今回は株式会社Deport代表、河合 俊介氏にお話を伺ってきました。
「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。
ぜひご覧ください!
会社名称 | 株式会社Deport (デポート) |
代表者 | 河合 俊介 |
設立 | 2019年 6月3日 |
主な事業 | 歯科医院における吸引装置、エアー供給システム、 及びオゾンの特性を生かした商品の開発・設計・生産・販売・保守 |
社員数 | 20名 |
会社所在地 | 〒465-0025 愛知県名古屋市名東区上社1丁目407 |
会社HP | https://deport.co.jp/ |
事業内容を教えてください
当社は株式会社タムラテコの子会社として2019年に立ち上がりました。
事業内容は親会社の株式会社タムラテコが作るオゾン発生機の販売代理店と歯科医療機器の吸引器、圧縮機を製造販売しています。
学生時代に熱中したことを教えてください
サッカー部に所属し中学・高校と毎日サッカーをしていました。大学時代は仲間とサッカーチームを作り、大会に出場していました。
大学では経営情報学部で学んでいました。当時は丁度パソコンが普及し始めた時期で、プログラムを作ったり経営学を勉強したりしていましたね。ちょうど就職氷河期で就職活動に苦戦する時代でした。
河合さんの大学卒業後の進路について教えてください
父親が歯科技工士で、入れ歯や銀歯、詰め物を作る個人経営者でした。大学時代から車の免許を取って納品の手伝いをしていたのもあって就職活動中は歯科業界を目指していました。
そして歯科関係の会社に内定をいただき、次の転職先も歯科関係の仕事をしていました。転職先の会社には10年程勤めていて、取引先の1社として株式会社タムラテコがあり、社長にお会いしました。転職先の会社の経営が傾きかけていると相談すると「オゾン器の販売を担当していたのであれば、一度自分で会社をやってみないか?」とお話をいただきました。
会社員時代のエピソードを教えてください
前職の会社の業績が行き詰まっている時に、私は営業責任者として仕事をしていました。責任者として会社のキャッシュフローを見れたのは、独立した今思うととても良い経験をさせていただいたと思います。
会社は資金があってはじめて賃金を払うことができて、社員の頑張りにより、事業が成り立つということをその時しっかり見ることができました。お金がなければ社員の家族やお客さんにも迷惑かけることになります。3年ほど経営的な仕事をして、企業の経営者の大変さを知ることができました。従業員の私には打ち明けにくかったと思いますが、社長が業績の話しを早めにしてくれたことで、様々な対策を打つことができました。
どうして前職の会社はうまくいかなかったのでしょうか?
今思い返すと前職の会社がどうして経営を続けられなかったか分かります。なぜなら、ヒト・モノ・カネの管理ができていなかったからです。社長1人が管理するのではなく、管理組織を作ることが重要です。前職の会社の失敗を活かし、独立した会社では初めに管理できる人材を充実させました。
他にも大切にしていることはありますか?
人との縁を大切にしています。管理職は私が採用していますが、部署内ではスタッフの知り合いを紹介してもらったり、スタッフが働きたいと思う方を採用したりしています。まだ会社は小さいのですが今のうちから仲間を採用するようにしています。スタッフには「この会社で働いていてよかった」と思っていただきたいですね。人と人の繋がりを大事にすることが一番の会社をやっていく上で基盤になっています。
起業してから一番大変だったことはなんでしょうか?
最初は雇用の問題が一番大変でしたね。今まで会社員だったので人を採用した経験がありませんでした。極端に言うと当社で採用することでその方の人生まで変わっていきます。そしてさらにその家族の人生にも影響していくので、採用活動は責任重大だと感じていました。
また、創業して半年のタイミングで新型コロナウイルスが拡大し、オゾン機器がニュースやNHKで取り上げられました。その結果、会社の電話が鳴り止まず、問い合わせを多くいただく状態になり、急遽人員を増やさなければならない状況になりました。
創業したばかりでその状況は大変でしたね。貴社のスタッフの採用基準を教えてほしいです
当社はコミュニケーションが活発な会社です。休憩中や仕事をしている時もスタッフ同士が仲良くしているので、個人主義で他者との協力が苦手な方は当社で働くのは難しいと思います。能力は大事ですが働いているうちに身に付いていきます。楽しく働いてもらうことが私の目標なので、社員同士のコミュニケーションを積極的にとっていただきたいです。
株式会社Deportのご展望を教えてください
4年目に入り、会社の強み・弱みが見えてきました。ですが、これからもDeportの良いところを伸ばしていきたいです。
当社はまだ自社だけで製造が出来ないので、今後は自社開発して販売したいと考えています。今はエンジニアが1人在籍していますが、自社開発だともっと多くのエンジニアが必要になるので積極的に採用をしていきたいです。
また、オゾンと歯科医療の結びつきを強化していきたいと思います。日本国民の大半が歯のトラブルを抱えています。これからは口のトラブルを薬剤ではなくオゾン水を使用することで病気を軽減していきたいです。研究会を発足するので、エビデンスを取りつつ皆さんに広げていきます。
そして、新型コロナウイルスが蔓延し、アルコールをつけることが習慣になりました。しかし中にはアルコールアレルギーや子供には使いにくいといった声があります。そのような方にはオゾン水を利用してもらうことも選択肢の1つとして取り入れてほしいです。
経営者におすすめの本はありますか?
これから経営者になりたい方には曽根康正さんの「社長の覚悟」をお薦めします。
私が会社員から経営者になるときに、経営者とは何をすれば良いのか分からず本を読んでいました。その中で一番しっくりきたのがこの本です。「財を残すは下、事業を残すは中、人を残すは上」と書かれていて、お金を残すよりも事業を残し、さらに事業を残すのは人が必要です。しかし人を残すためにはお金が大切なので、お金・事業・人を大切にしなければいけないことを学びました。会社経営をしていくのに何をしていけばよいのかが書いてあり、さらに成功した経営者の言葉も載っているので教科書のような一冊になると思います。まず会社を経営したいと思った方は本を読んで真似をしてみてください。
ともすれば孤立しがちな社長という存在。中小企業の社長にとって大切なことは何でしょうか。本書は中小企業の社長に向けた応援歌です。中小企業は経営者そのものです。社長の器以上に会社が成長することはありません。会社の質は社長の質で決まるのです。しかし、成長を続ける会社もあります。そこの社長に共通するものがあります。それは「チャレンジ精神」です。「成功者」の反対語は「失敗者」でなく、チャレンジしない人と言えます。本書は、東海地区で40年間にわたって中小企業の社長に伝えてきた指南の数々を125のメッセージに収めたものです。名経営者のことばも分かりやすく解説されています。気になるところから読み進めてみてください。
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投稿者プロフィール
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新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!
就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。
代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!
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