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株式会社スタイル・エッジ代表 島田 雄左氏

  • 01/23/2025
  • 01/10/2025
  • 仕事
  • 61回

今回は株式会社スタイル・エッジ代表、島田雄左氏にお話を伺ってきました。

「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。

ぜひご覧ください!

 

会社名称 株式会社スタイル・エッジ
代表者 島田雄左
設立 2008年6月19日
主な事業 士業・医業等のプロフェッショナルに向けた総合支援
社員数 365名(2024年6月1日現在、アルバイト含む)
会社所在地 東京都新宿区新宿4-1-6 JR新宿ミライナタワー17F
会社HP https://styleedge.co.jp/

 

事業内容を教えてください

株式会社スタイル・エッジは弁護士や医師など、いわゆるプロフェッショナルと呼ばれる方々を対象に、「インフラ」「マーケティング」「システム」「コンサルティング」といった4領域での総合的な支援事業を展開しています。

当社の事業の特徴は「共創型のビジネスモデル」であることです。クライアントと一緒に事業を作り上げ、クライアントがエンドユーザーである借金問題に悩む方や交通事故に遭われた方、クリニックの患者様に対し、注力して解決策を提供できるように、経営支援をしています。クライアントからの信頼度が高いことが大きな強みで、17年間連続して継続率90%を保っております。

そして「80億の人生に彩りを。」をビジョンとし、現在、そして未来に生きる人びとが平等な機会を持ち、彩りにあふれた豊かな人生を歩む社会を目指しております。加えて、「社会的弱者」という言葉が存在しない世界となるよう、他者の幸せに自らの幸せを感じられるよう、事業を通して多くの笑顔を創るために邁進しております。

 

医師への支援は島田社長が就任後に取り組まれた事業かと思います。なぜこれを始めたのでしょうか?

開業医の方から「患者様に集中したいけど、経営のことがわからない」といったご相談を受けた際、お悩みが弁護士や司法書士の方々と共通していることに気づいたことがきっかけでした。

私に医療の知識はありませんが、17年間やってきた集客やシステムの開発・提供、コンサルティングなどは、ある程度同じオペレーションを作れるのではと思い、仮説を立てて取り組んだところ、結果的に多くの方からご支持をいただくことができました。

当社はインフラ×システム×マーケティング×コンサルティングを強みとしており、法律事務所だけでなく様々な専門家の支援に応用可能なノウハウを蓄積しております。

支援内容の詳細はぜひ当社のサイトをご覧ください。

URL:https://styleedge.co.jp/

 

お問い合わせはこちらから

https://styleedge.co.jp/contact/

 

ここからはぜひ島田社長のことをお聞かせください。学生時代に頑張っていたことはありますか?

学生時代を通して野球に打ち込んでいました。中央大学の野球部でプロ野球選手を目指していましたが、ある時に私の実力では難しいと実感し、プロ野球選手になることを諦めたタイミングで、子供の頃に父親から言われた「自分で会社をやった方が良い」という言葉を思い出し、いつかは起業しようと決意しました。

そして、法律を活用して人の役に立ちたいという思いから、24歳で司法書士の資格を取り、すぐに独立開業しました。

 

なぜ資格取得後すぐに独立開業されたのでしょうか?

当初は大手の事務所に入って修行したいと思っていましたが、希望していた事務所に入ることが叶いませんでした。そして、入れなかった悔しさがモチベーションとなり、「いつか自分を受け入れてくれなかった事務所を超える事務所を作りたい」と強く思い、そのまま独立することを決めました。

お金も人脈もなく一時は倒産寸前にまで経営が悪化したこともありましたが、粘り強く行動し、努力を重ねる中で創業してから8年で業界トップ10入りする規模の事務所へと成長させることができました。

 

すばらしいですね!独立されてから経験したお仕事で今に活きているものはありますか?

集客や資金繰り、マネジメントなど全く分からない状態で始めたため、全て試行錯誤しながらやってきました。だからこそ、今では全国の弁護士や司法書士から「経営面はどのようにされているんですか?」と質問を受けても、しっかりと回答することができています。

また、相談を受けるなかで皆さんが同じ様な悩みを抱えているのを知ったことが、スタイル・エッジでの仕事に繋がっています。

 

スタイル・エッジにはどのような経緯で参画されたのでしょうか?

元々スタイル・エッジは私が経営していた司法書士事務所のビジネスパートナーだったのですが、2019年に創業者からお声がけいただき、外部アドバイザーに招致されたことをきっかけに参画することになりました。

私が元々感じていた業界の課題をこの会社の事業でなら解決できると思ってのことです。

そして、2020年に執行役員となり、2021年4月5日に代表取締役に就任しました。

 

経営をする中でどのようなことが大変でしたか?

やはり人間関係ですね。従業員との信頼関係を築くことが難しかったです。

独立開業したときは創業者だったので、私がやりたいと伝えたことはすぐにみんなに伝わり、動いてくれる環境がありました。しかし、スタイル・エッジでは就任当初、外部の人という目で見られており、私がやりたいと思ったことを従業員に伝えてもなかなか実現しなかったり、まったく異なることがなされていたりと軋轢が生まれていました。

このとき、同じ社長業でも、創業者と承継者では人からの見られ方が大きく違うことを実感しました。

従業員の仕事ぶりを見て、まだ私は信頼を獲得できていないんだな感じ、だから「この人が言うならやってみよう」と思ってもらえるようにすることが大切だと考え、自分の仕事を振り返りました。

最初の2、3年は従業員だけでなく、クライアント、取引先に関しても信頼関係を築くことに注力し、また、結果を残し続けることで認めていただけるようになりました。新しい事業やIPOの準備など、その都度課題はありますが、信頼関係ができればスムーズに事業が進みます。

 

組織づくりで工夫されたことはありますか?

従業員の働きやすさや主体性はとても大切にしています。そのため、権限委譲が進んでおり、基本的に部署ごとに部長の裁量で組織化されています。行動指針やバリューに基づいていれば、ある程度自由に働くことができる環境を整えました。

 

今後の展望を教えてください

今後の展望として与信力の強化、資金調達、そして採用力の向上が実現できることを目指しています。その手段の一つとしてIPOを視野にいれています。

また「プロフェッショナルの総合支援」を横展開していきたいです。たとえば、学習塾やパーソナルジムといった他の分野にも挑戦したいです。プロフェッショナルの領域で活躍する方は専門分野には強いですが、経営のことでお困りの方が多いので、これからも専門家に向けた支援を続けていきたいです。

 

経営者におすすめの書籍はありますか?

田中修治さんが書かれた『破天荒フェニックス』です。この本は経営者の中でもすごく人気があり、ピンチや葛藤について描写されており、経営者として励まされる一冊です。何度も読んで私もこの本から元気をもらっています。

また、2024年2月に出版しました士業経営において必要なノウハウを網羅した拙著『士業経営』も合わせてご覧ください。

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投稿者プロフィール

『社長の履歴書』編集部
『社長の履歴書』編集部
新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!

就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。

代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!