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株式会社LITA代表 笹木 郁乃氏

  • 08/01/2024
  • 07/25/2024
  • 人材
  • 318回

今回は株式会社LITA代表、笹木 郁乃氏にお話を伺ってきました。

「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。

ぜひご覧ください!

 

 

会社名称 株式会社LITA
代表者 笹木 郁乃
設立 2017年2月
主な事業 PR代行、PR講座主宰、I’me
社員数 35名(業務委託含む 取材時)
会社所在地 東京都文京区後楽1-2-2 ココタイラビル8階
会社HP https://lita-pr.com/

 

 

事業内容を教えてください

株式会社LITAでは、PRプロフェッショナル事業とPR塾の2つの事業を展開しております。

PRプロフェッショナル事業では対企業様向けのPR支援をしており、1600社以上のサポート実績があります。当社のPR支援の特徴は、「お客様のブランドを誰もが知るようになること」をゴールにしていることです。そのためには、メディア掲載を月何件したから目標達成ではなく、お客様の売上を作り、ブランド力をあげていくことが求められます。よくお客様からは、「以前依頼していたPR会社より10倍ほど効果がある」などの嬉しいお言葉をいただきます。

 

PR顧問を依頼した場合、どれくらい継続すると効果がでるのでしょうか?

最低でも6ヶ月は必要です。2024年はお客様の100%が継続してくださり、この結果から満足していただける結果を出すことができたと思っています。日本にはまだまだ伸びる企業が多くあるのでサポートをしていきたいです。

 

PR塾についても教えていただきたいです。経営者の方も学ばれているとのことですが、PRを学ぶ動機はなんでしょうか?

2つのパターンがあります。

スタートアップの経営者で多いのが、自ら情報を発信したいと思っている方です。Appleの創業者スティーブ・ジョブズの言葉にあるように、会社を知らない人に広報を頼むよりも自分で会社のことを伝える方が効果があることもあります。社長が発信することが会社の拡大に必要だと判断して、自分でプレスリリースの書き方やメディアへの送り方を学ばれ、最前線に立って結果を出されます。

また今後、広報部を作る予定で、経営者自身が広報についての概念を学びたいという方もいらっしゃいます。よく聞くのが、広報ができるスタッフを入社させたが、退職してしまって広報のノウハウが全く残らないことや業務委託で広報を依頼したが成果がでないこと、会社の理念が伝わらず間違った方向に進んでしまうという話です。新しく広報部をつくっても、任せっぱなしではなくある程度理解してハンドルを握りたいと思っている経営者の方もいらっしゃいます。

その他、PR塾で学んだあと、やっぱりプロに頼みたいと思われて弊社の支援を受ける方もいらっしゃいます。

 

実戦的なPRのノウハウをOJT式で伝えていますので、興味のある方はぜひご連絡ください。

URL:https://pr-professional.jp/mailmagazine/

URL:https://pr-professional.jp/

 

学生時代はどのようにお過ごしでしたか?

私は何に対しても負けず嫌いな学生でした。学校の勉強も1位を目指して頑張るタイプでしたね。

小学2年生のときに交通事故に遭ったことがきっかけで努力家になったと思います。交通事故後に「人はいつ死ぬかわからない、限られた人生の中で何に命を燃やすかを考えて、私の頑張りが誰かの役に立つような人生にしたい」と人生に対する意識が変わりました。

 

 

 

大学生の頃は勉強に打ち込んでいました。入学当初は数学科で学んでいましたが、数学が誰かの役に立ったり、世の中を動かしたりする将来像が全く見えませんでした。ですが、工学部の洗濯機の製造に関する授業を受けたとき、理系分野の知識を活かし社会に貢献できる学問だと感じたことから、転部しました。そこからは首席で卒業することを目標に勉強にコミットし、無事達成して人生を切り開く経験ができました。

1日でも自分の人生の中でもったいない時間を過ごしたくないという気持ちが原動力となり、行動へと繋がった経験です。

 

学生時代に経営者になることを意識していましたか?

全く意識していませんでした。学生の頃は、将来は理系で学んだことを活かせる会社で活躍したいと思っていました。

就職活動では世の中の役に立つ自動車や家電をつくる会社で研究開発ができることを軸にしており、その中でも交通事故を経験しているので、「安全」を守ることのできる車業界を志望して、世界のトップの車部品メーカーであるアイシン精密株式会社(現:株式会社アイシン)を選びました。

 

入社後はどのような仕事をされていましたか?

入社後は自動車のシート開発部に所属し、私は座席を倒したり起こしたりする部分のロックを担当していました。シートの開発部だけでも社内に100名ほど在籍しているので仕事が細分化されていましたね。

実際に業務に携わると、アイディアを出して勝負していく仕事のためとても難しく「自分はダメだ」と感じるようになりました。同期は「こうしてみよう」「あれを試してみよう」と楽しみながら開発していく中、私は先輩に1から10まで全部教えてもらっても吸収していくことができませんでした。

振り返ると、大学で学んだことと実際に仕事をしている内容が上手く結びつかなかったこと、ゴムやバネを工夫することが世の中を変えている仕事だと感じることができなかったことが苦労した原因だと思います。

成果の出ないとても辛い日々を過ごしていましたが、この経験が今のPRの仕事に活きています。

 

辛い日々の経験がどのように活きているのでしょうか?

