注目キーワード
  1. 創業
  2. 二代目
  3. 社員
  4. 病気
  5. お金

エム・アール企画株式会社代表 田所 勝彦氏

 

今回はエム・アール企画株式会社代表、田所 勝彦氏にお話を伺ってきました。

「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。

ぜひご覧ください!

 

 

会社名称 エム・アール企画株式会社
代表者 田所 勝彦
設立 昭和49年9月25日
主な事業 マーケティング・クリエイティブ・営業サポート
社員数 5名
会社所在地 東京都中央区銀座8丁目18番地4号 東銀座ビル3階
会社HP https://www.mrkikaku.com/

 

 

事業内容を教えてください

私たちの会社は、約50年前に、クライアントの販売促進をお手伝いする広告デザイン会社としてスタートしましたが、時代の流れとともにデザイン業務にこだわらず、WEB制作やPR、イベント支援、メーリングサービスや通販物流など、企業や自治体などのマーケティング全般をクライアントのニーズに応じて幅広くお手伝いしています。

現在スタッフ5名の小さい会社ですが、スタッフの自主性を重んじつつ、少数精鋭で日々業務にあたっています。またこの半世紀の間で培った多くの経験やネットワークを活かし、これからも最新のデジタル技術とアナログ的なホスピタリティサービスで、クライアントに少しでも役に立っていきたいと思っています。

具体的な仕事の柱の一つは、DMのデザイン、制作から印刷、配送までの一貫サービスです。長年のクライアントでもあるアドレス通商株式会社と業務提携をして、メーリングや通販物流のサポートにも力を注いでおり、関連して各種キャンペーン等の事務局等運営も請け負うことも増えております。

また今後はデジタルマーケティンング分野など中心に、多様な取り組みも実施しており、新規事業も準備中です。

ご興味のある方はぜひお気軽にご連絡ください。

 

学生時代に熱中したことはなんですか?

高校時代は山岳部、大学時代はワンダーフォーゲル部に所属し、山登りや自然探検に熱中していました。特に、道なき山を歩く藪漕ぎや雪山に力を注ぎました。最も好きな山は、東北の鳥海山や飯豊連峰など、なだらかで人も少なく自然が豊かな山々です。またちょうど二十歳の時に、大学のクラブ活動でネパール遠征をし、高山病と戦いながら、エベレストのベースキャンプ近く、無名ですが標高5500mほどの山に登れたのも、良き思い出です。

 

大学時代や就活のときのエピソードをお聞かせください

大学は慶應義塾大学の経済学部に進学しました。高校2年生の時、担任の数学の先生と面談をした時に強く勧められたのがキッカケです。当時の学力はまるで及んでおりませんでしたが、その後、英語と数学に特化して受験勉強をすることで、周囲からは奇跡と呼ばれる合格を果たしました。

当時の多くの大学生の例に漏れず、学校より部活や飲み屋でのバイト三昧の日々でしたが、

3年生からは社会思想史の高草木ゼミに一期生として入り、カール・ポランニーという経済思想家についての研究をして、卒論を書きました。教授からは、卒業後大学に残る道も示唆いただきましたが、既に自分では卒論を書くだけで研究者としての限界を痛感しており、自ずと諦めました。

就活時は超氷河期と言われる時代でもありましたが、今振り返ると自分の就活に関する認識が大いに甘く、コピーライターを目指しておりましたが、大手企業には軒並み門前払いされました。そこで最後の夏休みに大学の就職課で紹介されたのがエム・アール企画株式会社でした。コピーライターを募集しており、夢が叶えられると思いすぐに電話をし、履歴書を送りました。

 

代表に就任する前はどのような仕事をされていたのでしょうか?

コピーライターとして、主に通販カタログの商品説明コピーを書く仕事が多かったです。当時、JALグループの『グルメ・ファーストクラス』を当社が立ち上げからお手伝いしていたので、自分も特にグルメ食品のコピーを書くための勉強をしていました。食べ歩きや撮影現場での試食も通して、味覚をどうやって文章で表現するかを常に考えていました。

また他にも様々な業界の会社案内や商品案内パンフレット、官公庁の広報ツールなどの企画やコピー制作を中心に仕事をしていました。

その後、10年ほど勤務して代表に就任しました。

 

社長就任のきっかけはなんだったのでしょうか?

