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ワンネス株式会社株式会社代表 石山 喜章氏

 

今回はワンネス株式会社株式会社代表、石山 喜章氏にお話を伺ってきました。

「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。

ぜひご覧ください!

 

 

 

会社名称 ワンネス株式会社
代表者 石山 喜章
設立 2012年8月1日
主な事業 ・ 人材育成事業

・ 組織開発コンサルティング

会社所在地 〒105-0022 東京都港区海岸2-5-1 ローレルタワー19F
会社HP https://oneness.inc/

 

 

 

事業内容を教えてください

当社はBtoB分野では企業研修とコーチング、BtoC分野では「潜在意識アカデミー」というビジネススクールを運営しています。

潜在意識アカデミーは、自己成長を目的としたオンライン・スクールです。大人になると上司以外から人間的な成長に対するフィードバックをもらう機会は少なくなりますが、当スクールでは仲間やコーチと一緒に潜在意識を掘り下げることで、自分自身を変化・成長させていきます。会社員、公務員、個人事業主、経営者など、働いている方が仕事の品質や成果を高める目的で参加されています。

 

何かPRしたいことはありますか?

ある営業会社に、考えの浅はかな営業マンと思慮深い営業がいたら、どちらの成績が上だと思いますか? 樹木の成長と一緒で、高さと深さは比例します。「深い思考」が「高い成果」を生み出すので、『ビジネスで今よりも高い成果を上げたい!』と感じる方は、ぜひ「潜在意識アカデミー」をご受講ください。

これまで、角川の編集長、ローソンの商品開発、ソニー生命の営業主任、ITベンチャーの管理職など、様々な業界・職種の方が参加され、業績が1億円UP、売上が3倍に増加、リピート率が9割にUPなど、目に見える成果を出していらっしゃいます。

 

学生時代の思い出はありますか?

私は中学時代にいじめられていて、自殺を考えたことがありました。私の育った田舎では家庭環境でストレスを溜めた子が学校で自分より弱い者に対してストレスを発散し、いじめに繋がっていました。不登校や自殺を乗り越えた時に「人間が生きている理由を知りたい」と思い、10代・20代は生きる理由を探求していました。

 

具体的にどのように生きる理由を探ったのでしょうか?

高校・大学は山岳部に入って登山の最中に突如意識がクリアになる体験をできました。また大学では物理学を専攻して宇宙の仕組みを学び、仏教とキリスト教にも少し入ってみて宗教の限界にも気づけました。そして20歳になったとき、神は居ないし人間の存在理由に答えはないから自由に生きようと決めました。

私は大学3年で卒業できる単位を揃えて大学4年生の時はデジタルハリウッド(専門スクール)に通っています。当時はインターネットがまだ出始めで、みんながパソコンもメールアドレスも持ってない時代でしたが、CGに興味があったのと「ネットは絶対にこれから来る」と確信して通っていました。

 

どのように就職活動をされたのでしょうか?

将来のキャリアとして事業プロデューサーをゴールにしており、事業プロデューサーになるためにはWebのインターフェース・デザインと裏側のシステムの両方が必要だと考えていました。

デザインは得意だったので、1社目はシステム開発の会社を選択しました。2社目は友達が誘ってくれたIMJでWEBプロデューサーとして営業&プロマネを担当しました。IMJの社風が面白そうなのと、最先端で総合的に色々な経験が積めそうだったので入社しました。

当時の営業ノルマが年間1億円だったのですが、先輩方の支援もあって私は3億円売っていました。社内の営業十数人の中で一番売っているのに、若いからという理由で給与が1円も上がりませんでした。当時伸び始めたヤフーやグーグルを見て「うちも受託制作ではなく事業会社になる必要がある」と感じていた時に、前の会社の上司に誘っていただいて、ライブドアに転職することに決めました。

 

社会人時代に学んだことを教えてください

大きく2つあります。1つ目は事業プロデュースにおけるノウハウです。社会人の最初からずっと法人営業を担当していたので、数字を作りながら30個ぐらい事業の立ち上げを経験することができました。

2つ目はコーチングです。ライブドア入社後からコーチングを始めました。1対1のコーチングを3,000名以上に無償で実施したことで腕が磨かれました。

 

どうして起業を考えたのでしょうか?

