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株式会社TIME MACHINE代表取締役社長 石澤秀次郎氏

今回は、株式会社TIME MACHINEのCEO・代表取締役社長、石澤秀次郎(いしざわしゅうじろう)氏にお話を伺ってきました。

「テクノロジーで新たな価値ある時間をつくる」ということで、時間に関するサービスの開発に取り組まれています。「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。

ぜひご覧ください!

 

株式会社TIME MACHINE 会社概要

会社名称 株式会社TIME MACHINE
代表者 石澤 秀次郎(いしざわ しゅうじろう)
設立 2019年11月1日
主な事業 AIスケジュールコンシェルジュサービス「スケコン」の企画・開発・運営。

名刺&請求アプリ「名刺DE請求」の企画・開発・運営。

カフェ・スペース検索アプリ「電源CAFE」の企画・開発・運営。

社員数 15名(取材時)
会社所在地 〒150-0047 東京都渋谷区神山町5-20 ZINE YOYOGI-KOEN 2E
会社HP https://time-machine.co.jp/

 

 

起業されるまでのご経歴を教えてください

株式会社オンワード樫山というアパレルに、新卒で入って3年勤めました。
もともとWebや映像にも興味があったので、クリエイターの勉強をするために仕事を辞めて、デジタルハリウッドという専門学校に行きました。
プログラマーやWebデザイナーを目指していたんですけど、才能がないなと思って辞めて、ディレクターや映像のプロデューサーをやるようになりました。

その後に、株式会社ソニックジャムというWeb会社に入り、Webディレクターを3年半くらい勤めました。
もともとサービス開発をしたいという思いがあったので、資金を作るために、クリエイティブエージェンシー株式会社EPOCHを立ち上げました。

株式会社EPOCHでは、DISOさんのロゴの変更やブランディング、大河ドラマの真田丸や紅白のオープニング、日産、ポケモン、サンスターのCM、Webサイト、DESCENTE(デサント)を担当しました。

いろんなチャレンジをしながらも、サービス開発をやりたいという思いはどんどん強くなり、2019年の11月に株式会社TIME MACHINEを立ち上げました。

 

 

サービス開発をやりたいと思ったきっかけは何ですか?

もともと僕は才能ある人を集めて仕事をするのが上手なんです。

大学生の頃からSNSで知り合った人たちと物作りをしていました。なので、ずっとインターネットにまつわるところで生まれた交友関係をもとにビジネスをやっていたので、そういうサービスをやりたいと思うようになりました。

端的に言うと、SNSを作りたかったんです。Web製作会社ではキャンペーンサイトを製作していましたが、キャンペーンサイトというのは、どんなに一生懸命に作ってもクローズしてしまいます。

なので、みんなに愛されるLINEやFacebook、Twitterのように、ずっと残るサイトやプラットフォームを作りたいなという思いがありました。

 

 

株式会社TIME MACHINEの事業内容を教えてください

会社のビジョンは「Time is Money, Time Makes Value.」です。
「時は金なり」とよく言いますが、時はお金以上のもので、時が価値を生み出していくと考えています。

高齢化社会になってきた今、働く時間や生産性というのがキーワードになっています。就労可能な若い人たちが少なくなっていく中で、AIが出てきました。
AIというのは、人間がやらなくてもよい非生産的なものを肩代わりしてくれて、僕らを自由にしてくれるものだと考えています。

人生において無駄な時間を減らすことが、新しい時間を作ることだと思っています。それが新しい価値につながるということで、「Time is Money, Time Makes Value.」なんです。

なので、新しい時間から新しい価値を作るというのは、体験だったり、リラックスする時間だったり、新しいチャレンジだったり、人それぞれだと思います。

株式会社TIME MACHINEでは、データとAIを使って無駄を減らし最適化することによって、新しい時間を皆さんに提供するお手伝いをしています。

 

 

「ScheCon」は、時間の無駄を省くためのアプリだと思いますが、このようなアイデアはどのように生まれたのですか?

メール・Twitter・LINEなどの人が人に会うための道具があっても、結局、誰かに会うための最後のハードルは日程調整だと思います。
多くの人はこの作業がとても面倒に感じて、人と会うのをやめてしまいます。日程調整によって断たれてしまう出会いが多々あるということです。

逆に、日程調整のハードルが下がれば、1人でも多くの人に出会うことができます。人間の想像力は意外にチープで、自分が思っている以上に人の価値は物差しでは測れないと思っています。
例えば、結婚相手がもともとタイプではなかった人とか、嫌なやつだと思っていたら、実はいいやつだったというケースは少なくないですよね。

日程調整の負担を極限まで軽くしてあげることが、新しい社会だったり、新しい経済だったり、新しいビジネスだったり、新しい恋人だったり、家族だったり、子どもだったりが生まれるきっかけになると思っています。

今は一番開発が面倒くさい日程調整の部分をやって、次はコミュニケーションをサポートするメッセージの部分を作って、その後、ビジネスマッチングや素敵な出会いを作るターゲティング広告を作りたいと思っています。

 

 

お客様のイメージはありますか?

