今回はアド.プランニング株式会社代表、丸山登氏にお話を伺ってきました。
「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。
ぜひご覧ください!
会社名称 | アド.プランニング株式会社 |
代表者 | 丸山登 |
設立 | 2010年9月1日 |
主な事業 | 賃貸初期費用後払い(無金利分割払い)がえらべる不動産サイト Work Full House(ワークフルハウス)の開発、運営 |
社員数 | 10名(役員・アルバイト含む。他、業務委託社員7名在籍。) (取材時) |
会社所在地 | 東京都新宿区西新宿1-26-2 新宿野村ビル32階 |
会社HP | https://wf-house.com/2020/12/08/atobarai/ https://wf-house.com |
現在の事業内容についてご説明をお願いします
当社は「不動産に関わる人のより良い暮らしを創造する」をミッションとして掲げています。
主な事業としては、不動産のメディア事業と不動産仲介業をしております。
事業によりお客様もそれぞれ異なり、不動産のメディア事業は、物件の広告の掲載媒体を探している賃貸人様や不動産の所有者がお客様で、不動産仲介業は主にお部屋を借りたい方がお客様です。
メディア事業は具体的にどのようなことをされていますか?
私たちはメディア事業として、特徴的な取り組みを行っています。それは、不動産を借りたい人が、借りるタイミングで負担のかかる諸費用について、最大無金利で分割できるサービスをコアテーマにしております。
どのようなものかというと、一番身近な例としては、携帯を買うときに本体代金を無金利分割で支払えるというプランがありますよね。このプランは買う側からするとデメリットがないので、利用する方がほとんどだと思います。弊社が提供しているのは、そのプランの不動産バージョンです。引っ越したいけれど自己資金がない方と空き家で困っている大家さんをマッチングしており、借りた人にも貸す人にもメリットが大きいサービスです。
双方どちらの方にも喜んでいただけると思いますのでぜひお問合せください。また、広告掲載のオプションとして、ご所有の賃貸物件が空いていても埋まっていても、先に家賃をお支払いする事が出来るサービスも関連会社と連携して提供しておりますので、広告を出したい大家さんがいらっしゃいましたら是非お気軽にご連絡ください。
学生時代何か熱中していたことはありましたか?
中学時代はバスケットボール部に所属しスポーツに没頭していました。中学校3年生の時に音楽に興味を持ち、大学までの約8年間は軽音部活や軽音サークルに所属をしていました。主にコピーバンドといって洋楽・邦楽の色々なジャンルのバンドをコピーして演奏していました。好きな音楽はマニアックなのもが多かったですね。
経営者になろうと思ったきっかけについて教えてください
父親が家電の小売店の2代目社長でしたので、間近で父の仕事ぶりを見ていました。父は28歳の時に1代目社長の祖父から会社を引き継ぎました。自然と父に対してライバル心があって、いつかは起業しようと大学生の時に思っていました。
不動産業界に入ったのはなぜですか?
大学3年生の時に彼女と旅行でペンションに泊まったときの経験が大きなきっかけとなっています。丁度ペンションオーナーの方と話す機会があり、どういう気持ちで独立したのか、独立後どのような気持ちでオーナー業をしているのかなど詳しく話を聞きました。オーナーの話を聞いた後、「自分で稼いで生きていくってかっこいいな」と改めて感じました。このことがきっかけで、将来、自分で企画して経営する仕事が良いなと漠然と考えていたのが、用地を買ってペンションを建築するのも面白そうだと具体的なイメージに変わっていきました。そして最終的には建設業界と繋がりを持ちたいと思い、大学卒業後はハウスメーカーに就職しました。
サラリーマン時代のエピソードを教えてください。
サラリーマン時代は主任を飛び級して、3年目に支店最年少で係長に抜擢されたのが良い思い出です。ただ良いことばかりでなく、お客様を泣かせてしまうような会社の仕組みにストレスを抱えていました。賃貸住宅を建てていただいた後、家賃が相場と乖離していたり、空室がなかなか埋まらないと、大家さんへ家賃を減額していただくよう交渉する業務があります。つまり、私たちから家賃を下げてもらうように、ひたすらお願いする仕事なのですが、これは非常にストレスフルな業務でした。家賃を値下げすることで、中には生活に支障を来したり、銀行返済が出来なくなる方もいらっしゃるので、精神的に辛い業務でした。
起業のきっかけについて教えてください
いつかは起業したいと思いつつ、なかなか決心がつけられない時代がありました。その時、ノートに「このままサラリーマンを続けることのメリット・デメリット」、「起業することのメリット・デメリット」を書きました。そうすると、頭の中で考えていることを見える化でき、起業することの方がメリットが大きいことが分かったことで、起業する決意を固められました。
起業してから苦労したことはありますか?
