今回は株式会社タカベル代表、高畑 洋平氏にお話を伺ってきました。
「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。
ぜひご覧ください!
会社名称 | 株式会社タカベル |
代表者 | 高畑 洋平 |
設立 | 創業日:2021年4月1日
設立日:2024年8月8日 |
主な事業 | 中学受験の学習コンサルティング、コーチング、学習指導 |
会社所在地 | 神奈川県横浜市神奈川区三ツ沢上町7-8 ハイツジュネス203 |
会社HP | https://takabell.com/ |
事業内容を教えてください
株式会社タカベルは「後悔しない・させない中学受験を」を理念に、集団塾に通っていないご家庭に特化した中学受験のコンサルティングを行っております。
「中学受験のコンサルティング」は学習塾とは異なり、ただ勉強を教えるものではありません。
お子様のやる気を引き出し、性格や個性に合わせた学習計画、志望校の選定、モチベーションアップなど、厳しい受験生活を乗り越える包括的なサポートを行い、最短ルートで志望校合格を目指すものです。
中学受験は家庭学習の時間も多く、親御さんの負担も計り知れません。特にやる気が出ずに勉強に手がつかないわが子を見て、焦りからきつく当たってしまい、そのことに悩む方も多く見てきました。
そこで、第三者であるタカベルが間に入り、中学受験生活をトータルサポートすることで、お子さんのメンタルだけでなく、親御さんのサポートもできると考えております。
タカベル流のコンサルティングは「どんなによい授業を受けても、家庭学習の確固たる計画・勉強法と本人のモチベーションがなければ、結果は出ない」という視点から出発しています。
中学受験にご不安な方は、ぜひ一度タカベル流の中学受験コンサルティングをご検討ください。
なぜ集団塾に通っていないご家庭を対象とされているのでしょうか?
中学受験では集団塾に入り、追加で家庭教師や個別指導をされる方が多くいらっしゃいます。しかし、集団塾が向かないお子様も一定数いるので、それに一石を投じるべく、入会するためには「集団塾に通っていない」ことを条件にしました。つまり、当社だけで中学受験をお任せいただく仕組みになっています。
これまでは成績や集団塾の通塾の有無に関わらず、中学受験にお困りの方はどのご家庭でもウェルカムでした。ですが、成績を上げるには、やはりある程度宿題のコントロールが必要ですし、お子様に合ったカリキュラムを提供してあげないと成績アップを実現することはできません。また、塾に行くとどうしても毎週のテストに向けて勉強する必要があるので、一度勉強が遅れてしまうとなかなか追いつくことができず、負のスパイラルに陥ってしまいます。だからこそ、当社は完全オーダーメイド型でその子に合った学習環境を提供しているのです。
2025年2月からの新サービス「塾なしでタカベル流合格への道」について詳しく教えてください
「塾なしでタカベル流合格への道」は3つのコースから選択することができ、ご家族に合った形を選ぶことができます。
・コンサルプランは別の個別塾や家庭教師に通学され、セカンドオピニオン的なコンサルの役割を希望される方向けのコースです。
・スタンダードプランはある程度やる気があるお子様や、自分で学習できる力を持っているお子様に最適です。たとえば、宿題やテストのプレッシャーに左右されやすく、集団塾での上下関係がストレスになるお子様に向いています。過去の合格実績から見ても、週2コマの授業で効率的に成果を出せたご家庭が多かったため、一番人気のあるプランとなっています。
・プレミアムプランは勉強へのやる気が低下しているお子様向けです。コーチングを通じて、1週間ごとの目標設定や、中学受験の意義を一緒に考え、お子様のモチベーションを引き出します。ただ教えるだけでなく、「何のために中学受験をするのか」という根本的な部分をお子様と共有することで、長期的な学習意欲を育てます。
もしご興味ある方は現在無料面談キャンペーンを実施しておりますので、下記のQRコードよりお気軽にご連絡ください。
高畑社長は中学受験をご経験されましたか?
はい。芝中学校へ進学しました。小学4年生から地域塾に通い、5年生からは大手集団塾に通い始めました。私が早生まれだったため、親が将来を心配して私立に入れたいと考えたことが中学受験をするきっかけです。しかし、無事に志望校に合格したものの、受験生活にはとても苦労しました。なぜなら、集団塾では周りの優秀な生徒に圧倒され、できない自分に嫌気がさしただけでなく、消化不良になってしまったからです。
ですが、入った中学校では学力・経済感覚も近い子が集まっていたため、和気藹々とした環境で自分の人格も変わったと感じました。中学受験は良くも悪くも私の人生に大きな影響を与えました。
昔から起業や教育関係に興味があったのでしょうか?
