今回は株式会社ダイレクトカーズ代表、百田 雅人氏にお話を伺ってきました。

「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。

ぜひご覧ください!

 

会社名称 株式会社ダイレクトカーズ
代表者 百田雅人
設立 2009年(平成21年)11月21日
主な事業 キャンピングカー、車中泊、アウトドア、トランポ、カスタム車

製造、企画、設計、開発販売、買い取り、リース、パーツ販売、リフォーム

レンタカー、車検、板金塗装、一般整備

社員数 40名(取材時)
会社所在地 ショールームSUZUKA BASE:三重県鈴鹿市磯山3丁目4-1592

ショールームATSUGI BASE:神奈川県厚木市妻田東3丁目33-10

会社HP https://www.cars-drt.com/

 

 

事業内容を教えてください

株式会社ダイレクトカーズは三重県鈴鹿市と神奈川県厚木市に店舗を構え、キャンピングカーや中古車の製造販売を行っている会社です。また、三重県津市には「テクニカルセンター」と呼ばれる工場を設けており、車の製作などを行っています。

ダイレクトカーズという社名は「お客様と直接接点を持ちたい」「車を通じて地域に貢献したい」という願いを込めてつけました。

当社では、キャンピングカーを多く取り揃えております。

この車は車中泊やキャンプを楽しむだけでなく、災害時には住宅の代わりにもなる存在です。

私達が販売する車を通して、お客様の人生がより楽しいものになるように、そして安心して生活いただけるよう、オリジナルのハイエースキャンパーを生み出し続けます。

 

キャンピングカーは災害時にどのように活躍するのでしょうか?

電源の確保、プライバシーの確保、寝る場所の確保、ペット等の避難、備蓄品が積めることから、緊急時や災害時に心強い味方となります。2011年の東日本大震災の経験からキャンピングカーを災害対策として役立てたいと考え、当社は三重県鈴鹿市をはじめ計6つの市と災害協定を結びました。

そして、2024年1月1日に発生した能登半島の地震の際には、キャンピングカーを避難所として貸し出すなどの支援を行いました。震災時に仮設住宅を建てるには時間がかかりますが、キャンピングカーはタイヤが付いているため、即座に移動・活用できるのが魅力の1つです。現在、日本RV協会とともに、「防キャン」(防災×キャンピングカー)という考え方を世の中に広めるべく、活動しています。

 

ショールームについて教えてください

「キャンピングカー」というと、皆さん旅行や車中泊などの「贅沢品」だとイメージされると思いますが、私たちは軽自動車から大型車両まで幅広い車種を取り扱っています。特にショールームSUZUKA BASEは、東海地区最大級の規模で、約7,600平米の敷地に100台ほどのキャンピングカーやトレーラーを展示していますので、キャンピングカーの種類の多さやカスタムの幅広さを知っていただきたいです。そしてショールーム ATSUGI BASEも室内展示場となっており、SUZUKABASEと同じく「体験・体感型ショールーム」となっております。

コロナ禍から「密」を避ける旅の手段としてキャンピングカーの需要が急増しました。公共交通機関や飛行機を避けたいという方や富裕層のお客様が購入されるケースが多かったです。他にもテレワーク、ワーケーションといった新しい使い方でも注目されています。「動くホテル」や「動くログハウス」のように活用していただきたいです。

「毎日がキャンピングカーショー」というコンセプトを掲げて従業員一同日々仕事をしておりますので、お近くにお越しの際はぜひお気軽にお立ち寄りください!

詳細はぜひこちらをご覧ください

https://www.cars-drt.com/

 

ここからは百田社長ご自身のことを聞きしたいです。どのような幼少期でしたか?また、いつ頃から将来社長になりたいと思っていましたか?

プラモデルやミニカーが好きな子供でしたね。母親の実家が修理工場を営んでいましたが、 小さい頃に自分が社長になるとは思っていませんでした。

そして高校卒業後、しばらくはとくに目標もなく過ごし、20歳で大手中古車販売チェーンでサラリーマンをしていました。

 

会社員時代のことを教えてください

会社の中で昇進し、35歳で退職をする頃は副社長として働いていました。

店舗立ち上げの仕事をしていた際は、急に「明日から関西に新店舗を立ち上げて成功させてくれ」と言われ、成功させるために真剣に仕事と向き合っていました。

大変なことも多かったですが、北海道から沖縄まで支店があったため、次の勤務先がどこになるか分からないワクワクがありました。

 

サラリーマン時代にご活躍されていたなか、なぜ独立されたのでしょうか?