何分、創立から数十年を経てましたので、創業当時30代だったメンバーも60歳を超え、社長はじめ役員の年齢も高くなっていました。また当時弊社のメインだったJALグループの再編で、弊社の仕事も大幅に縮小して、業績も急速に悪化、いろいろと会社の転機が訪れていたのだと思います。

会社を畳むという選択肢もあったのだと思いますが、エム・アール企画に新卒で入社した自分には、他の道を考えることも難しく、「毒を食らわば皿まで」の座右の銘に従い、会社の深刻な課題の認識も浅いまま、しかしそれなりの覚悟は持って、引き継ぐことになりました。今思えば若気の至りと言えるかもしれませんが。

2005年の1月に代表取締役に就任したので、2022年で17年目になりました。入社以来の成り行きで社長になってしまいましたが、今も何とか一生懸命頑張っています。

今後社長になりたい方がもしこの記事を見ていらっしゃったら、「不安は付き物ですが社長になってみないと分からないことも多いので、やりたいと思うならぜひチャレンジしてみては!」と、僭越ですがエールを送りたいと思います。

 

社長になって一番苦労した時期はいつでしたか?

つい数年前まで資金繰りには大変苦労しました。

大口の固定客がなく、営業は自転車操業でしたので、当然ですが、売上より支出が多い状態が続くと、赤字が嵩み、借金が増えていきます。当時は金融機関や関係各所に日々奔走していました。

 

何に一番支出がありましたか? また、どのように解決されたのですか? 

やはり重いのは人件費ですね。社員への給料は遅れる訳にはいかないと。とりあえず、外注先への支払いや後に収めるべき諸税金で充当してしまいますので、いつも取り立てや催促で、火の車でした。

解決方法はシンプルなのですが、短期的には金融機関からの借り入れや、関係各所との話し合いによる支払いの先延ばしなど。長期的には、とにかくお客様を増やす、新規開拓をするための幅広い営業活動に力を入れていました。

 

社員と社長の仕事の違いがありましたら教えて欲しいです

社員時代にもやりがいはあり、苦労もありましたが、社長の仕事のやりがいや苦労はまた質が違うように思います。社長の仕事の特長は、良くも悪くも自由なことでしょうか。結果に責任を負う苦労は大きいですが、自分で決断して実行していける楽しさがあります。どんな小さい仕事でも、営業をして納品し、入金まで確認できた時は、とても嬉しいものです。社長になったら、喜びも苦しみも直に、リアルに感じるようになりました。

 

今後の展望はありますか?

時代の変化は今後、益々早くなるかと思いますが、創業以来の原点を忘れず、お客様に役立つ販売促進やマーケティングをこれからもサポートしていける、会社でありたいです。

 

経営者の方におすすめの本はありますか?

ビジネス本は広く浅く読む方です。

ビジネス本と言えるのか分かりませんが、野球の野村監督や落合監督などの本が好きです。野球を見るのも好きなので、試合の駆け引き、そこで生まれるドラマや選手の生き方などから、ビジネスのヒントを得るのが楽しいです。

今読み進めているのは、野球監督著書の「野村克也の菜根譚」です。『菜根譚』約350条の中から108条を厳選し、「ノムラの考え」に重ね合わせてわかりやすく解説した人生の指南書です。野村監督には「弱者の流儀」という著作もあり、中小零細企業の経営にも多くのヒントや勇気を与えてくれます。

落合監督の本だと鈴木忠平さん著書の「嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか」を最近読みました。落合監督は中日ドラゴンズの監督をしている時、とても強いチームづくりをしていましたが、当時は人気がなかったようで、とても孤独だったことが知れるインタビューですね。登場する選手たちとの強い絆や与えた影響など、当時伺い知れなかった事実を興味深く読みました。

中国・明時代の箴言集『菜根譚(さいこんたん)』(洪自誠・著)約350条の中から、現代にも通じる108条を厳選し、知将・野村克也氏が「ノムラの考え」に重ね合わせてわかりやすく解説した一冊。人としての生き方や考え方、日常生活の送り方、品格の磨き方、人間関係の築き方、ものの見方や人の見方などの処世の極意を伝授する。本書は、混沌とする現代をいかに生きるべきかについて、ビジネスパーソンをはじめ多くの人々にその指針を示す人生の指南書である。

AmazonURL

https://www.amazon.co.jp/dp/4800211042

なぜ 語らないのか。
なぜ 俯いて歩くのか。
なぜ いつも独りなのか。
そしてなぜ 嫌われるのか――。
中日ドラゴンズで監督を務めた8年間、ペナントレースですべてAクラスに入り、日本シリーズには5度進出、2007年には日本一にも輝いた。それでもなぜ、落合博満はフロントや野球ファン、マスコミから厳しい目線を浴び続けたのか。秘密主義的な取材ルールを設け、マスコミには黙して語らず、そして日本シリーズで完全試合達成目前の投手を替える非情な采配……。そこに込められた深謀遠慮に影響を受け、真のプロフェッショナルへと変貌を遂げていった12人の男たちの証言から、異端の名将の実像に迫る。
「週刊文春」連載時より大反響の傑作ノンフィクション、遂に書籍化!

AmazonURL

https://www.amazon.co.jp/dp/4163914412/

 

投稿者プロフィール

『社長の履歴書』編集部
『社長の履歴書』編集部
新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!

就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。

代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!