ないですね。高校2年は理系で、3年生は文系に変わったくらいで、やりたいことは明白ではありませんでした。しかし大学受験時にリーマン・ショックが起きたことをきっかけに、大学では商学部で経済を学びました。
そして、大学時代は教育関係のアルバイトに熱中しました。集団塾の講師、個別指導、家庭教師など教育業界のアルバイトはほぼ体験しました。
講師の一言でお子様が良い意味でも悪い意味でも変わる場面が何度もあり、教育の仕事はお子様の人生を変える仕事で、とても尊いものだと実感しました。
新卒では教育関係の仕事を選ばれたのでしょうか?
いいえ、みずほ銀行に入行し、法人融資を担当しました。業務を通して、普通では出会えない中小企業の経営者にお会いできたのはとても貴重な経験でしたし、学びも多い日々でした。しかし、銀行で働く傍ら、教育に携わる仕事をしていきたい気持ちが強くなっていきました。なぜなら、これまでお客様や経営者の方から学んだことを、教育者としてお子様に還元したいと考えたからです。
そこで一念発起して、通信教育で教員免許を取得し、都内の私立小学校に転職しました。
なぜ小学校の先生になったのですか?
過去の経験から「同じ教える仕事でも、小学生と中学生では全く違う」ことを実感し、小学生に対して教える仕事にやりがいを感じたからです。
小学生はまだ純粋で大人の影響を受けやすい存在であるため、教える側である大人自身がしっかりしていないと、子どもたちの方向性がどちらにでも大きく揺らいでしまいます。
より教育者としての実力とこれまでの経験が活かされる仕事だと考えて、小学校の先生になりました。
なぜ独立を考えたのでしょうか?
集団塾との両立での劣等感があるからか、受験をするお子様がどんどん自信を失っていく姿を見てきたからです。私が勤めていた学校は、ほぼ全ての生徒が中学受験を目指す特殊な環境でした。そのため、学校の授業も中学受験に特化したカリキュラムで、中間テストや期末テストの成績によってクラス分けがされていました。
成績が良い子どもたちは学校生活を楽しんでいましたが、一方で成績が振るわない子どもたちは劣等感を抱えることもありました。加えて個人面談では親御さんから中学受験に関する悩みを相談されることも多く、その都度中学受験の現場における課題や、子どもたちが抱えるプレッシャーに向き合ってきました。
中学受験がここまで激化してなかった時代でしたが、頭を悩ませている親御さんの姿を見続けてきたことから、もっとお子様や親御さんのサポートをしていきたいと強く思い、個人事業主として2021年4月に創業しました。
経営者として大変だったことを教えてください
事業がニッチな領域なので怪しがられることもあり、信頼を得るまでが大変でした。だからこそ、今でも事業認知のためにSNSの活用やブログの執筆を頑張っています。また本を出版したり、積極的に取材をお受けするようにしています。
またニッチな事業なので、属人性が高く、他の人には任せづらい分野でもあります。現在は保護者対応をはじめ、社内教育を行いサービスの質を均一化することが課題です。
社内ではどのような教育をされていますか?
まずは言語化をしようと思いWord30〜40枚ほどのマニュアルを作りました。
ただ、実際の仕事ではマニュアルに書かれてある実務的な部分だけでなくマインドを大事にしています。本当に悩みに悩んで藁をもすがる思いで来ていただいている方もいらっしゃいますので、そのような方に向けて、レスポンスの速さや相手に寄り添う姿勢を大切にするように伝えています。
今後の展望を教えてください
短期的な展望は、塾なしでの中学受験を世の中の当たり前にしていく社会を作ることです。
中長期的な目標は社会問題化している教員不足を解消することです。
少子化が進む中で、親御さんの高学歴化も進み、一人の子どもにかける教育熱や教育への投資が増加し、学校や塾への要求も厳しくなってきているように思います。すると先生たちが過度なプレッシャーを感じ、離職してしまうことが増えており、これが教師不足に繋がっています。
タカベルの事業を通して、教育に関する社会問題の解決に寄与したいと考えております。
おすすめの書籍を教えてください
稲森和夫さん著書『生き方』です。
考え方一つで人生は切り開けることを学びました。一つの事象が起きたときにネガティブに捉える事も人間なのであります。しかし、逆境をもプラスに捉えると、ピンチをチャンスに変えることができます。
この事業をしているとやはり親御さんからお叱りをいただくこともあります。そんな時こそ、コミュニケーションを頻繁に図り、ご家庭と心の距離を縮めることを私は心がけています。マインドセットを学べる1冊です。
中学受験を控えている皆様におすすめの本はありますか?
私の著書『タカベル流! 中学受験合格者が行った15の逆転策: ~子ども目線の学習法と戦略で逆転合格~』を是非読んでいただきたいです。各科目の家庭学習での勉強の仕方、親御さん・お子様のモチベーションアップについて書いています。注目をしてほしいのは「戦っているのはお子様」ということです。気持ちよくお子様を戦場に向かわせるために、親御さんはどうあるべきかを知っていただける内容となっています。
ぜひご覧ください!
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投稿者プロフィール
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新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!
就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。
代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!
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