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株式会社RC代表 大堀 直樹氏

今回は株式会社RC代表、大堀 直樹氏にお話を伺ってきました。

「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。

ぜひご覧ください!

 

 

会社名称  株式会社RC
代表者 大堀 直樹
設立 2008年
主な事業 買取事業/フランチャイズ事業/リサイクル輸出事業

(買いクル/ウルフエージェント/ECOネコ/ECO侍・事故車の買取窓口/フランチャイズ独立の窓口)

社員数 55名(取材時)
会社所在地 東京都大田区東矢口2-18-5 エミネンスコート多摩堤通り1F
会社HP https://www.rc200807.com/

 

 

事業内容を教えてください

株式会社RCはリユース・リサイクル事業を展開している企業です。

出張買取サービスの「買いクル」、中古車販売の「WolfArgent」、SNS運営・運用の「Seven Stars Islands」とそれぞれの事業を分社化しております。

なかでも、2018年からスタートした「買いクル」は無店舗型のフランチャイズビジネスで、全国各地にある100以上の倉庫を拠点として、お客様のご自宅や倉庫へ直接訪問して査定し買取を行っています。2024年は年間で3万5000件の買取を行いました。

また、買取商品は国内外で再販されるだけでなく、寄付は再資源化されるため、エコでサステナブルな事業でもあります。

リユース業界は中身が見えづらく、価格が適正なのか分からないと思います。しかし当社は透明化を図った仕事をしており、見える化した買取業者は珍しいとのことで、様々なメディアに取り上げられています。

 

各サービスの詳細は下記よりご覧ください

買いクル:https://kaikuru.com/

WolfArgent :http://wolf-agent.com/

Seven Stars Islands :https://7si.jp/

 

ここからは、大堀社長のことをお聞かせください。学生時代に熱中していたことはありますか?

私は小さい頃から様々な習い事をやってきました。鍵盤や弦楽器ができたので、高校生の時の進路は「音楽で世界を獲る」ことを第一志望にしていました。当時はGLAYやB’zなど人気グループが台頭しており、バンド活動をする学生も多くいたので、ミュージシャンという職業に強い憧れがありました。しかし、進路指導の先生には「現実を見ろ」と100回以上怒られました。そのときには将来自分が社長になるなんて思っていませんでしたね。

 

高校卒業後は音楽で生きていくのでしょうか?

空調設備会社に就職しました。周りの大人から反対され、とりあえず手に職つけることが正解だと言われたので、技術をつけてから音楽に没頭しようと考えていました。

 

その後、どのようにキャリアを積み重ねたのでしょうか?

ライブや練習、CD制作にお金がかかっていたことや、結婚をきっかけに社会の現実を目にしたことで足元を固めなくてはと思い、将来性のある業界で働こうと考え、リサイクル業界に足を踏み入れました。

中堅のリユース会社に入りましたが、想像以上のブラックな環境が待っており、朝の7時から朝礼が始まって夜の1時前に帰れたら早い方でした。しかし、時間の概念がない中で働いたことで、仕事に対するフィジカル、メンタルが鍛えられ、これが経営者として困難を乗り越える際にとても役に立っています。

 

なぜ起業しようと思われたのですか?

私はトップの成績をあげて、入社1年目で管理職に抜擢され、最終的には150人ほどを統括するマネージャーになりました。「立て直し請負人」として全国最下位の店舗の責任者を歴任し、携わった店舗を全て全国1位に成長させたりと、順調に仕事で成果を出していたのですが、26歳の時、自分が教えていた直属の後輩に初めて営業成績を抜かれました。

当時の自分にとっては衝撃的な出来事だったのですが、ある時その後輩が1冊の本を持ってきてくれました。

26歳で会社を上場させた社長の本だったのですが、これを読んだときに「外の世界では同じ様な年代が頑張っているから、私も別のステージでチャレンジしたい」「たった300人程度の会社で役員になっただけで何調子に乗っているんだ」と思ったのです。

