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GUILD株式会社代表 小宮 滉氏

  • 01/30/2025
  • 01/22/2025
  • 人材
  • 14回

今回はGUILD株式会社代表、小宮 滉氏にお話を伺ってきました。

「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。

ぜひご覧ください!

 

 

会社名称 GUILD株式会社
代表者 小宮 滉
設立 2022年5月
主な事業 インテントキャリアhttps://intent-career.com/

フリーランスエージェント https://intent-career.com/freelance

システム開発

社員数  10名(業務委託含む)(取材時)
会社所在地 東京都渋谷区神宮前6丁目23番4号桑野ビル2階
会社HP https://guild.support/

 

 

事業内容を教えてください

GUILD株式会社は「人の力を最大限に発揮するプロダクトを創る」を理念として掲げ主に2つの事業を展開しています。

1つ目は最近リリースした求人サービス「インテントキャリア」です。一般的な求人サイトと異なり、高年収や専門的なスキルが求められるポジションに特化しています。

2つ目がオフショア開発です。最近だと、LINE上でシームレスに使用可能なLINEミニアプリの開発に尽力しております。LINEのようなスーパーアプリ上でサービスを展開することが増えると見越して、弊社では色んなスーパーアプリ上で展開できるように開発支援をしております。

 

インテントキャリアの強みを教えてください

エンジニアやIT系のプロジェクトマネージャーに特化した求人サービスであるところが特徴です。求職者向けには海外求人の情報も提供しているので、国内の給与水準に満足できないエンジニアの方に特におすすめしたいです。

企業側にとっては、海外エンジニアの採用コストを大幅に削減できるメリットがあります。

現在は東南アジアや香港などの地域からのエンジニアが中心ですので、日本との時差が少なく、マネジメントも効率的に行えます。

なお、将来的にはアフリカ圏のエンジニア採用にも注力したいと考えています。アフリカは日本と8時間程度の時差があるためマネジメントの課題がありますが、この課題を解決できれば採用地域をさらに広げられると考えています。

 

ここからは小宮社長のことをお聞かせください。学生時代はどのようなことに熱中されていましたか?

高校生まではごく普通の学生だったと思います。

大学では法政大学経営学部に進学し、3年生の時にプログラミングスクールを運営する会社でインターンシップを経験しました。受講生へのプログラミング指導や、要件定義から実装までの模擬プロダクト開発を通じて、他者の視点に立って考え、効果的にコミュニケーションを取る能力が養われました。

その後、休学してコインチェック株式会社のマーケティング部でインターンを経験し、データ分析や仮想通貨のプログラミングを学びました。海外のエンジニアとの協働が多く、仮想通貨のドル建て取引について学べたことで、日本と海外の両方の視点から仮想通貨業界を理解することができました。特に、業界が急成長している時期だったので、その躍動感を味わえたのは貴重な経験でした。

そして、2022年3月はWeb3が盛り上がっている時期だったこともあり、大学卒業と同時に起業を決意しました。

 

経営学部に進学される前に、すでに起業したいと考えていらっしゃったのでしょうか?

特に意識はしていませんでした。文系だったので経営学部か経済学部かという単純な選択でした。しかし、インターンを経験したことで、徐々に「経営者」としての働き方に興味を持つようになりました。

 

プログラミングや仮想通貨に興味を持ったきっかけを教えていただきたいです

大学1年生の時に偶然仮想通貨に触れたことが、興味を持ったきっかけです。そしてその時に初めて仮想通貨がプログラミングで作られていることを知りました。

色々と調べていくうちに自分でもやってみたくなり、オンライン学習サービスで勉強を始め、その後、さらに実践的に学びたいと思い、インターンシップに参加しました。

 

大学を卒業して1ヶ月で起業されたとのことですが、経緯を教えてください

卒業後の1ヶ月は、正直に言うとニートのような状態でした。ただ、若いうちなら失敗してもやり直せるという思いが根底にあったので、不安や焦りはありましたが、それ以上に「やりたいことを楽しみたい」という気持ちが強かったです。

そして、2022年5月にGUILD株式会社を創業しました。

 

経営者になってから大変だったことはありますか?

社会人経験がほとんどない状態でスタートしたため、自分の得意不得意が把握できていませんでした。特に財務やバックオフィス業務は全て自分で担当しようと考えていましたが、非効率だと気付き、早い段階でスタッフに権限を委譲しました。

また、自分が期待するアウトプットと、提供されるアウトプットにギャップがあったことも課題でした。依頼の仕方や前提条件の共有が不十分だったことを反省し、採用時の人材要件の明確化も進めました。

現在は、相手の得意分野を活かしながら、共に成長していける関係を築けるようになっています。

 

仕事ではどんな時にやりがいを感じますか?

「経営者」という立場だからこそできる仕事に魅力を感じています。一般の社員では出会えない経営者や著名人との交流など、新しい世界を体験できることがやりがいです。

 

経営の軸は何かありますか?

多様な人々に成長の機会を提供し、十分に評価されていない人材をサポートしていくことです。

昨年アフリカを視察した際、英語力とプログラミングスキルを持ちながら、仕事の機会に恵まれない人々に出会いました。そうした人材に機会を提供し、活躍の場を広げていきたいと考えています。将来的には発展途上国の社会課題解決に貢献したいです。

 

なぜアフリカに注目されたのでしょうか?

最初は仮想通貨の保有率の高さに興味を持ちました。その後、アプリ開発をはじめ、様々なプロジェクトでナイジェリアの方々と協働する機会があり、そのつながりから視察を行うことになりました。

アフリカの人口は現在13億人ですが、2050年には25億人に達すると予測されています。世界人口の4分の1がアフリカ人になる見込みです。都市部の経済規模は日本の高度経済成長期に匹敵し、今後さらなる発展が期待されます。そのため、今からアフリカに参入することで、将来的な優位性を確保できるだけでなく、日本の人口減少時代における新たなビジネスチャンスにもなると考えています。

 

今後の展望を教えてください

まずは日本国内の求人数を増やしていきます。特に大手企業にインテントキャリアをご活用いただき、海外エンジニアの採用を拡大していきたいです。

 

経営者におすすめの本はありますか?

グレッグ・マキューンさんの『エッセンシャル思考』がおすすめです。私は様々なことに興味を持ちやすく、あれもこれもと手を広げがちです。人生は100年時代と言われる一方で、時間には限りがあります。この本からは、逆算思考で優先すべきことを見極める大切さを学べます。

ぜひご覧ください!

【Amazon URL】

https://www.amazon.co.jp/dp/4761270438

投稿者プロフィール

『社長の履歴書』編集部
『社長の履歴書』編集部
新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!

就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。

代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!