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株式会社ビットストロング代表取締役 門 洪涛氏

今回は、株式会社ビットストロング代表取締役、門 洪涛氏にお話を伺ってきました。

「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。ぜひご覧ください!

 

株式会社ビットストロング 会社概要

会社名称 株式会社ビットストロング
代表者 代表取締役社長 門 洪涛(もん こうとう)
設立 2001年
主な事業 システム開発
画像処理
製品販売
人材派遣
社員数 95名(取材時)
会社所在地 東京都港区浜松町1-1-10秋間ビル6階
会社HP https://www.bitstrong.com/jp/

 

 

まずは御社の事業内容についてお話を聞かせてください。

 

弊社には主に三つの事業があります。

 

第一に、『画像処理事業』。

昔とは大きく変わった写真業界ですが、今は特に医療と工業に焦点を当ててシステムを展開しています。

人間の目を代替するAIによる画像処理技術は、医療画像解析、ITサービスへと応用し、一般業務用デジタル画像処理では、工場で不良品の検査をするときに役立てていただいております。

 

第二に、『人材派遣事業』。

英語力のある技術者、日本語が堪能な外国籍の技術者など、システム開発の分野には欠かせないグローバルな人材確保を得意としています。

グループ会社で行っているセミナーなどにも積極的に参加し、人材の技術レベルアップにも努めております。

 

第三に、『製品販売事業』。

新型コロナウイルスの感染対策として、高精度サーモグラフィーをはじめ、動物医療製品や画像処理ソフトなどの製品を販売しています。

弊社のシステム受託開発は、特に中国とのオフショア開発に注力しており、国内のみにとどまりません。

中国の西安に現地法人でもある開発拠点を置き、日本と中国のパイプを強固なものにすることで、お客様に「安いコストで、高品質のサービスを提供する」ことができるプラットフォームを用意しております。

 

現在に至るまでの門さんのご経歴を教えてください。

 

中国の大学を卒業後、中国にて2年間開発の仕事に携わりました。

その後来日し、東大の大学院へ入学。5年間、『画像』を研究テーマとして学びました。

卒業後の1994年3月に、インスタントカメラを扱う日本ポラロイド株式会社の電子映像事業部に入社。

しかし当時は、デジカメが流行り始めた頃で、会社の存続ができなくなるような状況に不安を感じ、希望退職しました。

 

その後、いくつかの会社勤務を経て、2001年に会社を設立。経験を活かして、画像処理関係の仕事をしようとしましたが、当時はとにかく人材不足でした。そんな状況もあり、人材派遣業務も行うことに。画像処理と人材派遣の業務を、リーマンショックの頃まで同時進行で行いました。

事業は軌道に乗っていたのですが、リーマンショックで大打撃を受けました。そこから製品販売も始めるようにしたんです。

 

画像処理周りのハードウェア製品に力を入れ10年たった頃、コロナ禍になったのですが、サーモグラフィーの技術・製品を扱っていたため、爆発的に売り上げが伸びました。

それまでの販売先は工場だけでしたが、多くの場所に市場が広がったんです。それらの製品の売れ行きと並行して他の事業も成長し、この2年間で社員も急激に増えましたね。

現在の社員は95名。そのうち50人が日本人で、残りが中国人という割合になっています。

 

これまでに苦労したことがあれば教えてください。

 

会社を立ち上げたばかりの頃、人材不足だったのに、やらなければならない作業が多かったことですかね。自分が全て請け負わなければならなかったので、とにかく忙しく、苦労しました。

 

当時はそれをどのようにして乗り越えたのでしょうか?

 

トライ&エラーを繰り返し、着実に一歩一歩変わっていくことで乗り越えました。変化しようと思ったら、色々新しいことをやるしかないんです。しかも、自分でやるしかないんですよね。

 

現在の会社としての課題を教えてください。

 

原点に戻ることが課題だと思っています。

製品販売に関しては、今は他社製品の割合が多いんです。他社製品を売るのは楽ですが、自社技術が衰えてしまっているのではという危機感もあります。

過去の自社製品に磨きをかけ、かつてのように売り上げを作りたい。自社・他社の製品共、バランス良く売っていきたいです。

 

仕事をする上で、社員の方たちに伝えていることなどございますか?

 

外部研修の機会やグループ会社でのセミナーなどに参加して、学べるチャンスを活かしてスキルアップしてほしいと伝えています。

やりたいことに思い切って挑戦し、積極的にレベルを上げていってほしいですね。伸び代の多い若い社員には、特に期待しています。

 

最後に今後の展望や夢を教えてください。

 

私は60代ということもあり、仕事の第一線を離れて落ち着きたいですね。

温泉へ行ったりして、のんびりしたいです。自分がいなくても会社が活発に動いてくれるようになったら嬉しいです。

  

門さんが経営者におすすめする本を教えていただきました!

『考え方~人生・仕事の結果が変わる』 稲盛和夫(著)

京セラ創業から第二電電(現KDDI)の設立、そして、2010年の経営破綻からわずか2年で日本航空をスピード再生させた当代随一の経営者・稲盛和夫が、自ら一貫して実践し、社員一人ひとりに語り続けてきた、「自己成長を促し、真の充足をもたらす」唯一つの方法を示す。渾身の書下ろし新刊!!

 

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投稿者プロフィール

『社長の履歴書』編集部
『社長の履歴書』編集部
新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!

就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。

代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!