今回は株式会社EmpowerX代表、大野 将也氏にお話を伺ってきました。
「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。
ぜひご覧ください!
会社名称 | 株式会社EmpowerX |
代表者 | 大野 将也 |
設立 | 2022年 |
主な事業 | インサイドセールス支援
新規事業におけるインタビュー支援・テストマーケティング支援 BtoBマーケティング支援 |
社員数 | 60名(業務委託含む)(取材時) |
会社所在地 | 東京都品川区東五反田2丁目9−5 サウスウィング東五反田4階 |
会社HP | https://empowerx.co.jp/ |
事業内容について教えてください
株式会社EmpowerXは、クライアントの成長目標達成に徹底的にコミットする営業支援企業です。設立以来スタートアップから上場企業まで、多くのBtoB SaaS企業の成長を、戦略立案から実行まで一貫してサポートしてまいりました。
戦略設計・顧客検証・実行リソース提供に加え、新規事業の企画段階からPMF後まで徹底的に伴走するところが特徴です。
ベンチャー企業~大企業の新規事業のご支援が多く、共に事業をどのように成長させていくのか、戦略の設計から仕組み化、実行、成果を出す部分まで伴走支援を行っています。
「代わりに行う営業代行から、代表して行う営業代行に常識をアップデートし革命を起こす。」という信念のもと、営業の新たなスタイルを提案されていらっしゃいますが、具体的にどのようなことをされていらっしゃるのか教えてください
当社の営業支援は、ただ商談創出だけをするというものではありません。営業全体の戦略を作っていくコンサルティングと、それの実行までを担っています。そのため、事業の成長を共に作っていける会社である、という意味を込めて「営業代表」謳っています。
また、支援時には専任のIS・FSがサポートしますが、彼らは元マッキンゼー・ベイカレント・Salesforce・楽天出身と大手企業で結果を残し、当社の理念に共感してお客様のために全力で行動するプロフェッショナル達です。
営業組織の変革から売上向上まで、具体的な数字で示せる成果を生み出しております。
新規事業やインサイドセールス、BtoBマーケティング等でお困りの方はぜひお気軽にご連絡ください。
https://empowerx.co.jp/contact/01
ここからは大野社長のことをお聞かせください。学生時代に打ち込んだことはありますか?
学生時代は野球に熱中しており、軟式野球を12年間やっていました。
高校時代は全国大会に出場しましたが、私が座っていたのは応援席です。この経験が原体験となり、その後の大学生活、社会人生活を充実させようと思えました。
大学時代でも野球を続け、またビジネス経験も積みました。大学3年生の頃から主にtoCの営業をしており、飛び込み営業やテレアポをしていました。
社会人時代の経歴を教えてください
新卒で株式会社エイチームに入社し、営業として経験を積みました。決め手は年功序列がなく成果主義だったところです。特に新卒でも何年か後には子会社の社長になれたり、事業アイデアを出す機会が豊富にあったりと、実力主義でチャンスも多い環境に惹かれました。
当時は将来起業したいと考えており、3年程経験を積んだ後、社内起業やグループ会社の社長として仕事をしたいと考えていました。
その後セールスフォースジャパンへご転職されましたが、どのようなきっかけがあったのでしょうか?
IT系のサービスだったことから、営業よりもエンジニアやマーケターの力が強い環境であったことが転職を考えるきっかけとなりました。もちろん営業も大事な位置づけにありましたが、自身のキャリアや成長を考えたときに、もっと営業が強い会社で経験を積みたいと思いました。
そして成長できる会社を探した結果、セールスフォースで実績を残したら「私の強みは営業です」と胸を張って言えると思い、転職しました。
インサイドセールスとしてSales Development、Business Developmentを経験し、最短でAccount Executiveへ昇格し、その後Account Executive SBに転身後も、最速で年間達成率160%を記録することができました。
社会人時代にご経験されたお仕事のなかで、印象に残っているものはありますか?