起業を決意するものの引き止めや引継ぎもあったためすぐに辞めることができませんでしたが、その間に事業計画を練ったり市場調査をしたりと準備を進め、2008年に株式会社RCを創業しました。

 

社長になってから大変だったことを教えてください

創業した年にリーマン・ショックが到来したことです。創業時はリサイクル事業と高級車の中古車販売を行っていたのですが、高級車の在庫を多く抱えていたため、単月で2000万円ほどの損失を出しました。資本金300万で作った会社だったので、本当に倒産するかと思いましたね。

また、創業のときは3名のスタッフではじめ、リーマン・ショック直前に2名増員して5名体制になっていたため、会社とスタッフを守ることにも必死でした。朝の8時から夜の1時まで働いて必死に会社の機能改善を試みたところ、なんとか期末には9000万円の売り上げを決算で作ることができました。

これよりもきついことはないという経験を仕事をスタッフと共有できただけでなく、無事乗り越えられたことが経営者としての自信にもつながった出来事です。

 

買いクルはどのようにスタートしたのでしょうか?

初めから出張買取サービスを考えていたわけではなく、もともとは店舗型のリサイクルショップを運営しようとしていました。しかし、店舗運営にかかるコストが想像以上に高く、リスクが大きいと感じました。

また、店舗にすると顧客が持ち込む品物の数も限られてしまうため、集客や売り上げが想定以上に難しいことに気づき、悩み抜いた結果、顧客の家に行って査定を行う出張買取のビジネスをしようと考えました。

しかし、店舗型であれば、駅前などのわかりやすい場所に出店し、広告を出すことで集客ができますが、出張買取店の場合は実店舗はなく、お客様の家まで買取にいくものなので、そもそもこういったサービスがあることを認知してもらわなければなりません。

フランチャイズ展開を絶対に失敗させないために、徹底的にデータを収集し、土壌が整ってからスタートしようと決めていたため、実は私の独断で予定していた時期よりも大幅に開始を遅らせました。

その後、無事に買いクルをスタートしてからも様々な困難がありましたが、その都度乗り越え、いまでは様々な地域のお客様からご好評いただける、主力事業に成長しました。

 

買いクルをスタートしてから、特に印象に残っている出来事はありますか?

6年前に台風10号と11号が襲来し千葉県木更津市にあった輸出用商品の倉庫が半壊し、300坪の在庫がすべて水浸しになったことです。その影響で、数千万円の損失を被ることになりました。さらに、横浜港で保管していた輸出コンテナにも被害が及び、海外バイヤーから大量のクレームが発生しました。

この災害で会社の口座残高が100分の1になったため、また死にもの狂いで働く日がはじまりました。

正直リーマン・ショックのときよりも大きな損害です。しかしこの経験より、予期せぬリスクにどう備えるかを学び、現在の事業運営の基盤が築かれました。

 

リスクマネジメントはどのように取り組まれていらっしゃるのでしょうか?

当社は事業や投資など、何事も必ず3つに分けています。

元々、資産を持った投資家になりたいと思い、投資の勉強をしていたのですが、その際に一点集中するよりも、分散投資が必要だということを学びました。1つの事業が長続きするとは限りません。だからこそ、事業規模や会社規模に応じてこれからも分散しながらリスクマネジメントをしていきます。

 

今後の展望を教えてください

40代で引退しようと考えています。なので、それまでに後継者の育成やみんなが活躍できる場所を作っていきたいです。

 

経営者におすすめの書籍を教えてください

ウォルター・アイザックソンさん著書の『イーロン・マスク 上/下』という、イーロン・マスクの半生を描いた本がおすすめです。経済の勉強をする方は特に楽しめると思います。

ぜひご覧ください!

【Amazon URL】

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https://www.amazon.co.jp/dp/4163917314

 

投稿者プロフィール

『社長の履歴書』編集部
『社長の履歴書』編集部
新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!

就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。

代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!