今回はアドカラーズ株式会社代表、冨岡 龍也氏にお話を伺ってきました。
「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。
ぜひご覧ください!
会社名称 | アドカラーズ株式会社 |
代表者 | 冨岡 龍也 |
設立 | 2021年 9月 |
主な事業 | 住宅リフォーム
店舗内装工事 ハウスクリーニング 営業コンサルティング WEB事業 |
社員数 | 21名 (業務委託・パートアルバイト含む) |
会社所在地 | 〒337-0051 埼玉県さいたま市見沼区東大宮5丁目18−2ロゼール1階 |
会社HP | https://add-colors.jp/ |
事業内容を教えてください
アドカラーズ株式会社は見積の原価や利益を全て丸裸にさらけ出す、業界ではとても珍しいリフォーム会社です。十数年に一度の大イベントであるリフォームをお客様が安心して決断するためにも、原価も利益も隠さずにお伝えし、にごりのない選択をお客様が出来るよう、日々正直な提案をしております。
また、当社は集客をSNSのみで行っている点も他社との大きな違いだと考えております。 特にYouTubeに力を入れており、リフォームの方法やお金に関して赤裸々に伝えたり、スタッフにフォーカスした内容もアップしております。
興味がありましたら、ぜひご視聴ください!
YouTube:ドラゴン冨岡 見積もりおじさん
https://www.youtube.com/@DoragonTomioka
冨岡社長ご自身のことを伺いたいです。学生時代に打ち込んだことはありますか?
川釣りに夢中になっていましたね。小学校低学年から叔父さんに釣りに連れて行ってもらい、世界一のブラックバス釣り師になることを目標にしていました。同世代の子供が好きなアニメはほとんど見たことがなく、毎日土日に放映される釣り番組を録画して学校が終わった後にその録画を見る生活をしており、幼い頃から好きなことにハマると熱中してしまうタイプでした。
中学生の頃は「高校なんて行かずに毎日釣りしていたい」と思っていましたが、ある高校の学校案内に釣り 部があると書かれていたことから進学を考えるようになりました。担任からも「高校は行った方が良い」と言われていたので、釣り部のある学校を志望しました。しかし、入学してみると釣り部は活動しておらず、結局は帰宅部になりました。
新卒ではどのような会社に入社されますか?
新卒では溶接工場に入社しました。当時はプロの釣り師になる予定で、高校卒業して入る会社なんてどうでもいいやと思っていました。そのため、先生が薦めてくれた会社にそのまま入社しました。 その後は釣具屋に転職をして夢に近づいていきましたが、プロの釣り師になるのは辞めました。
なぜプロの釣り師になることを辞めたのでしょうか?
実際にプロになるためのライセンスを受け始めて、現実を見てしまったからです。私の思い描いてたプロは、毎日釣りだけをして、取材を受けて、DVDを出している人だと思っていました。しかし実際は釣具屋やメーカーで働きながら、プロとして活動している方が大半でした。かなり有名なプロでも兼業だったことから、 幻想が崩れてプロの道は辞めました。
転職してからはどのようなキャリアを歩むのでしょうか?
釣具屋で働いている時に、店長や他のスタッフから「営業の才能がある!」と言われていました。
通常入社1 年目のスタッフは、在庫管理や雑用を任されますが、私の場合は店長からずっと店頭に立っていてほしいと言われていました。しかし、どれだけ売って成績が良くても、給与は変わらず一定だったため、不満を感じ ていました。
そんな時に頑張れば月に100万円稼げるという求人票を見つけ、即座に応募しました。ソーラーパネルを訪問営業する会社に転職しましたが、給与だけで会社を選んでいたので、研修2日目で初めて業務内容を知りました。
いつ独立されるのでしょうか?
訪問販売の際に工事をお任せできる業者に出会ったことから、2012年10月末にリフォーム工事会社を設立しました。しかし最初の起業だったのでうまくいかず、事業撤退してリフォーム会社に再就職しました。ですが、私は元からポジティブな性格なため「同じ失敗をしなければ次は成功するのでは?」と考え、今の会社を立ち上げました。
どのような失敗があったのでしょうか?
前の起業で水道管工事を請け負いましたが、被害総額7000万を出してしまいました。 経緯としては、知り合いから水道管工事を依頼されたのですが、オーナーから「安く済ませたいからこうしてほしい」と言われ、その提案通りに工事をしました。しかし、工事後、オーナーが自分で工事した箇所を触っていたこともあり、水道管が破裂してフロアが水浸しになってしまいました。
この経験から、それ以降はお客様からいくら安く済ませたいという要望があっても「できません、無理です」と伝えるようにしています。
いい意味でお客様の言いなりにはならず、お客様にとって最善のご提案ができるよう努めています。
2度目の起業で力を入れたことはありますか?
SNSマーケティングですね。私がどれだけ営業を頑張っても限界があります。スタッフの給与を稼ぐためにも、自動で集客できる環境を作れないかとSNSに取り組み、試行錯誤しました。
特にX(旧Twitter)を初めて触ったときは苦労しました。ツイートしても誰も反応してくれないので、誰に届 いているんだろうと悲しい気持ちになりましたし、それまではずっと営業で外回りばかりでしたが、突然事務所でスマートフォンを触るようになったので、スタッフから「営業しなくて大丈夫ですか?」と心配されました。
週に2回・2時間は必ず投稿内容を100個考えてアップし続けた結果、初ツイートから11ヶ月後、初めてX 経由で受注をすることができました。
どんな環境でも成果が出るまでは諦められない性格だったことが功を奏しました。
その後もSNSには力を入れていくのですか?
そうですね。TikTokとYouTubeを頑張っています。
当初は女性社員がTikTokを撮影して私が編集し、フォロワーが2万人に増えましたがビジネスには繋がりませんでした。そんな時に女性社員の退職が決まり、それでもSNSは続けていかなければいけないので、私が TikTokやYouTubeへの出演を始めることにしました。
どのような内容を発信しているのでしょうか?
動画ではリフォームの実態や裏話などを発信しています。視聴者にもっとしっかりとリフォーム業界を知っていただき、悪徳業者にひっかかるのを防ぎたいと思っています。リフォーム会社は免許が必要なく、500万円 以下であれば申請がいらないため、誰でも工事ができます。金額をぼったくったり、施工がひどい会社沢山あるため、注意してほしいと呼びかけています。
Xでは仕事に関する内容が2割、他の8割の投稿は私の人間味が分かる内容にしています。ビジネスアカウントでよくあることですが、社長のフォロワーが多いと憧れの対象になってしまい、気軽に呼んでもらったり、 一緒に仕事ができなくなったりします。そのため、フォロワーの皆さんに身近に感じてもらえるよう、心がけています。
今後の展望はありますか?
リフォーム業者のイメージをもっと向上させていきたいです。職人はすごく仕事ができ、体も鍛えていて、とてもカッコ良いんですが、職人について知らない人がとても多いと感じています。そのため、業界を変えることで、どんどん人が入ってきて、人材不足が解消されていく社会を目指したいです。
またSNSでは総フォロワー100万人を目標にしています。現在、建築のインフルエンサーや有名な建築会社の社長はいません。私が影響力を付けていけばもっと違う世界が見えるのではと思っています。
他の経営者におすすめの書籍はありますか?
集客に対するロジックを学ぶことができる、西野亮廣さん著書の『革命のファンファーレ』です。
この本は 絵本『えんとつ町のプペル』を作成するためにどのように人やお金を集めたのかが書かれています。
皆さんが面白く読める本だと思いますので、ぜひ読んでみてください。
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投稿者プロフィール
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新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!
就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。
代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!
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