2つあります。1つは目標をやりきるという経験です。これは会社から与えられた目標だけでなく、自分で宣言した目標に対してもきちんとやりきったことで、人間的にも強くなれました。
もう1つは営業です。BtoBセールスでは中小企業の経営者とお話することが多いですが、扱っているサービスを通じて事業を成長させていきましょうと口で言うだけでなく、実際にどうすれば実現できるのかを真剣にディスカッションしていました。対等な関係で一緒に戦略を考え、クライアントの立場に立って提案する、それができる環境で働けたのは今の自分を作ったとても良い経験だったと思います。
起業された経緯を教えてください
元々19~20歳ごろに漠然と将来は起業したいと思い、3年働いた後に実行しようと思っていましたが、営業でトップをとりたいと思い、転職しました。お陰様で良い成績を残すことができ、高い評価を社内外から頂けたことでこのまま働き続けようとも思っていましたが、過去に「絶好調のときに辞めたほうが良い」と言われたことを思い出し、勢いで退職しました。前々から起業したいとは思っていましたが、綿密に準備をしていたわけではありません。
また、起業後に30歳までには事業を伸ばしたいと考えていたので、27歳は起業するラストチャンスだとも感じていました。
起業直後はどのようなビジョンを持っていらっしゃいましたか?
本当に最初は何もなかったです。個人事業主の延長のような形でコンサル案件を4社と契約し1人で仕事をしていました。
しかし、仕事をこなしていくなかで営業の素晴らしさを再認識しましたし、私のノウハウを広く伝えることで、営業支援、営業代行、営業コンサル等、業界全体がより良い方向に向かっていくのではないかと思いました。
営業代表として業界をリードすることで業界全体の基準値が上がりますし、私達の仕事は会社経営、事業成長に直接インパクトを与えることができるので、結果的に良い会社が増えるのではないかと考えました。
経営者としてどのような苦労を経験されましたか?
当社では新規事業のご支援をしていますが、実は成功確率は10%ほどと言われています。そのようなシビアな現実があるなかでも当社は本気でお客様を支援していますが、必ずしもその事業がヒットするわけではありません。
しかし、起案者となっているお客様はご自身のキャリアをかけて新規事業をやりたいと手を上げ、何億円もの予算を引っ張ってきているので、人生がかかっています。
だからこそ、我々も同じ温度感で向き合わなければ絶対に成功はしません。
「この事業を成長させる」という熱量や意気込みを持ち続けなければいけませんし、必要なこと、やったほうが良いことは全部やりきるのが理想です。たとえ業務範囲を飛び越えたとしても、自主的に行動する姿勢が求められます。
そして、これはメンバーだけでなく、お客様にも同じような熱意や意気込みを持っていただく必要があります。
そのため、当社では営業戦略だけでなく、事業戦略の部分から一緒に考えることで、新規事業の成功を実現させています。
営業マンの育成において、どのような点を注視されていらっしゃいますか?
人間として、営業マンとして何をするかという2軸を大事にしています。
わかりやすく営業マンの部分から説明すると、セールスフォースはじめ、トップクラスの会社で教育を受けてきたメンバーの知見を社内育成に活用しています。
基準値やアウトプットの品質等はこれらの会社と比べても遜色のないレベルになるよう教育体制を敷いているからこそ、全てのメンバーが期待値を超える成果を出し続けることができています。
人間としての部分は、目標を達成すること、お客様のために仕事をするという価値観を常に意識して仕事をするようにコミュニケーションをとっています。
大野社長は営業マンとして多くの実績を残されてきましたが、経営者になってからはどのような部分でやりがいを感じていらっしゃいますか?
お客様もメンバーも関わる全員が何かに挑戦をしている人達です。
それも高い基準値を目指して挑戦をしているので、そのビフォーとアフターの変容をどれだけ作り出せるかに興味がありますし、そこにやりがいを感じます。
例えば、結果ベースの話にはなりますが、未経験で入社したメンバーが「ここまでできるのか」「こんなに大きな売り上げを引っ張ってきてすごいな」と想像以上の成果を出したときや、行動プロセスや人との関わりなど、人としても成長している瞬間をみることがやりがいです。
今後の展望を教えてください
営業代表という新しい業界を作りたいです。それは、営業代行業界の基準を上げた先にあると考えているので、まずは当社が「営業代表」を広めること、そして営業支援業界で1番を取ることが目標です。
私達が1番良いサービスを提供している自負があるので、そのサービスで1位をとればそれが基準値になります。そうすることで、業界全体の基準を上げることもできるので、今後はそれを実現できるように邁進していきます。
おすすめの本はありますか?
『覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰』がおすすめです。読むたびに毎回学びのある本ですし、経営者にとってとても大切なことが書かれています。経営をしていく中で様々な苦労や葛藤がありますが、そのような時に自分を正しい方向へと導いてくれる本です。
ぜひご一読ください。
『覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰』
池田貴将 編訳 【Amazon URL】 |
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