今回は株式会社まんがたり代表、前田雄太氏にお話を伺ってきました。
「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。
ぜひご覧ください!
会社名称 | 株式会社まんがたり |
代表者 | 前田雄太 |
設立 | 2020年1月17日 |
主な事業 | メディアマンガ事業 |
社員数 | 17名(業務委託を含む)(取材時) |
会社所在地 | 東京都千代田区神田神保町1-6神保町サンビルディング3F |
会社HP | https://www.mangatari.co.jp |
事業紹介をお願いします。
当社は漫画家芸能プロダクションで、3つの事業を展開しています。1つ目が、一般の企業に向けて商品・サービスの魅力やメリットを漫画を通して伝えるサービスです。B TO Bやスタートアップ企業のサービスや商品をアピールするための漫画に関して、当社は日本一の実績を持っています。
2つ目の事業が出版社向けにマンガをワンストップで制作しております。マンガ出版社様から依頼を受けてマンガの制作や、他にも既に出版してる本を漫画化もしております。具体的には当社で漫画制作を行い、出版社が漫画を販売することによって一般の読者の人がより楽しく作品を読むことができます。ビジネス書の漫画化の場合は、社会人経験があり且つ漫画家としても連載できるレベルの方と契約しています。基本的には趣味で漫画を描く人や専業の漫画家は多いですが、ビジネス経験がありさらに技術を持つ漫画家は非常に少ないので、そういったメンバーを集めて運営しているのが強みです。オリジナル連載の能力と、ビジネスマンガの制作スキルを持った2つのスキルをもっているのが、他社にない弊社の強みです。
3つ目が漫画家のサポートです。漫画家が何か困っていることがあれば当社でサポートしています。
最近は堀江貴文さんのYouTubeチャンネルに出演し、事業内容や当社のチャレンジについて話しているのでよかったらご覧ください。
学生時代はどのように過ごされましたか?
学生時代の部活は卓球部でした。卓球部の先輩が面白そうという理由で入部しました。
卓球を毎日練習した甲斐あって、県大会に出場できる実力になっていました。卓球の練習を終えて家に帰ってからは漫画を読むことやゲームが好きでした。当時はドラゴンボールやスラムダンク、幽遊白書など有名な漫画を読んでいました。また歴史漫画も好きだったので三国志を読んでいましたね。
大学に入ってからはバンドサークルに入り、オリジナルの曲を作って披露していました。工業大学だったので大半が男性学生で、男くさい感じでサークル活動を頑張っていました。
大学卒業後、株式会社ワークスアプリケーションズに就職されましたがどの様に決められたのでしょうか?
大学時代は工学部で学んでいました。私の通っていた大学が推薦で日立やソニー、東芝などのメーカーに行く人が多かったですが、数学が得意ではあるけれど好きでなかったので、幅広いジャンルで就職活動をすることにしました。株式会社ワークスアプリケーションズに決めたのは、会社説明会での社長の話が面白かったからです。就活生の前で「これから先は高度経済成長が終わって大手企業が安泰ではなくなっていきます。人生を安定させたいのであれば0から1を作ることのできる問題解決の力が必要です。その力を身につけるために、今まで解決したことがない問題や課題に挑戦する回数が大事です。当社では新卒に一番難しい仕事を丸投げする環境があります。ただ、失敗を許容する文化と成果主義ではなくどう考えてどう行動したかというプロセス主義で評価を決めます。」という話を聞いて興味を持ちました。また「30歳になったら全員会社を辞めて、今まで身につけた問題解決能力で社会課題を解決できる会社に行ってほしい。もしくは自分で起業して、シリコンバレーの様に社会課題解決する会社をボンボン産んで、日本を元気にしてほしい。日本は衰退していく瀬戸際に来てるので、20才で難しい仕事にチャレンジして能力伸ばし、30歳なったら社員全員が辞めて起業してくれると、この会社を作った意味があると思う。」と話していました。
株式会社ワークスアプリケーションズでの思い出はありますか?
