今回はミクステンド株式会社代表、北野 智大氏にお話を伺ってきました。
「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。
ぜひご覧ください!
会社名称 | ミクステンド株式会社 |
代表者 | 北野 智大 |
設立 | 2018年 |
主な事業 | 調整さん、TimeRex |
社員数 | 6 名(取材時) |
会社所在地 | 東京都渋谷区神宮前3丁目1-30 H1O青山 706 |
会社HP | https://mixtend.com/ |
現在の事業についてご紹介をお願いいたします
当社は、日程調整の効率化を目的とした2つのサービスを提供しています。1つ目は「調整さん」という、飲み会や旅行などのプライベートな予定の調整を仲間内で効率化することができるサービスです。友人や知人同士でのスケジュール調整を簡単に行えるようになっています。2つ目は「TimeRex(タイムレックス)」というサービスで、ビジネス向けの日程調整自動化ツールです。カジュアル面談、営業の商談など、ビジネスシーンでの日程調整を効率化するためのSaaS(Software as a Service)で、日程調整に伴う複数の工程が自動化できることが特徴です。
サービスを作るときに心がけていることはありますか?
誰でも説明書なしに感覚で使いこなすことができるよう意識しています。直感的でシンプルなUIを目指しています。
現在、採用を行なっていますか?
はい。当社はフルリモートが基本です。また、時短勤務を選ぶ社員もおり、働き方はその方のライフスタイルに合わせることができます。オフィス勤務を希望する人は出社も可能です。一緒に働く人には、在宅でもパフォーマンスを高く維持しつつ、当事者意識を持って仕事に取り組む姿勢を求めています。
また当社のサービスはお客様やユーザーに使っていただいて成り立っていますので、どの職種であっても自分の仕事の先にユーザーがいることを意識して、どういうサービスにしていくかを考えられる人材を求めています。ご興味のある方はぜひご連絡ください!
学生時代に頑張ったことはありますか?
私は部活や勉強にはあまり熱中するタイプではありませんでした。その代わり中学生ぐらいからITやパソコンに興味を持ち出して、プログラミングをするようになりました。高校生になると自分で案件を探して仕事を受け、企業やお店のWebサイトを作って納品してお小遣い稼ぎをしていました。大学生の時はスマホ向けのアプリ開発をしていました。モノ作りが好きだったので、自分の好きなアプリをどんどん作ってアプリストアにアップしていました。
当時、祖母の還暦のお祝いがあった際に、iPadを家族でプレゼントしようという話になったのですが、ただiPadをあげるだけでは面白くないので、私が作った脳トレのアプリをインストールして渡しました。この経験が今の仕事につながっていますね。また、大学生の頃にはエンジニアとしてインターンシップにも参加しました。
インターンシップはどちらの会社で参加されたのでしょうか?
1人でサービスを作ることに限界を感じていた頃、将来的には自分で起業したい気持ちもあったので、株式会社リクルートの調整さんチームのインターンシップに参加しました。
インターンシップへの参加で調整さんに出会ったのですね?
はい。私も調整さんというサービスを知っていたので「おもしろそうだ」と思ってプロジェクトに参加しました。当時は大阪に住んでいたのですが、大学は休学し、東京に引っ越してインターンシップをしていました。チームでは、1人でサービスを作っていた時にはない経験をすることができました。例えば機能開発をする際に、別のエンジニアの助けが必要だったら必要な人を引き込んだり、また別のシーンではデザイナーに依頼をしたりと、人を巻き込んで仕事を進めていくことの大切や楽しさなどたくさん学びました。
私が通っていた大学は、休学が最大2年と決まっており、インターンとして活動できる期限が迫る頃には「一度大学に戻って卒業してからリクルートの新卒として入社するか、別の会社に就職するか」悩みました。しかし、朝から晩まで調整さんのサービス開発に携わっていて個人的な愛着もあり、調整さん事業として成長の可能性を感じていました。また、今更大学に戻るイメージもできなかったので業務委託のフリーランスとして調整さんに関わり続けることにしました。そこから最終的に調整さんの事業譲渡先として手をあげ、調整さんを運営する「ミクステンド」の社長となりました。
社長としての仕事で1番苦労したことはなんでしょうか?
組織の中で求められる役割の変化に対応するのが大変でしたね。私のキャリアは最初はエンジニアから始まり、その後ディレクションなどを担当して手を動かしてサービスを開発するポジションで仕事をしていました。だから社長になった後でも、自分がコードを書いた方が早いと思って、他の人に代わり、その仕事をしてしまうこともありました。しかし、私が手を動かすと組織としての成長スピードが止まってしまいます。社長になって3年目にその事実に気づき、社長の仕事である意思決定に注力するようになりました。ただ、意思決定をする際は、最大限スタッフの意見を聞くことを大切にしています。スタッフの意見を聞いた後に、組織としてどうするのがよいか考えて、答えを出すようにしています。
多国籍なスタッフと共に働いているそうですが、経営者として気をつけていることはありますか?
組織をオープンにして、誰でも発言しやすい土壌を作ることを意識しています。作業を動かすエンジニアにも設計や企画に対してのアドバイスをもらったり、別の仕事でも他部署から助言をもらったりするようにしています。意見を言いやすい風土にすることで、バックグラウンドに関係なく皆がサービス向上に向かって話し合う事ができると考えています。
今後の展望はありますか?
当社は日程調整の効率化を目指して事業をしていますが、プライベートでは調整さん、仕事ではTimeRexを使ってもらえる世界観になっています。個人向けとビジネス向けの両方のサービスがあるのは当社の強みの1つでもあります。今はプライベートな予定と仕事の予定をそれぞれ別の端末やツールで管理するのが一般的ですが、将来的には当社の2つの日程調整ツールのノウハウをもとに、プライベートとビジネスの効率的なスケジュール作成のアドバイスや、仕事に集中できる予定の組み方の提案など、時間のマネジメントを広くサポートするサービスを考えていきたいです。
若い世代にメッセージはありますか?
やはり若いうちは経験不足などから、仕事の「質」が低くなってしまうことがあります。私はその質をカバーするためには、ある程度「量」をこなすことは必要だと思っています。私の場合は20代の頃、エンジニアとして朝から晩まで働いて「量」をこなすことで、「質」をカバーしてきました。自分が頑張って取り組めそうな分野を見つけたら本気で努力することが大事です。泥臭いかもしれないですが、私は継続した努力があったからこそ事業譲渡のチャンスを獲得できたと思っています。皆さんも若いうちに熱中できることを見つけてチャンスを掴んでください。
投稿者プロフィール
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新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!
就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。
代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!
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