今回は株式会社 ハーバルアイ代表、橋口 遼氏にお話を伺ってきました。
「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。
ぜひご覧ください!
会社名称 | 株式会社 ハーバルアイ |
代表者 | 橋口 遼 |
設立 | 平成27年12月1日 |
主な事業 | 医薬品・指定医薬部外品・健康食品の通信販売及び店舗販売 |
社員数 | 67名 |
会社所在地 | 福岡県福岡市中央区天神5-7-3 福岡天神北ビル6階 |
会社HP | https://www.herbal-i.co.jp/ |
事業内容を教えてください
漢方薬などの通信販売を行っているD2Cの会社です。リアル店舗として調剤薬局も運営しております。
2022年10月にはオンライン診療の事業も始める予定です。「未病ナビ」というサービスで、お客様に複数質問をして回答いただき、おすすめの漢方薬を提供したり、場合によってはドクターと繋いで診療ができます。
学生時代に熱中したことはありますか?
はまっていたスポーツなどは特にないですが、中学校から新聞配達の仕事をしていました。そのため他の学生よりアルバイト経験が長かったですね。他には飲食店でのアルバイトや大学生になってからはパチンコ屋の派遣会社で店員のアルバイトもやっていました。
大学では芸術学部に進学しました。元々映像や写真が好きだったので進学しましたが、中退しました。
起業するまでどのようなキャリアだったのでしょうか?
私が勤めていたパチンコの派遣の会社が、コンサルティングの会社に買収されました。私は大学の在籍中にその買収したコンサルティングの会社に入社することが決まったため大学を中退しました。会社の中ではいろんな事業再生コンサルや通信販売事業など様々なキャリアの経験ができました。
他に働いていた中での思い出の仕事はありますか?
健康食品の田七人参というサプリメントを販売していました。その際に中国の生産者を訪ねるため現地に調査に行きました。中国で物作りの現場をみて、しっかりとして商品づくりの過程を知れたので、視野が広がりましたね。
海外との取引で大変だったことはありますか?
現地に日本人のサポート会社があったのでトラブル等はありませんでした。しかし他の方に聞くとやはり「リスク」が存在し、委託した農家が勝手にヨーロッパやアメリカへ商品を売っていたことがあると聞きました。他には健康食品は自然相手の商品なので、天候のリスクとして予定の商品数が用意できなかったり、在庫リスクなどもあったりしましたね。
起業はいつから考えていたのでしょうか?
高校生の時ですね。
私の両親が離婚をしており片親で育ち、貧乏だったため子供の頃からお金について考える時間が人より多かったと思います。特にお金と幸せについてはよく考えていました。そして育った場所が鹿児島県の田舎だったのもあり、テレビで見る世界と今自分がいる世界は別物に感じていました。いつか自分の望む報酬やライフスタイルを得るためには、人と違った人生を選ばないといけないと思って「社長になりたい」と漠然と考えるようになりました。
独立しようと思ったきっかけはありますか?
30歳までには独立したいと考えていましたね。10年は会社員としてしっかり仕事をしたいと考えていたので、前職に10年間在籍しました。独立してから漢方に関する事業を立ち上げました。
私が幼い頃、小児喘息やアトピーを持っていたので漢方を処方されていたこともあり、漢方は私にとっては身近な存在でした。また医薬品の表示法が2015年に規制緩和されて今後ECサイトで漢方を売ることができるようになり、漢方ビジネスの流れがくると感じました。
今はみなさん総合百貨店よりもインターネットの専門店から買うことが主流になっています。欲しいものがあれば消費者は情報を検索します。昔のように百貨店で売っているので安心して買えるという時代ではなく、自分で調べて納得したものを買いたいという風潮に変わっていると思います。だからこそ漢方とネットビジネスの組み合わせに勝機があると思っていました。
起業してから大変だったことはなんですか?
薬膳の飲食店事業を進めていて、大きい店舗を2店舗オープンしたタイミングと新型コロナウイルスの流行のタイミングが被ってしまい、打撃を受けました。最近2店舗とも閉店しましたが、とても大変でしたね。
大変だったかと思いますがどのように乗り越えたのでしょうか?
トラブルが起きたときに人間の本質や組織の強さが出ると思います。トラブルが起きるとみんな不安になりますが、芯を見据えること。そして、やることというより、やらないことを決めるのを心がけています。
経営で大切にしていることはなんでしょうか?
前職で教えてもらった「ロマンとソロバン」という言葉にあるように、やりたいことと数字と向き合うことは大切にしています。
他には社長という役割を担っているので、自分や特定の個人に、情報と権力を集中させないようにしています。情報の透明化、権力の分散化、公平な仕組みづくりを心がけています。あと、怒らないようにすることも気を付けています。一緒に働いてくれるメンバーが自分の力に制限をかけずに、負荷がかかったとしても自分の可能性をしっかりと発揮できるような環境作りが大切だと思っています。
現在スタッフ募集はされていますか?
はい、8つの職種を募集しています。
採用の際にはミスマッチが起きないようにするのが大前提ですね。当社の風土と入社される方の将来設計が合わないといけないので、しっかりと見極めています。試用期間を設けていて、私はそれをお見合い期間だと思っています。そこで当社と採用された方が合うか・合わないかお互いに試しています。
また、新卒採用は今年で4年目になります。1次面接が合格した方には会社に3日間訪問できるフリーパス券を発行します。就活生に来ていただき会社の雰囲気を見てもらったり一人ひとり社員と話したりしてもらいます。そこから社員が投票で採用する方を決める投票制度も行っています。これもミスマッチを防ぐ1つの方法として採用しています。
どのような方に応募して欲しいですか?
漢方が好きな方に応募していただきたいです。また私たちは一般的なD2Cだけでなく、ブランドを作ったり、商品パッケージをデザインしたりメーカー的な仕事もします。クリエイティブな仕事や通販の仕事をしたい人も向いていると思います。
今後のご展望について教えてください
登録販売者や薬剤師がいるので、さらにメディカルとして正しい知識を適切な方に届けるサービスを強化してお客様にもっと身近に漢方を使っていただきたいです。
経営者に対しておすすめの本を教えてください
アービンジャーインスティチュート著書の『自分の小さな「箱」から脱出する方法』です。2006年に出版された本ですが今も売れていて、当社の社員もみんな読むようにしています。人間関係の解決のヒントになるかもしれません。
身の周りの人間関係はすべて自分が原因で引き起こしている。 それこそが、本書のいう「箱に入っている状態」である。 「どうして彼は問題ばかり起こすのか?」 「なぜパートナーは勝手なことばかり言いだすのか?」 こうした問題を、私たちは「相手の問題」と考えがちだが、本当の問題は「自分」にある。 読み進めるうちに、家庭や職場での人間関係を深め、十分な成果を出す環境を作る方法を学べる。 世界的ベストセラーであり、日本でも25万人が読んで大反響を巻き起こした名著。 続編は、よりビジネスに特化した『管理しない会社がうまくいくワケ~自分の小さな「箱」から脱出する方法 ビジネス篇』として、2017年に刊行されている。 【AmazonURL】 |
投稿者プロフィール
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新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!
就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。
代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!
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