今回は、株式会社K・F・Eサービスの代表取締役 福島 敦(ふくしま あつし)氏のお話を伺ってきました。
不動産事業を媒体として、衣食住のさまざまな部分に至るまで、多くの事業を手掛けている福島氏。
しかし、業種業態がたくさんあるからといって、福島氏の事業にかける情熱はいずれかに偏ることなく、均等に浸透しています。
「人とのつながりを大切にし、大切な人と共に歩む」とモットーに、人と繋がる仕事をとても大切にされています。今後はどんな事業展開を見せていただけるのでしょうか?
「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。ぜひご覧ください。
株式会社 K・F・Eサービス 会社概要
会社名称 | 株式会社 K・F・Eサービス |
代表者 | 代表取締役社長 福島 敦 |
設立 | 2015年10月5日 |
主な事業 | 不動産の売買、賃貸、仲介、管理、保有、運用 経営、金融、経済に関する教育、指導、コンサルティング 飲食店の企画、経営 建物、構築物等のリフォーム業等 |
会社所在地 | 〒464-0848 愛知県名古屋市千種区春岡1-4-21 Fuchsia1001 |
会社HP | https://kfe2677.com/ |
まずは起業までの経緯を教えてください。
高校卒業後、日本でも有名な某大手の三河にある会社に就職し、多種多様な部署と関係先などで仕事をさせていただきました。
多様な部署で、多彩な仕事に携わらせていただき、異種のカテゴリーで働く人々との出会いから、かなり多くのことを勉強させていただきました。
その中でも、メインは製造ラインで現場に専従してまいりました。
東日本大震災後、その会社を退職し、当時、顧問先税理士の勧めもありまして個人として数年間営んできました。課税所得などの問題や継承する行政間の諸問題などもあり、法人化する(株式会社)ことにしました。
独立したきっかけは何ですか?
元々、学生時代に今で言う転売やせどり等に近い行為をしていた時期がありました。
インターネットオークションで商品を取引する形が多かったと記憶しております。
新卒でもらった給与と学生時代に生んでいた金額面を比較して、正直愕然としました。
どの企業でも一般的なことなのですが、拘束時間が長い割に対価となる額面が少ないと感じるきっかけになりました。
昔から「石の上にも三年」という言葉があるとおり、3年程度はどんな企業でも勤めさせていただくべきだと思い込んでいましたので、3年以上労働してきました。
しかし、労働して気づいたことは、モノを創造しづらい、時間による定めのあるサラリーマンのような労働ではなく自分で創造ができる仕事をしようと感じたのです。
その一歩目として馴染みのある不動産事業からスタートすることに決めました。
株式会社K・F・Eサービスの事業内容について教えてください。
不動産のテナントリース料をお客様から頂戴する仕事からスタートした会社です。
現在もコロナ禍のような急激な変化にも耐えられるように、リスクヘッジとして幾通りの事業を行っています。
昨今、コロナ禍での飲食店などを筆頭に大変な目に遭いましたが、事業體を1つに絞るとどうしてもイレギュラーに対応しづらいことが起こりやすくなってしまいます。
不動産のビル所有をした形での家賃収入がメインになりますが、結びつくサービス事業は全て行っています。
不動産個々の収益性を中心に着眼しているので、誰かに場所を貸すだけではなく、特定不動産を事業使用して自分たちで収益性を高めていくというスタイルを採用しています。
「株式会社K・F・Eサービス」ならではの特徴やサービスはありますか?
