今回は株式会社YONOHI代表取締役、山岡優樹氏にお話を伺ってきました。
「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。
ぜひご覧ください!
株式会社YONOHI 会社概要
会社名称 | 株式会社YONOHI |
代表者 | 山岡優樹 |
設立 | 2019年5月 |
主な事業 | 動画制作事業 一括見積サイトの企画・運営・開発 システム開発 WEBメディアの運営 感情認識AIを使ったプロダクト開発 前各号に掲げる事業に付帯または関連する事業並びに当会社の目的を達成するために必要な事業 DTPデザイン、印刷対応、WEBデザイン業務 |
社員数 | 20名(取材時) |
会社所在地 | 〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南1-1-1 ヒューマックス恵比寿ビル 8F |
会社HP | https://yonohi.net/ |
株式会社YONOHIの事業内容を紹介いたします
起業のきっかけについて教えてください。
山岡さん:前の職場の話ですが、当時私の元には色んな企業からITに関する提案がきていました。私自身は元々WEBデザイナーをやってはいましたが、WEBデザイナーとはいえ、そんなに詳しくITを知っているわけではなかったため、提案を聞いた際は、その時はなんとなく相手の言っていることは良いものなんだろうなーぐらいで理解をしていました。
ですが、詳しい部分までは理解しておらず、その状態のまま社内に持ち帰り説明をしたところ、周りの人からも、よくわからないと言われたんです。そのときに「1分でわかる動画みたいなのはないんですか?」と言われました。それを聞いて、人の説明によって伝わり方が変わってきてしまったり、伝わらないことも多いという問題に気づき、そして上手くいく話も伝え方が悪いと上手くいかなくなる可能性があるということを実感しました。
弊社がやっている説明用アニメーション動画は、「より明確に伝わるよう、アニメーション動画で表現しましょう」というものです。実写でもいいのでは? と思われる方もいるかと思いますが、実はアニメーションのほうが理解されやすいという研究結果があり、その中でもホワイトボードアニメーションが15%も理解度が上がるという研究結果が出ています。
そのため、実写よりもアニメで、なおかつ派手なものを避けてシンプルな作りにして、動画は映像と台本がワンセットになったものを目指し、根幹の台本の部分は構成作家さんに作ってもらうことにしました。
元々映画会社にいたので構成作家さんは知っていましたし、オファーをして実際に台本を作ってもらい、映像はシンプルなアニメーションにしてご提供することにしました。
ただ映像の製作費というのは高いので、これからは1企業1動画時代になっていくことが予想されるとわかっていても、なかなかチャレンジしづらかったのですが、なんとか低価格で伝わりやすい、高品質なアニメーションを提供できないかということを考えました。
そのために私は2つのことを行ったんです。
1つ目は海外での制作です。海外投資家の方がオーナーで、制作と開発を行っている会社と提携し、オフショア動画制作というやり方で人件費を下げて行う方法をとりました。
2つ目は、通常は日本国内の腕のいいフリーランスのクリエイターを見つけるのですが、それだけに頼らず、自前で日本人の構成作家さんと協業し日本人が好む流れを作り、そして映像と台本の両方を統括するディレクターを社内で育てることにしました。それを構築したのがTSUTA-WORLD(ツタワールド)になります。
日本はもちろんなんですけど、海外からのオファーなどもあるんですか?
山岡さん:海外展開に関しては、直近ではまだないです。
展開するとしても受注額が日本よりも高い地域だったらできると思います。例えばカナダとかは良いなと思っています。
また弊社は第三者機関による調査でも、説明アニメ動画制作会社として1位をいただいており、実績としても、この2年という短期間で270社に導入させていただいているので、海外でも提供し一定の成果を上げられると確信しています。
これまでに苦労したことなどはありますか?
