今回は株式会社MamaWell代表、関まりか氏にお話を伺ってきました。
「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。
ぜひご覧ください!
会社名称 | 株式会社MamaWell |
代表者 | 関まりか |
設立 | 令和4年8月8日 |
主な事業 | パーソナル助産師による妊婦の身体づくり伴走サポートサービス |
社員数 | 5名(取材時) |
会社所在地 | 茨城県つくば市吾妻2-5-1つくば市産業振興センター1F |
会社HP | https://mamawell.jp/ |
事業内容を教えてください
当社は助産師とデジタルヘルス技術を掛け合わせた、日本初の妊婦健康サポートサービス「MamaWell(ママウェル)」を提供し、妊婦さんの就業継続と健康的な妊娠生活の両立を支援しています。このMamaWellを導入することで、企業全体の生産性向上に繋げることが可能になります。
なぜなら、実際に会社側は妊婦さんにどこまで仕事をお願いするべきか難しく、妊婦さんは会社へ「辛い」と言いにくい環境で、見えないコミュニケーションの障壁があるからです。ですが、当サービスでは妊婦社員がデジタルヘルスを活用し、そして利用者1人ひとりに専属の助産師が付きパーソナルサポートを行うことで、妊婦社員の仕事関連の活動が過重負担になってないかをデータから判断し、企業全体・チーム全体の生産性向上に繋げています。
妊娠期間中に仕事をするのは大変なのでしょうか?
働く妊婦さんは全体で7割と年々増えており、妊婦さんの3人に1人が切迫早産と診断されています。妊婦さんはこの不安やリスクを抱えながら、仕事を継続しているのが現状です。このまま仕事を続けるべきか、辞めた方が良いのか葛藤している方が多いです。働く妊婦さんは出産のために産休・育休を取得します。一旦キャリアが中断されるので、妊娠中にできるだけ頑張ろうとしてしまい、切迫早産などと診断されて予期せぬ休職や離職が多くなっています。当社のサービスは健康的な妊娠生活を送り、良いバランスを保つ伴走サポートとして活用いただけます。これまでの成果としては、就労妊婦さんの生産性向上や、また、健康的な体重維持ができたことが示されています。
ご興味を持っていただきましたら、下記URLよりご連絡いただけますと嬉しいです!
https://personaljosanshi.mamawell.jp/
学生時代に頑張ったことや思い出を教えてください
小学生の頃から学生時代の全て、そして社会人になっても妊娠するまでバドミントンを続けていまし
思い出といえば、中学では部活はもちろん勉強もしなければならないのに、生理があって効率が下がることを実感していました。男性であればどれだけ良かったんだろうって思っていましたが、せっかく女性として生まれたのであれば女性にしかなれない職業になろうと「助産師」を志すようになった最初のきっかけです。
大学ご卒業後はどのような進路になるのでしょうか?
最初のキャリアは総合病院で産科・小児科に所属していました。そのためお産される方だけでなく、新生児から15歳の子供も看ながら、助産師としてお産を4年間で100件以上直接介助しました。
助産師として働いているなかで、多くの妊婦さんが流産や早産を心配して体を動かすことを控える傾向を目の当たりにしました。これがきっかけで妊婦さん自身が正しい情報を得られるようにもっとサポートをしていきたいと思って、千葉大学大学院に進学することを決め妊婦の身体づくりをテーマに研究を始めました。その後千葉大学内の起業プログラムに参加することができ、その際に私が考えたアイディアが妊婦さんに需要があるのかインタビューをしたところ、「是非、サービスを作ってほしい。困っている。」という声が複数あり、大学院修了を待たずに起業をすることにしました。起業を決意してから半年で会社設立しましたね。
起業してから大変だったことを教えてください
私は病院に勤務後に大学院へ進んでおり、会社でのビジネス経験が全くありませんでした。会社の組織作り、営業、マーケティング、財務などの基礎知識がなく、これが大変で、今でも日々インプットを重ねています。
会社を作る上で人事の問題はありましたか?
人を採用した経験もなく、会社づくりをスタートしたので失敗が沢山ありました。今は少しずつブラッシュアップしながら改善をしています。本部メンバーは医師・助産師だけではなく、デザイナー、エンジニア、事務職のスタッフでサービス開発から課題解決までワンストップでできるチームになっています。私達のサービスの肝となる助産師は、妊娠・出産・育児に課題を感じて当サービスの可能性を信じていただける助産師と提携しています。10ヶ月の間きちんと妊婦さんと長期的に携わってくださる責任感のある方を採用しています。
もし当社に興味がある方はぜひご連絡ください!
先日、第13回ウーマンズビジネスグランプリin品川でグランプリを受賞されたとのことですが、どのようなテーマで出場されたのですか?
第13回ウーマンズビジネスグランプリin品川で「妊婦の働き方サポートで企業の生産性向上に貢献!」というテーマでファイナリストとして出場しグランプリを受賞しました。この大会は品川区が他の自治体に先駆けて取り組んだ女性起業家のためのビジネスコンテストです。女性が活躍・推進する国の方針と合致するという点で当社が高い評価をいただきました。グランプリを受賞して、新聞に大きく掲載される機会もいただき、サービスを広める機会にできたと思います。
今後の展望を教えてください
私達のビジョンは「女性がより健やかで快適に暮らせる社会を実現する」、ミッションは「女性の生涯における健康をエビデンスに基づいてサポートする」を掲げています。妊娠によって健康が逸脱する妊婦さんを減らし、快適に健康に過ごせることをサポートします。そして産前・産後の働く女性の予期せぬ休職・離職を防ぎ、女性が思い描くキャリア形成を実現できる社会にしていきたいです!
また、20代前半の女性に将来のビジョンを聞くと、妊娠・出産に不安しかないと答えられる方としか出会ったことがなく、妊娠・出産が必ずしも悪いことばかりじゃないと知ってもらい不安を緩和させていく基盤を作るのも目標の1つです。
他の経営者におすすめの本はありますか?
馬田隆明さん著書の『解像度を上げる――曖昧な思考を明晰にする「深さ・広さ・構造・時間」の4視点と行動法』です。課題に直面する時に読み返しています。解像度には4つの層があり、本に従って考えることで深く解決に向けて突き詰めることができます。
気になった方はぜひ読んでみてください。
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投稿者プロフィール
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新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!
就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。
代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!
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