シンプルにお金の問題で起業しました。修業時代は保険の営業マンのように基本給0円で出来高100%のように、営業成果に応じた完全成功報酬制だったのですが、結果が出せるようになってきたら入金前に会社の都合で報酬がカットされるという事態が2度続けて起こりました。他社の売上をあげても自分の収入にならないので、それなら自分で会社をつくって売上をあげようと思って起業に踏み切りました。

 

起業してから大変だったことはなんでしょうか? また、どのように乗り越えたのでしょうか?

創業当初は「潜在意識」をテーマに法人営業すると、ちょっと怪しいと思われてしまい、基本的に笑われるか無視されていましたね。信用がありませんでしたがトヨタテクニカルディベロップメントがお客様になってから大手企業の方も興味を持ってくれるようになりました。信用がないところから開拓していくのは難しかったです。2年間愛知県名古屋に通ったり、潜在意識についてフレームワークを使って説明したりしました。特に潜在意識にスピリチュアルな要素を一切入れないことに注意をして、ロジカルに説明したことで他社との差別化ができたと思います。

また不景気の際は当社の売上も厳しかったです。クライアントが飲食チェーンであれば売り上げが減ると広告・教育費をカットしていくので、売り上げが9割以上なくなることもありました。しかしタイミング的にBtoBからBtoCへメイン事業を切り替えたのが大きいポイントとなりました。潜在意識アカデミーの準備をしていた時に、ちょうどClubHouse(クラブハウス)が流行り、ゲストとして呼ばれるようになり多くの人に潜在意識について知っていただく機会を得ることができました。

 

他にも大変なことはありましたか?

2017年に今までメンターとして仰いでいた恩師と方向性の違いを感じて、何度も議論し話し合った末に別の道を歩むことを決めたことです。気分が落ち込むこともありましたが、友達のコーチに頼んで感情の整理をしてもらいました。どこに自分が喜びを感じているか何をしたいのか、何をしたくないのかをちゃんと観察してシフトしていきました。自分の人生と世界は自分自身が創造しているのだから、私は私が創造したい世界を楽しもうと考えて、自分が開放されたと感じました。

 

今後の展望を教えてください

「心の社会課題」を解決したいと思っています。例えば、うちの卒業生で不登校専門のコーチをしている人がいます。いじめやパワハラにはソリューションはありませんが、全てが心の問題です。会社でパワハラ通報された管理職が自分と向き合うための講習を実施している卒業生もいます。問題はあるけど解決策がない業界で、これまでになかったソリューションを卒業生が生み出していくことを支援し、心の社会課題を解決する事業を増やせればと思っています。

 

経営者におすすめの本はありますか?

私が書いた『世界が一瞬で変わる 潜在意識の使い方』です。いじめを受けていた中学生時代に『なぜ大人はコミュニケーションの取り方を教えてくれないんだろう?』と思っていましたし、ライブドア時代は『マネジメントの仕方を知りたい』と考えていました。

現在、勉強して思うのが自己理解と他者理解は鏡のように同じなんですよね。自己理解が深まるとその分、人のことも理解できて、人間関係がみるみる変わっていきます。自分の潜在意識を理解するためのフレームワークがあるので、よかったら参考にしてください!

また、199ページにコミュニケーション能力のレベルを書いているので、経営者の方はスタッフを採用される上で参考になると思います。

【Amazon URL】

https://www.amazon.co.jp/dp/4860637704

 

投稿者プロフィール

『社長の履歴書』編集部
『社長の履歴書』編集部
新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!

就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。

代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!