山岡さん:私自身、これまでの仕事が苦労の連続ですね。
元々、印刷会社出身でして、そこでは印刷と簡単なデザイン業務を行っていました。印刷機に乗せるロール紙が大きく、1ロール300キロぐらいあるんですが、それを手押しで回して印刷機にセットするんです。ただ紙はすごく重いので腰に負担がかかり、ヘルニアになってしまい退職しました。
その後、レンタルビデオ屋に就職をして店長になったのですが、そこも辞めてしまい、お金もなくなってしまったので短期的ですがホームレスになって砂利の上で寝るという体験もしました。1ヶ月ぐらいホームレス生活をしていましたが、そのあと諦めて北海道の実家に帰り、独学でWEBデザインの勉強をしたんです。
そうするとアフィリエイトでお金が入ってくるようになったので、それを機にまた就職をしようと思ったのですが、次に入った会社がブラック企業だったんです。働きだして1年ほどたったとき、ほとんどの人が辞めていて、気づいたら自分の社歴が上のほうになっていて、最終的には体がついていかなくなり倒れてしまい、そこも退職しました。
そして、少し休養をとってから、もう一度就職をしたのですが、その会社は社長のパワハラが酷く、最初のころは社長の顔色を伺いながらずっと仕事をしていましたね。給料は少ないし、親に仕送りもしていてしんどかったので、その時に以前、勉強していたWEBデザインを副業にすることにしたんです。
そうすると、副業で200万円ぐらい稼げるようになり心に余裕が出てきて、本業の社長に対しても言いたいことを言えるようになってきたら、なぜか今度はその社長から可愛がられるようになったんです。
その会社は英会話スクールを運営しており、そこのWEB部門のトップを任されるようになりました。それから英会話スクールのマネージャーをし、全体の統括マネージャーもやるようになり、実質専務のようなポジションにまでなりました。
いい形で昇進しましたが、当時は28歳ぐらいで若くして出世したので自惚れてましたね。その時は業務なので仕方なくですが、リストラや給料カットの担当もしていたので、従業員から恨まれて解任要求を出されてしまい、それによりそこも退職となってしまいました。
その後、副業で知り合った会社から「うちに来ませんか?」という話をいただき就職したのが、前職の映画の宣伝、制作配給会社ということになります。
現在、従業員の方に対してはどのような思いがありますか?
山岡さん:会社員のときに人はつけ上がってのぼせてしまうと、下を叩くようになるということを学んだので、今はその教訓を活かして、社長は1番下の組織だというようにしています。私は全従業員の誰よりも働きます。社長は従業員のために働き、従業員は顧客のために働いてもらっています。
感覚的には逆三角形を思い浮かべていただくとイメージしやすいかと思います。逆三角形の下の部分は私です。自分の経験から副業もOKにしていて、副業を通して人生が豊かになり能力も成長したので、みんなにも経験してもらいたいし、その経験を会社での仕事に活かしてくれることを期待しています。
今現在の課題などはありますか?
山岡さん:課題は山積みですね。
売り上げを作らないといけないですし、採用も行わなければいけませんし、資金調達も必要です。社長にとって1番重要なのは売り上げを作ることで、その次に従業員教育、設備投資だと考えています。
今後の展望について教えてください。
山岡さん:我々がお客様から求められているのは売り上げと集客です。
それに対し、我々は動画制作ができるので、動画DXソリューションカンパニーとして、お客様のお役に立ちたいと思っています。具体的には動画を使い様々な集客、商品、販促関係を組み合わせて効率的に売り上げを作り、集客を上げていきたいです。
現在、動画DXと言っているのは我々だけなので、「動画DXソリューションカンパニー」という枠組みでは日本No.1のブランドとして、世界で通用するようになりたいです。世のため人のため、世の光のように、ということで「YONOHI」ですので、これからも動画を使って世の中に貢献していきたいなと考えています。
山岡さんが経営者におすすめする本を教えていただきました!
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投稿者プロフィール
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新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!
就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。
代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!
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