現在進行形で結構苦労をしています。経営を続けていく中で苦労や悩みは絶えないものだと思っていますが、起業して12年の経験の中で一番きつかったのは、上手くいっていた事業が突然市場ごと消えてしまったことですね。
私たちは民泊事業者の方に対して、清掃業を中心とした不動産の管理の仕事を請け負っていました。かなりうまくいっていたのですが、オリンピックに向けて法整備があり、民泊関連の法律「民泊新法(住宅宿泊宿泊事業法)」が制定されて実質民泊事業が成り立たなくなってしまった事に加えて、新型コロナウイルスの影響で外国人が日本に来れなくなってしまったことのダブルパンチで、業界全体が完全に立ち行かなくなりました。弊社だけでなく、市場全体がほぼ消滅してしまったので、とても印象深く、かつ大変辛い経験となりました。
つらい局面を乗り越えてきた丸山様の、経営をするにあたっての心がけはありますか?
経営をするにあたって「絶対」ということはありません。不確実性は必ずあるので「何が起きても動じない」ことが重要です。何かが起きても、それは次につながる可能性があるという前提で物事に向き合うという心がけをしています。この考えは経験の積み重ねで身につきました。多かれ少なかれ経営をしていると想定外の出来事が起きます。何が起きてもネガティブにならず、「もう絶対駄目だ」とは思わないようにしています。
今後の展望について教えてください
株式会社SHIKITARI®︎(シキタリ)という、不動産業界でよりイノベーティブな事業を展開している関連会社があります。この株式会社SHIKITARI®︎(シキタリ)とアド.プランニング株式会社でシナジーをもっと高めて相互に有効な戦略を描きながら成長させていきたいです。
また、不動産の流通の業界が今変革を迎えており、今年の5月から電子契約が有効になります。とても大きな変化だと思っていて、変化が大きいということはビジネスチャンスにも繋がります。我々が成功のモデルケースを作っていけるよう、日々邁進しています。
起業を志す方にメッセージをお願いします
起業する以上は自分のやりたいことをやり続け、結果としてお金が回っていることが理想です。自分の資産を増やすことを目的にすると不思議と事業はうまくいきません。自分自身のお金を増やすことだけを目的にしてしまうと、どうしてもお客様は付いてこないので、ピントがずれないように心掛け続けてください。そして社長という立場は誰も道しるべを作ってくれないので、日々の心がけが重要になります。本質的には、自分のやりたいことありきでお金の流れを作っていくと、比較的事業が進みやすくなり会社が成長すると思っています。
経営者に向けたおすすめの本はありますか?
神田昌典氏の著書『60分間・企業ダントツ化プロジェクト 顧客感情をベースにした戦略構築法』です。特にマーケテクングが苦手な方に読んでいただきたいです。物作りが得意な社長さんは多いと思いますが、その製品を受け取ってもらいたい人にうまく伝えていく方法については知らない人がほとんどです。自社の製品の良さが届くべき人に正しく届き、広まっていく方法が書かれていているので、私自身とても役に立ちました。
神田昌典ダントツ企業実践オーディオセミナーvol.103 茂木健一郎「脳科学が拓く!ビジネスの可能性 神田昌典 神田昌典氏が各界著名人にインタビューするCDセミナーシリーズです。◆ゲスト=茂木健一郎(脳科学者)「脳科学が拓く!ビジネスの可能性」(2008年2月収録) 【商品構成】CD2枚(約72分+66分。3倍高速リスニングセッション併録)、書き起こし冊子1冊、収納ケース
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投稿者プロフィール
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新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!
就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。
代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!
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