社長の言ったっとおり、入社してすぐ仕事を任せてもらえる環境だったことが面白かったです。しかしその分プレッシャーも大きかったです。3年目でトッププレイヤーの成績を取って役職が付き、チームを任せてもらう経験がありました。しかし、3年目でようやく仕事について分かってきたにも関わらず、うまくチームをまとめられず悩む時期がありました。挫折を感じで、一度役職を下させてもらって再度プレーヤーとしてお客さんと向き合いました。
そこから起業されると思いますが、何かきっかけはありますか
私は会社説明会での社長の話を真に受けたので、30歳になったら将来に向けての挑戦を見つけて行きたいと思っていました。自分がしたいことってどこにあるのかなって思ったときに、たまたま漫画家の方とお会いするきっかけがありました。「漫画家はトップ3%ぐらいしか食えていない」というリアルな話を初めて聞いて、そんなに大変な世界なのか思って、自分で何かできることないかと考え始めたのが今の事業のきっかけです。2018年からは株式会社ワークスアプリケーションズを退職し、株式会社OKANで働きながら平日の夜と土日を使って漫画事業を個人事業主として運営していました。
今の事業を進める中で大切にしていることはありますか?
漫画家に対しての課題解決に向き合うことを大切にしています。漫画業界ではなく、漫画家にフォーカスをしていきたいと思ってるので、漫画家プロダクションという形で事業展開をしています。企業と漫画家のマッチングではなく、漫画の制作を通してクライアントの課題解決の企画を考えています。そしてその先に漫画家としてのキャリアが新しくつくられていくと思っています。
漫画事業を始めて大変なことはありましたか?
事業で売上が立ち始めたので、2018年8月4日に株式会社OKANを退職して、漫画家事業一本化にしました。しかし、サービスを受注することが全くできず、最初の月の売り上げが5万円しかありませんでした。ひたすら貯金が減っていくので、不安を覚える時期でした。そこから会社を軌道に乗せるためにお客様の問題解決を軸に、ひたすら考え抜きました。お客様は漫画が欲しいのではなく、漫画を使い自分が抱えてる問題を解決したいのです。クライアントの問題解決と向き合うことを大切にしてきました。
今後の展望はありますか?
今の漫画業界の人たちがやっていないような新しいチャレンジを引き続きやっていきたいです。例えば、漫画のビジネス書は漫画として面白くない作品が多いと感じます。漫画として面白くてビジネス書籍として学びがある作品をつくっていければと思います。私が出版業界でない別業界から来ているので、新しい考え方や概念をインストールして漫画家の活躍する場所を増やしていくことを引き続きやっていきたいです。
経営者の方にお薦めする本はありますか?
「サンクチュアリ」という漫画をお薦めします。内容は、幼い頃に生活の大変さを感じた主人公の2人が、日本を変えていくために1人が表の世界(政治)から、1人は裏の方の世界(ヤクザ)から日本を変えていく話です。
困難があっても乗り越えて立ち向かい、自分達の根本的な理念を実現するために成長していくという作品です。この漫画は経営にも繋がる部分が非常にあり、経営だけでなく生きていく上での信念に繋がります。
“表(政界)”と“裏(裏社会)”から、日本の変革を目指す2人の男がいた ●あらすじ/北条彰は六本木周辺を縄張りとする暴力団・北彰会の総長。ある日、北条は組員の田代を伴い、佐倉代議士のスキャンダラスな写真をネタに強請(ゆすり)を計画。その事務所を訪れるが、そこで政治家秘書には珍しい強面(こわもて)の男に追い返されてしまう。田代が事務所に帰った頃、北条は驚いたことにその秘書・浅見千秋と会っていた。そして、北条は浅見と共に国会議事堂を見ながらつぶやく。「オレは、必ずおまえをあの赤絨毯の上に立たせてみせる!」と………
Amazon URL https://www.amazon.co.jp/dp/4091823610
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投稿者プロフィール
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新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!
就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。
代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!
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