現在グループ間で協力し、種別問わずバラエティーに富んだ事業に取り組んでいるところです。
それも1つひとつの会社が一色に拘らず事業に取り組んでいるため、万が一の時は種別して1つの業種に絞ってしまうことも可能です。
多方面からのご意見はございますが、個人的には仕事を手伝っていただく方は雇用という形は好んでおらず、全て外注という形で採用しております。
日本での在り方を考え、お互いにフラットな関係で仕事をするには、このスタイルがベストだからと個人的に考えるからです。
ある一定の距離間を持って仕事をすることができれば、一定の責任があり、慣れ合い等にならずに円滑に仕事ができます。
上下関係というより、対等なパートナーとして仕事をしているので、そういった意味での制約がなく、お互いに有益な意見交換も可能なのです。
お互いの能力を最大限に発揮できる環境を、私たちは整えて仕事を行っています。
起業後、どのような苦労がありましたか?
起業するにあたり、税理士に税務関係を依頼し、顧問税理士指導の下、業務を進めておりましたが私があまりよく税金についての知識がないまま依頼し信じてしまっていたため、当時想定していない現金出費がかさんでしまったことです。
初めからかなり高額な勉強代を払うことになり、何ごともある程度の知識を持って、自ら行動して臨まないといけないことを痛感しました。
また、現在も共同経営をしている事業もありますが、キャッシュフローがうまくいかなかったせいなのか、なかなかお支払いいただけず、その数は枚挙に遑がないです。
共同経営した事業を振り返ってみると、ある意味キャッシュを消費したのか、単なる浪費をしたのか分からなくなってしまうような状態も多々ございました。
お金に関する苦労はもちろんのこと、特定の人が絡んでくるとなかなか思うように事業を進めることができないということを学びました。
良い意味でも、悪い意味でも、特定の人を見る目を養う経験ができたことで、知恵にできますから今はプラスに考えております。
現在の課題は何ですか?
それぞれの業種業態が、個々に収益化を達成し、コンスタントに実益を得る会社に成長させていくことです。
人口ボーナスのある海外進出を通して、人口が増えている国やエリアで『リゾートライフ』に関連する事業に取り組んでいきたいと考えているので、そのための行動を少しずつ進めています。
例えば、東南アジアや中東、インドネシアのバリ島など、お金のある世界から見た本当のリゾート地を中心に考えています。
日々の生活するキャッシュですら支払う能力が厳しい日本人が多い国内だけでは、すでに頭打ちになって下降線を一気に駆け下りていくと考えているので、海外に資産を持ち適切に運用していく必要があると考えます。
また、次の後継者をどのように育てていくかが課題でしょうか。
優秀な人材を発掘し、扶植し相伝していくのは至難の業だと思います。
今後の事業の展望や夢を教えてください。
将来的に、リゾート地の開発運営管理に携わる事業展開をしております。
観光業は単純に人さえいれば、さまざまな方が流動的に動き、いろいろな部分からキャッシュが生まれる仕組みだと考えているからです。
それは日本国内だけではなく、先程もお話したように、海外事業に芽があると思います。
私の代で実らせることだけを目標にするのではなく、次世代や3~6世代先に繋ぐことで実を結ぶような礎を創る感覚で物に成る事業に取り組んでいます。
焦って経営をするのではなく、己の役割をわきまえてしっかり準備し少しずつ温めていくことで斯業に貢献することを目指しております。
最後に御社のPRをお願いします。
弊社はK・F・Eグループとして、複数のグループ会社に分かれています。
不動産を主体としたホテル・旅館業、コロナ禍の時代に特化した抗菌・抗ウイルス・光触媒コーティング事業や地域創生を根差した農業体験や森林事業、食材卸事業、飲食業、不動産貸付業、造花・絵画・骨董リース業、経理・記帳代行業、リゾート開発事業など、さまざまな事業を展開しています。
皆様の衣食住を網羅し、時代に合った事業展開を模索し続けております。
ご自身のご相談がどの事業に当てはまるか分からなくても、まずはご相談ください。
多角的に事業展開を行っておりますので、何らかの手助けやサポートは可能かと思います。多くの人々と出会い、縁をつむぎその助けになれます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
福島さんが経営者におすすめする本を教えていただきました!
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投稿者プロフィール
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新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!
就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。
代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!
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