会社の倒産がきっかけで、自分でビジネスをやるしかないと思い、2009年に個人事業として中古車の販売とミニバンのカスタムの2本柱でビジネスをスタートしました。

三重県で創業しましたが、私は宮城県で生まれ、神奈川県で育ち、サラリーマン時代最後の勤務地は愛知です。知り合いもコネも友人もいない状況でしたが、新しい土地で事業を始めること自体に慣れていたことや、最初のお取引先が三重のディーラーだったこともあり、順調に事業を伸ばしてきました。

 

なぜ軽自動車の販売からキャンピングカーに事業を移行したのでしょうか?

一番のきっかけは、東日本大震災です。福島県南相馬市のお客様が津波に愛車を流され、その代わりとなる車としてベッドキットを装着したハイエースを購入してくださいました。納車の瞬間に、これまで普通の車を何年も販売してきた中では感じられなかったほどの「お客様の喜び」を強く実感しました。キャンピングカーは生活必需品ではありません。しかし、お客様のライフスタイルを豊かにし、楽しくする手段だと思い「もっと喜んでもらえる車づくりを追求したい」と考えるようになりました。

また軽自動車やワンボックスカーでは、価格競争が非常に厳しい状況でした。お客様が「価格」で買いに来ており、「こちらではいくら引ける」「あちらではもっと安い」など、値引きの話ばかりになっていました。このままでは事業を続ける意味がないと考え、工夫を施した車両を販売していました。ある日、知人の業者から「ハイエースが面白い」という話を聞き、試しに取り扱ってみると非常に好評で、キャンピングカー事業に進んでいきました。

 

経営者になってから大変だったことはありますか?

ビジネスをしていると、日々なにかしらの問題はありますが、その都度きちんと向き合って解決していくことを心がけています。

社長の価値観が社風になっていきますので、軸をぶらさないよう心掛けています。

私は車を通じてお客様が幸せになってほしいと考えていますが、とはいえ、会社全体にその理念を浸透させるのは非常に難しいですね。

 

理念を浸透させるために取り組んでいることはありますか?

月に2回行う勉強会では冊子を用意して、設問に答えていくことで1人ひとりの価値観を認められるようにしています。どうしても仕事をしていると「物を売らないといけない」という意識になってしまいますが、それではお客様に良い買い物をしていただくことはできません。そのため勉強会の他にも朝礼を行い、従業員のモチベーションをあげ、現場の意識改革を行っています。

 

今後の展望はありますか?

当社では扱っている車の95%がトヨタ車です。しかし、2024年は様々な問題があり、ハイエースの生産が止まってしまい、大きな打撃を受けました。ですが、お客様が喜ぶ仕事をすれば、必ず業績は上がっていきます。より良い車との出会いをつくれるよう、今後は他ブランドの車両の取り扱いを増やしていきたいです。

そして、現在新規出店も考えており、全国展開できるように目指しています。

 

経営者におすすめの本はありますか?

4冊紹介したいです。

雑誌『理念と経営』https://www.rinen-mg.co.jp/

吉田松陰『覚悟の磨き方』https://www.amazon.co.jp/dp/4861139929

安田 隆夫『運 ドン・キホーテ創業者「最強の遺言」 』https://www.amazon.co.jp/dp/4166614584

菅原 由一 『タピオカ屋はどこへいったのか? 商売の始め方と儲け方がわかるビジネスのカラクリ 』https://www.amazon.co.jp/dp/4046065125

これらの本を読むと、自分の足りない部分や至らない点に気づかされます。様々なビジネス本がありますが、本は読む前に目的を明確にすることが重要です。時間がなくて本が読めないと相談されることがありますが、私は時間は作るものだと思ってます。新幹線や飛行機などの移動時間を利用できるよう、常にバッグに本を入れています。

皆さんもぜひ時間を作る工夫をして、様々な本を読んでみてください!

 

投稿者プロフィール

『社長の履歴書』編集部
『社長の履歴書』編集部
企業の「発信したい」と読者の「知りたい」を繋ぐ記事を、ビジネス書の編集者が作成しています。

企業出版のノウハウを活かした記事制作を行うことで、社長のブランディング、企業の信頼度向上に貢献してまいります。