お客様のイメージは、営業マン、採用担当者、あとは不動産仲介の方、士業の方、お医者さんとかです。

現状、病院はかなり並ばないといけないので、改善ができる部分だと思います。
また、診療した先生や電子カルテも含めて、病院の紹介先にデータをデジタルで運べるようになったら、もっとスムーズになるかなと思っています。

 

 

苦労していることはありますか?

サービス開発は、お金が先行してどんどん出ていくので大変です。このサービスを使ってもらうために、2021年だけで2500名くらいに会っているんです。
毎日打ち合わせを8本から多い時は16本入れて、毎週人と日程調整して会っています。いろんな人の意見を参考にしながら、サービスをブラッシュアップしています。

大きなことをやろうとしているので、そこに対して理解ができなかったり、想像してもらいづらかったりというのはあると思います。
例えば、携帯電話を作りたいという人がいて、なんで電線なしで電波を飛ばせるのか、実現するまで想像できなかったのと同じです。それに近しいことをやろうとしているので、そのあたりに苦労しています。

それから、自分が一番ロイヤルカスタマーであり、ロイヤルユーザーであり、サービスに対して一番のアンチでもあるべきだと思っています。
サービスで使いづらいなという部分を厳しい目で見て、サービスをもっと良くしていく努力をしようと思っています。

 

 

社員の方に求めるものは何ですか?

三つあります。

一つ目は、素直な気持ちがある人です。忖度したり、うそをついたりしないというのがすごく大事だと思います。だから、僕らに対しても良くないものは良くないと言ってほしいです。

二つ目は、他人に興味を持っていることです。他人に興味があると、嫌われたくないとか、他人に優しくできるからです。

三つ目は、提案できるかというところです。こうすれば相手が喜んでくれるかなとか、こうすれば相手のためになるかなという利他的な提案です。
相手に喜んでもらえることが自分の幸せになる、それができるかが大事だと思います。

 

 

今後の展望や夢はありますか?

労働生産人口が減るので、未来のよりスマートなワークスタイルを作っていくために、ビジネスマンの人生において必須なSNSを作りたいなと思っています。

 

 

会社のPRをお願いします

株式会社TIME MACHINEでは今、三つのサービスを提供しています。

一つ目は、「ScheCon」です。日程調整サービス、オンライン名刺交換ができるアプリです。

(ScheCon https://schecon.com/

二つ目は、「DENGEN CAFÉ」です。全国で充電できるカフェを探せるアプリです。330,000ダウンロードされていて、月間ユーザーは18万人いるサービスです。

(DENGEN CAFÉ https://time-machine.co.jp/service/dengen-cafe/

三つ目は、「おかねチップス」です。パラレルワーカーやフリーランス向けのWebメディアです。お金や仕事、働き方に関する役立つ情報を発信しています。

(おかねチップス https://okanechips.mei-kyu.com/

 

それぞれ多角的なサービスですが、全部に一つの軸があります。それはBtoPです。Business to Personで、Personがワーク(Work)とプライベートという2軸だと思っています。
そこを越境できるようなもので、かつ、皆さんの時間の無駄になるものを排除して、人の才能と時間を最大限に活かすサービスを引き続き開発・提供していきます。

 

 

 

石澤さんに、経営者におすすめの本を教えていただきました!

『孫正義の焦燥 俺はまだ100分の1も成し遂げていない』 大西孝弘 (著)

ソフトバンクの孫正義社長は現役最強の経営者だ。
しかし、このままでは歴史に名を残す経営者にはなれないのではないか。
本書では孫社長や関係者へのインタビューを基に、そんな問いを投げかける。

短期的に競争に勝つことだけを考えた経営者であればその戦略は正しい。
しかし、孫社長は「情報革命で人々を幸せに」という理念を掲げ、事業の求心力としている。
さらに300年間発展し続ける組織作りを目指している。
歴史に名を残す経営者になるために、これらの課題にどのように立ち向かっていくのか。
孫社長や関係者を徹底取材し、経営者「孫正義」の実像に迫った。

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投稿者プロフィール

『社長の履歴書』編集部
『社長の履歴書』編集部
新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!

就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。

代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!