今回は株式会社SK Japan Works代表、佐々木利一氏にお話を伺ってきました。
「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。
ぜひご覧ください!
会社名称 | 株式会社SK Japan Works |
代表者 | 佐々木利一 |
設立 | 平成22年7月27日 |
主な事業 | 営業コンサル事業部
造園事業部 アウトドア事業部 EC事業部 |
社員数 | 10名(取材時) |
会社所在地 | 大阪府大阪市西区江之子島1-7-3
奥内阿波座駅前ビル14階 |
会社HP | https://sk-japanworks.com/ |
現在の事業内容についてご紹介をお願いします
株式会社SK Japan Worksでは人材派遣と造園事業、防犯カメラの販売をしております。最も力を入れているのが、造園事業で「お庭の相談窓口」という名前で事業を展開しています。今後は分社して違う法人にすることを目指しています。
お庭の相談窓口はお客様からの希望を聞いて作った事業で、造園全般を相談いただけるサービスです。具体的には、企業や大学、神社や公園など法人に特化し、庭園づくり、エクステリア工事、樹木の管理作業をおこなっています。お客様に寄り添ったサービスを実施しており、多くの大手企業や学校法人からご好評いただき、リピート率も95%となっています。
造園の職人さんはお客さんにとって喋りにくい方が多いそうですが、当社ではできるかぎり目配りや気配りに心がけています。造園を専門にしていた元教授や元万博公園の設計関係者などの実績のある職人やコンサルタントを抱え、しっかりとコンプライアンスを守り、現場に落とし込んでいるところが他者との差別化であり、お客様からも喜ばれているポイントです。例えば、書類対応などのお客様対応がスピーディーにできるよう、組織や社内の仕組みを整えたり、また造園業のイメージをより良くするため、清潔感のある白い制服を導入し、身だしなみにも気を付けています。
法人によっては、コストダウンを意識して花壇や植栽に手を入れていないことが多いと思いますが、手を入れることで取引様からの企業イメージの向上にもつながります。通常あまりコストをかけない花壇や植栽など細部までにもこだわることが、その企業の経営姿勢や理念にも通じていると感じています。
今の造園業はサービス業だと思っているので、しっかりとした接客でコストパフォーマンスの高い仕事をしていきたいです。当社は事務作業の部分もしっかりしているので他者様と比較して必ず違いを実感していただけます。規模に関わらず、どんな現場にも対応できますので関西方面の皆様はよかったらご相談ください!
学生時代はどのようにお過ごしでしたか?
私は本当に遊んでばっかりいました。中学生の頃はバレンタインデーに友達同士で「激まずチョコレート」を企画しました。チョコを溶かして様々な食材を入れてハート型にして、友人の下駄箱に入れました。友人が食べるところまで見守ってみんなで爆笑していました。
土日は朝7時から夜6時まで釣りしたり、友達の家まで行くのに自転車で山を1つ越えたりしたのも思い出です。
就活時代や社会人時代はどうでしたか?
実家のある岡山県で内定が決まっていましたが、辞退して大阪に出てきました。
色々なことに興味がでて、営業職や販売職などを転々としていました。その場その場で覚えることがたくさんあり、それがスキルに繋がっていきました。仕事はいかに自分が楽にできる環境をつくるかが大切だということも仕事から学びました。
また、接客をやってなかったら、営業もうまくいってなかったし、営業をやってなかったら経営者もできてなかったと思います。様々な仕事を経験し、良い面を吸収したからこそ、今の自分がいると思います。
どうして独立されたのでしょうか?また起業当初はどのようなお仕事をされていましたか?
学生時代は母子家庭でお金がなく、劣等感がすごくあり、自分が社会人になったらお金持ちになりたいと考えていました。しかし社会人になっても家賃や奨学金などの支払いが多くなかなか贅沢はできませんでした。だからこそ独立してお金を稼ぎたいと思っていました。 最初は個人事業主としてホームページやブログを作って広告収入を得る仕事をしていました。しかし入れ替えが多く、今後数十年やっていくのかと思うと難しいと判断して諦めました。そこから人材紹介の仕事を始めて軌道に乗っていきました。
独立後に苦労したことを教えてください
1つひとつ歩むごとに壁があり、クリアしていかなければならなかったことが苦労でした。
キャリアがない、学歴がない、技術がない、知識がない、人脈がないという状況でしたので、一歩進んだら修羅場、さらに進んだら修羅場でしたね。分からないことばかりなので、すべて勉強しなければならないし、学んだことが正解かも分かりませんでした。また自分のやりたいことで収益を上げることは難しかったです。今振り返ると、1円を稼ぐことはとても簡単です。お客様の求められることをやっていけば自ずと結果はついてきました。
稼げるようになった次の目標は何でしたか?
1円稼げるようになっていくと次は会社の収益を持続させる難しさに直面しました。会社を持続させるためには他者との差別化が必要です。私たちは人材紹介にて「真面目な正社員を育てて派遣する」ことにフォーカスして事業を大きくしていきました。また自分の後釜を育てることに力をいれました。私と同じくらい意欲を持って事業を引っ張っていってくれる人を探していくのは大変で、社員に対して「なんでここまでやってくれないの?」と思うジレンマを感じてしまうことも多々ありました。振り返ると、当時の私は仕事の目的を伝えていなかったので、ワンマン経営者みたいになっていました。私がいなくても大丈夫な環境を作ることは難しかったですね。
どのように乗り越えたのでしょうか?
自分が成長したい項目に合った本を読んで学び、さらに経営者の先輩や取引先様からの意見をお伺いしていました。
また、良い意味で“諦めたこと”が功を奏しました。
私が造園業事業を始めてからとても忙しくなってしまい人材派遣に手が回らなくなってしまったのですが、すると社員に責任感が芽生えていつの間にかのびのび働き、仕事ができるようになっていました。私が明確に目的や意味を伝えずに指示をしていたので、仕事が曖昧になっていたのだなと改めて勉強させてもらいました。経営者は目的だけ伝えて補正していくのが仕事だと実感しました。
今後の展望を教えてください
「お庭の相談窓口」を日本一にして、造園で有名になりたいという野望があります。
お庭のことでちょっと相談したいなと思ったとき、相談してもらえる仕組みをしっかりと作りたいです。会社やサービス名の知名度だけでなく、お客様の想いや現場での品質を落とさずに、これからもこだわりをもって「お庭の相談窓口」を続けていきたいです。
経営者におすすめの本を教えてください
成長に合わせた本をとにかく2~3冊読んでみると良いですね。リーダーシップ、マーケティング、広報、ランチェスターなど沢山の本があるのでまずは手に取ってみることをおすすめします。その中でもおすすめの本は以下の4つです。
1.『経営者に贈る 5つの質問(PFドラッカー)』
例えば、好きな人に猛烈アタックをするときに、マイナス方向に全力疾走していることは、本人では気づけません。ちゃんと周りの人に確認して今やっていることが本当にプラスかどうか確認できる本です。
2.『20代から群れから抜け出すために顰蹙を買ってでも口にしておきたい100の言葉(千田琢哉)』
3.『死ぬまでに仕事に困らないために20代で出逢っておきたい100の言葉(千田琢哉)』
千田琢哉さんの言葉は自分が小さいことしか考えてなかったなと反省し、気が楽になれる言葉がつまっています。
4.『リーダーが身につけたい25のこと(鈴木義幸)』
人についてきてもらえるリーダーシップとは何か、自分がどうあるべきかが書かれてあり、とても勉強になります。
よかったら読んでみてください!
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投稿者プロフィール
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新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!
就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。
代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!
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