当時は目標が明確になっておらず、「この仕事に意味があるのかな? ないかもしれないけど仕事だからやるか」としか考えていませんでした。しかし、現在依頼を受けているお客様とのお仕事は目標がしっかりあります。例えば、「会社の認知を広げないと倒産してしまうからPRを頑張ろう!」と目標があるからこそ、世の中を変える挑戦ができていると思っています。

また、挫折を多く経験したからこそ、クライアントやPR塾の生徒さん、一緒に働く人の先の見えない不安に共感ができます。メディアの方にアプローチするのは勇気が必要ですし、広報の仕事は実るまでに時間がかかり、忍耐力も必要になってきます。結果が出ない時は焦りの気持ちが出てきますが、辛い日々の経験があったからこそ寄り添う気持ちを持てているのだと思います。

 

その後のキャリアを教えてください

独立をするまで、創業期の2つの会社で広報担当者として働きました。

株式会社エアウィーヴでは、入社当初年商1億円でしたが、5年間で年商115億円まで急成長した時代を経験しました。その後、愛知ドビー株式会社(バーミキュラ製造販売)では入社初年目で看板商品のバーミキュラを1年待ちの人気商品へと成長させました。この2社の経験から、もっと挑戦したい、もっと多くの企業に、世の中に貢献したいと考え、2016年に独立しました。

3年間は個人事業主として活動していましたが、テレビ局からの仕事や大企業からも依頼をもらうようになり、法人化しました。そして2019年に、日本一のPR会社にすると覚悟を持って社名を変更してからは、スタッフを雇うようになりました。社会に影響を与える挑戦し、もっと支援できる人の数を増やしたいと会社を拡大しました。

 

会社を設立してから大変だったことはありますか?

1人で活動している時は、自分が考える道を進めたので、スピード感もあり、やりたい放題でした。しかし大きなことを成し遂げようとすると、組織を作るチャレンジがあると知りました。チームをマネジメントする経験もなく社長になったので、失敗を沢山経験しました。

 

どのように解決したのでしょうか?

まず、私がマネジメントが苦手だと自分で自覚しました。マネジメントのできる経営者になろうと色々試しましたが、私の強みを活かしきれておらず、それをするよりも、自分が会社の顔となって前に立ってセールスをしたり、PRをする方が向いていました。

そこで、自分の弱みを理解してからは、幹部メンバーに組織を作ってもらう構造にしたところ、どんどん会社が強くなっていきました。

良い意味で私は人に頼ることができるので、自分より優秀な人をどんどん巻き込んで良いチームを作っていきたいと思っています。

 

 

今後の展望を教えてください

上場を見据えています。そしてスタッフには「日本一社会課題を解決するPR会社になろう」と伝えています。当社はまだ規模が小さいですが、日々問題を解決してると思っています。中小企業の会社の支援に入ったことで、倒産をまぬがれたり、雇用が活性化されたりと嬉しい報告をいただいています。特に地方の会社を活性化することで、地方創生にもつながると思っています。

また日本では人材不足が深刻化していますが、PR塾では60代70代のシニア世代の方が学び、PRプロデューサーとして仕事をする方が増えています。PRできる人材を増やすことで、人材不足にも取り組んでいきたいです。

 

経営者におすすめの本を教えてください

3冊紹介したい本があります。

1冊目が神田昌典さん著書『成功者の告白』です。経営者が成功していく上で、誰もが通る大失敗をプライベート編・仕事編で紹介してくれています。この本のおかげで失敗の苦しいフェーズを打開できました。

2冊目が篠田 法正さん著者の『王者の成功占術──工学博士が見つけた才能を開花させる方法 』です。自分の強み・弱みを分析するのに役立つ本です。ここの特性を理解して、苦手分野で頑張ろうとしなくて良いことが理解できると思います。

そして、3冊目がジム・コリンズ、ビル・ラジアーさん著書『ビジョナリーカンパニーカンパニーZERO』です。ミッション・ビジョン・バリューを作りながら、組織に反映させていくことを学びました。

 

また私の著書も紹介させていただきたいです。

エアウィーヴ時代のノウハウを詰め込んだ『ゼロ円PR』、PR塾で伝えている広報活動におけるSNS活用のノウハウをまとめた『お金をかけずに誰でもできる! SNS×メディアPR100の法則』。そして、話のツカミを習得し、相手に興味を持ってもらえる話し方をマスターできる『説明の上手い人が「最初の1分」でしていること』があります。

気になった書籍がありましたら、ぜひご覧ください!

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投稿者プロフィール

『社長の履歴書』編集部
『社長の履歴書』編集部
新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!

就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。

代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!