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ヒューマンコンシェルジュ代表 藤原孝志氏

  • 08/06/2024
  • 08/06/2024
  • 仕事
  • 81回

今回はヒューマンコンシェルジュ代表、藤原孝志氏にお話を伺ってきました。

「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。

ぜひご覧ください!

 

 

会社名称 ヒューマンコンシェルジュ
代表者 藤原孝志
設立 2018年 10月
主な事業 顧問としての中小企業への営業支援
会社所在地 東京都豊島区池袋1ー8ー5 MINTRONビル4F エコミック株式会社内
会社HP https://human-fuji.com/

 

 

事業内容を教えてください

ヒューマンコンシェルジュでは、「中小企業への営業支援により日本を元気にする」ことを目的として、中小企業の営業支援を行なっています。世の為、人の為、日本の為に私の知見が生かせると思い、2018年に事業をスタートさせました。

良い商品やサービスがあるのにも関わらず、世に知られていない、販路を確立できていない状態の企業と顧問契約を結び、大手法人から中小企業の経営トップをご紹介することで、新規開拓を行い、売上アップを実現させています。

多くの経営者を見てきて、そして私自身も経営者を経験したことから、事業は社長の好きなこと、得意なこと、やっていて楽しいことに取り組むと、一番効果が出ると実感しています。そして、自分のやりたいことを深くやっていくと売上も会社規模も成長していきます。市場規模が小さい方が大企業の参入がなく、中小企業やベンチャー企業が勝てるチャンスは多くありますので、私は精一杯そのお手伝いをさせていただいております。

 

学生時代に頑張っていたことを教えてください

大学時代は毎日テニスをやっていました。そのため授業にあまり出ておらず、いまだに単位を落とす夢を見ますね。大学4年生の時にパナソニック株式会社(旧松下電器産業)に内定をいただいていましたが、単位がギリギリで入社できないかもと焦り、少し怖い思いをしました。

 

なぜ新卒でパナソニックに入社されたのでしょうか?

就職活動を始めるにあたり、メーカーに入りたいと考えていました。金融などの別業界からも内定をいただきましたが、ものづくりに興味があったのでパナソニックに入社しました。その後、35年間勤務し、その間、カーエレクトロニクス事業の販売会社で、国内営業本部長、首都圏地区統括会社の社長を歴任しました。

 

パナソニックでご経験された仕事で、今の事業に活きているものはありますか?

今の仕事に活きていることは2つあります。1つ目は販売会社への出向を30代で経験したことです。3年ほど出向先におり、お客様との接し方や営業のノウハウを学び、仕事の基本を覚えることができました。

2つ目は、50歳で首都圏の販売会社の社長(首都圏統括会社社長)に任命されたことです。カーナビやETCなど車関係のエレクトロニクスを売っていたのですが、企業の経営者やトップの方と会うことが多く、ダイナミックに仕事ができた経験は今の事業にも生かされています。

また、数字をとにかく追いかけることに注力をしていたこともあり、全国販売の33%を担っていました。ただその分、他販社が売れない分が当社に回ってくることも多くあったので頑張って売っていましたね。大変なこともありましたが、「売る」ことに関して信頼を得られる実績を作れたことはとても良かったと思います。

 

その後はどのようなキャリアを歩むのでしょうか?

58歳でパナソニックを退職しました。正直もう少し早く辞めたかったんですが、諸々の理由からなかなか難しかったです。元々、人と同じことをするのではなくちょっと違うことやってみたいという気持ちが常にあり、会社設立を考えていました。

パナソニック退職後は、知り合いの会社支援の為、最初は役員として、そして経営者として10年間経営に携わりました。

その後、組織に縛られず、自分でやってみたいという気持ちが強くなっていき、新しい事業を立ち上げました。それが、この「ヒューマンコンシェルジュ」です。

 

ヒューマンコンシェルジュ設立当初の想いをお聞かせください

バブル崩壊後の日本は「失われた30年」と言われているように経済力が落ちていき、日本企業の世界でのポジションが低くなっているのを見て、危機感を覚えました。そして、日本がまた活躍するためには、中小企業、ベンチャー企業が活躍できる場が必要だと考え、その実現のために動こうと決意しました。

ちなみに、コンサルタントではなく、コンシェルジュにしたのは、親しみをもってもらうためです。コンサルタントは難しいことを上から目線で話す先生のようなイメージがありますが、反対に、コンシェルジュは同等の目線で、話をよく聞いて丁寧に対応をするイメージがありますよね?

私がサービスを提供するなら親切、丁寧、スピーディーにお客様に応えたいと思い、「ヒューマンコンシェルジュ」と名づけました。

 

大企業と中小企業どちらも経験されて、気づいたことはありますか

大企業やサラリーマンには定年がありますが、中小企業の経営層は、元気なうちは定年関係なく働いていらっしゃる方が多いですよね。そういう姿を見て良いな、思いますし、自分もまだまだ頑張ろうと勇気をもらっています。

 

経営者になって大変なことはありますか?

経営者の仕事をしていて大変だと感じることはありませんが、とにかく日々慌ただしいですね。常に誰かとアポイントがあり、アポイント前の準備やお礼メールなど、細々としたタスクの多さに負担を感じることもあります。ですが、得意先等関係者の方々に失礼な対応をしないためにも、出来る限り仕事を持ち越さずにスピーディーにこなすことを心掛けています。

また、毎日大勢の方とお会いするため、突然お声をかけていただいた際、顔と名前の一致に時間がかかることもあるので、何とか解決策がないか、と思うことがありますね。

業務に関しては、リスク管理がうまくなったのか簡単な仕事(私がやるべき仕事)を受け持ち、難しい仕事が発生した際は、専門の方に任せるようにしています。

何に自分が一番コミットできるのか、お客様にとってどんな選択がベストかを考え、1人だけで解決をしないようにしています。

 

今後の展望はありますか?

日本を元気にしたいという思いは引き続き持ち続けて仕事をしたいです。また、世界最年長のコンシェルジュを目指してます。最年少はどんどん競争相手が増えていきますが、最年長はどんどん競争相手が減っていきます(笑)。私はいつまでも元気に仕事をする人生を目指し、これからも人の役に立っていきたいです。

 

何かPRしたいことはありますか?

2024年10月からTBSの元ニュースキャスターの菅原美千子さんと共同で、女性経営者10名限定で経営サロンを行います。日本は世界と比較すると今でもジェンダーギャップが世界118位と大きく低迷し、女性が活躍できてない環境で、男性との給与の差も大きい状況です。しかし、女性はコミュニケーション能力、共感力、美的感覚を持ち、男性には真似できない能力があります。セミナーを行いながら交流を深めていきたいですね。

また私は東京に上陸して来年50年になります。50周年を記念して、ローカルと東京を繋ぐような事業を始めたいと考えております。一般社団法人東京中小企業家同友会の副代表理事として、2000社以上の経営者と日々交流を深めている知見・人脈を活かし、地方創生と更に輝く東京を目指して、東京に支店や拠点を作るお手伝いをしたいと考えており、目下準備を進めております。

 

経営者におすすめの本はありますか?

松下幸之助さん著書の『道をひらく』です。ぜひ、読んでみてください!

【Amazon URL】

https://www.amazon.co.jp/dp/4569534074

投稿者プロフィール

『社長の履歴書』編集部
『社長の履歴書』編集部
新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!

就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。

代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!