで、日本全体の経済成長にも貢献したいと考えています。
大企業と中小企業は戦い方が異なります。私たちは大企業に負けない、独自の強みを引き出す支援を行っています。最近ではAIを活用したサービスも展開し、さらに効果的なマーケティング環境を提供しています。
デジタルマーケティングに第一歩を踏み出したい、または強化したいとお考えの経営者、担当者の方は是非下記よりご相談ください!
現在の状況や予算をお伺いし、貴社に合わせた提案をいたします。
URL:https://www.archeress.co.jp/free_consultation
どのようなお客様に問い合わせいただきたいですか?
デジタルマーケティングやDX を考えている方であれば、どのようなご相談でも大歓迎です。限られた予算でも、適切な目標設定を行うことが成功へのカギだと考えています。
これまでDXに取り組んで成果がなかった方や予算に限りがある方もぜひご相談ください。最適なアプローチでDXの成功をサポートいたします。
ここからは石原社長ご自身のことをお伺いしたいです。学生時代に頑張っていたことはありますか?
幼少期はインドアな性格で、特に「ものづくり」が大好きでした。小学生の頃には模型づくりに没頭し、高校では写真や陶芸など、多様なアート表現に取り組んでいました。
将来はデザイナーとして活躍したいと思い美術大学に進学し、Macintoshを使ったDTPデザインを学びました。当時では最先端の技術を学び、作品を通して自分の考えや視点を形にできることに大きな喜びを感じていました。もし今の時代に学生をしていたらYouTuberになって、映像を通して自分の想いを発信していたかもしれません。
新卒はどちらに入社されましたか?
就活時はマルチメディアや印刷会社でのキャリアを希望し、内定をいただいた大手印刷会社で通販カタログのディレクターとして働き始めました。形あるものを生み出す仕事に魅力を感じていましたね。
ちょうどその頃、日本でもインターネットが普及し始めていました。印刷会社にもホームページの制作依頼が入るようになり、社内にインターネット部門が新設されました。そこに私も異動となりましたが、誰もインターネットに詳しいスタッフも少なく、手探りで仕事に取り組んでいました。
その後、転職されたのですか?
はい。インターネットを専門にキャリアを積みたいと思い、当時は数少なかったインターネット専業の制作会社に転職しました。私は正直「どうにかなるだろう!」と楽観的に転職を決めましたが、社員20人程の小さな会社だったため、両親にはかなり心配されましたね。
当時、個人のインターネットは常時接続ではなく接続料金も馬鹿にならなかったので、専用線のある職場に入り浸るように働いていました。朝から晩までインターネットに触れられる環境で、同年代の若いメンバーとワイワイ・ガヤガヤしながら熱中して学び続けていました。
会社員時代に思い出に残っている仕事を教えてください
制作会社に転職した後、特に印象に残っているのは、米国で成功を収めたトヨタ自動車の「レクサス」が日本市場に展開される際のサイト立ち上げに携わったことです。多くの代理店や大手企業の関係者と協力し、チームで一つの大きなプロジェクトを進める仕事のだいご味を存分に味わいました。
結果的に、このサイトは2,000万PVを達成し、社会的にも大きな影響力を持つ仕事に貢献できたことは、今でも非常に誇りに感じています。
なぜ独立を考えたのでしょうか?
会社の成長支援に力を入れていきたいと思ったからです。当時勤めていた会社では役員として経営の仕事にも携わっていましたが、社長はサイト構築にこだわりを持つ「ものづくり」が好きなタイプでした。一方で私は、ものづくりだけでなく、お客様の事業成長を支援することにも力を注ぎたいと考えるようになりました。また自分の名前で自由に仕事をしたいという気持ちも強くなったことから、独立を決意しました。
経営者になって大変だったことは何ですか?
社長になって一番苦労したのは、社員との関わり方が大きく変わったことです。以前は同僚や部下としてフラットに接していましたが、経営者としての立場になると、社員が会社に信頼を持ち、共に目標に向かってくれることが何より大切だと痛感しました。
あるとき、会社が厳しい状況に直面し、社員から不安や不満の声が上がったことがありました。そのとき、自分が全責任を負う覚悟と、社員の努力をしっかりと成果に還元する姿勢が本当に試されていると感じました。こうした状況に対応し、信頼を取り戻すまでの過程で、経営者としての覚悟が決まりました。この経験を通して、経営者としての責任を実感すると同時に、経営の厳しさとやりがいの両方を学びました。
私は利益よりもお客様や社会への貢献を優先したいという想いが強く、他の人なら避ける仕事にも取り組んできました。しかし、その結果、資金面での課題に直面することも多々あり、経営の難しさを一層感じました。
経営者として大切にしていることは何ですか?
経営者として大切にしていることは「約束を守る」というシンプルな信条です。時間を守り、言ったことを実現する。この小さな積み重ねが社員やお客様からの信頼につながり、信頼がやがて実績を生むと信じています。だからこそ、一つひとつの行動に責任を持ち、誠実に向き合うことを心掛けています。
そして、会社を支えてくれているのは社員の努力のおかげであり、私の足りない部分を補ってくれる彼らに常に感謝の気持ちを忘れないようにしています。こうして「約束を守る」「社員に感謝する」という姿勢が、経営者としての私の基本となっています。
今後の展望を教えてください
私たちが開発した「tovira(トビラ)」は、マーケティングや営業活動の効率化と自動化を目指したツールで、営業に課題を抱える企業の業務効率化や売上向上を支援することを目的としています。まずは多くの企業に「tovira(トビラ)」を使っていただき、実際の業務に役立てていただけるよう、中小企業でも手軽に導入でき価格に抑えて提供しています。
最終目標は「tovira(トビラ)」を米国のセールスフォースに匹敵するほどのプロダクトへと成長させ、世界で通用するサービスに育てることです。アーチャレスはこれからも日本から世界に挑戦する野望を持って日々仕事に向き合っていきます。
おすすめの書籍はありますか?
押井守監督の『仕事に必要なことはすべて映画で学べる』をおすすめします。この本は、押井監督が自身の映画制作の経験を通して学んだ「人生の選択」や「リーダーシップ」についての考え方が詰まっています。監督は、目標を持たない映画を撮り評価されなかった経験を語りながら、目標を定め、どの分野で勝負するかを決めることの重要性や、リーダーとしての覚悟についても触れています。
特に印象に残ったのは、「自分の目標を定め、どの分野で勝負するかを決めることが重要だ」という言葉です。監督が自分の欠点を認識しつつ、新たな目標を立てて進んでいく姿には共感を覚え、信念を持ち続ける大切さを改めて感じました。
リーダーシップや目標設定に悩む方には、目標を定めて貫く勇気が得られる一冊です。ぜひ手に取ってみてください。
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投稿者プロフィール
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新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!
就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。
代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!
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