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株式会社ハンバンライフ代表取締役 岩本明永氏

今回は、株式会社ハンバンライフの代表取締役 岩本明永(いわもと あきえ)氏にお話を伺ってきました。

 

自身の持病や妊娠を機に、パートナーの母国である韓国で、運命の出会いとも言えるような東洋医学と出会った岩本氏。

『健康を通して、多くの人を幸せにしていきたい』 その想いは溢れんばかりに留まることを知りません。

 

「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。ぜひご覧ください。

 

株式会社 ハンバンライフ 会社概要

会社名称 株式会社 ハンバンライフ
代表者 代表取締役社長 岩本明永(福呼び健康あきえ師匠)
設立 2016年
主な事業 1.食品・日用品雑貨・化粧品の輸入販売及び輸出
2.食生活に関する教材の企画、製作及び販売
3.各種研修・セミナー・イベントの企画、コンサルティング、運営及びその請負
4.各種研修・セミナー・講演会等への講師派遣
5.マーケティング・リサーチ・経営情報の調査、収集及び提供
6.広告宣伝業
7.インターネット等の通信ネットワーク及び電子技術を利用した各種情報提供サービス、情報収集サービス
8.音声・映像のソフトウェアの企画、制作、販売、賃貸
9.通信販売業
10.前各号に附帯関連する一切の事業
社員数 2名(取材時)
会社所在地 〒530-0057
大阪市北区曽根崎2-16-19メッセージ梅田ビル 1F On the内
会社HP https://hanbanglife-inc.com/

 

 

まずは起業までの経緯を教えてください。

 

大学卒業後、ANA(全日空)に新卒で入社し、客室乗務員として働いていました。3年ぐらい経った時に、いきなり持病の腰痛が悪化し、やむを得ず退職することになってしまいました。

 

次にブライダルプランナーに転職しました。

そこでも残念なことにまた3年経ったぐらいで、持病の腰痛がまた再発し、退職することになりました。

 

その後、ワインの輸入販売会社に就職し、ワインの販売を行っていました。今度は腰痛の具合も何とか大丈夫で、仕事を続けることができました。

 

プライベートな話になりますが、その会社に勤務していた時期に今の韓国人の夫と出会い、結婚しました。

遅めの結婚でしたので、子どもを欲しいという思いが強く、早めに妊活を開始しましたが、なかなか思うようにいきませんでした。

そんな中、夫と韓国に行く機会があり、東洋医学の専門の漢方医院で診てもらうことになったんです。

その時に、妊娠に関しては何ら問題ない体であることが分かり、ほっとしましたが、今まで苦しんでいた腰痛の原因を突き止められたのは衝撃でした。

日本ではどの病院に行っても、誰も原因を突き止めることができなかったのに、腎臓が悪いせいで腰痛が起きていると教えてもらうことができました。

また、韓国の東洋医学のおかげで子宮頸がんが消えてしまうという、衝撃的な体験もしました。

 

それを機に、もっと韓国の発達した東洋医学を多くの人に知ってもらいたいと思い、起業することを決意したんです。

 

法人化にしたきっかけは何ですか?

 

2016年に個人事業主としてスタートしてから、今年の3月で6年目になります。初めは「株式会社にしよう!」という気は全くありませんでした。

 

本来は俗に「〇〇協会」と呼ばれる一般社団法人を先に設立して、韓国の東洋医学の知識を持った人を増やしながら、後に営利法人である株式会社の形態にしていけたら良いなというぐらいに考えていました。

漢方やそれにまつわる生活用品などを生徒さんやお客様に提供できれば、どんな形態でも関係ないと考えていたというのが本音です。

 

でもある日、韓国の大手企業の方と知り合うことがあり、その企業から「うちは株式会社のような社会的に信用がある会社としか取引をしていない」と言われて、それがきっかけで独立し法人化しました。

 

株式会社ハンバンライフの事業内容について教えてください。

 

『東洋医学の知恵を使って、自分自身の体調管理を食事で行っていく』という考え方を伝えることからスタートした会社です。

企業理念には、『古(いにしえ)の心と技を未来に受け継ぎ、真に豊かな生活を』という言葉を掲げています。

 

現在は東洋医学の知識に基づいたセミナーやイベントを行ったり、健康食品の販売を行っています。

韓国からの輸入商品もあり、日本の商品もありと、幅広く手掛けております。

 

さらに3年ぐらい前から、夫が味噌や酢などの調味料の製造や販売も手掛けるようになりました。

元々夫はSEやIT企業などに関わっている方だったので、会社のホームページやそれに準ずることに携わっており、「縁の下の力持ち」的な存在として機能していました。

 

ただ「健康を考えた納得する調味料がなかったので、製造する」という韓国人ならではの斬新な考えで始めた事業ですが、予想に反してこれがとても人気が出たんです。

例えば味噌は通常、麹菌で造られますが、それを使わずに自然発酵という昔ながらのやり方で製造をしています。

そして、商品を製造して販売するだけではなく、夫自身が講師となって作り方のセミナーを行ったりもしています。

 

起業後、どのような苦労がありましたか?

 

起業をしたのも、「東洋医学を世の中に広く伝えたい」という想いだけでやったと言っても過言ではありません。

会社を起業するにあたり、全くノウハウがない状態でスタートしたので、色々なことに振り回され右往左往していました。

 

そして、色々な人の知恵や助けを借りながら、何とかやってきました。

例えば、資金は弟から借りたり、商品を一気に取引先から大きなロットで購入できる資金がないので、少しずつ取引額を増やしてもらったり、本当に色々な面で助けていただきました。

 

現在の課題は何ですか?

 

同じ業種やビジネス経営者とのつながりがほとんどないことです。

夫は元々IT系の会社に勤めていましたし、私も会社員として勤めていましたので、ネットワークが希薄な現状があります。

 

製造した商品を「どのようなネットワークで販売していくのか?」、「どうやってユーザーに営業していくのか?」が課題であると考えています。

商品も万人受けするものばかりではなく、単価が高いものもたくさんあります。

だからこそ、何かしらの一般的ではない工夫が必要なのではないかと思っています。

 

今後の事業の展望や夢を教えてください。

 

今までは個人のお客様が主でしたが、色々な人にサービスを届けていきたいという想いがあります。

私たちの想いを共に形にしていく企業様とのパートナーシップや、海外への事業展開も視野に入れながら進んでいきたいと考えています。

私たちは商品販売やセミナーの実施など、『お客様が常に健康であること』を意識しています。

これからは健康とウェルネスという概念、つまり『健康がベースにあって、より豊かに生きていけるか』を追求する時代になります。

その部分を大きくクローズアップし、今後の事業展開と結び付けられればと考えています。

 

最後に御社のPRをお願いします。

 

私たちは古い先人が残してくれた知識や知恵をベースに、これからの未来のライフスタイルに合う商品やサービス、セミナーなどでのご提案を皆さんにお届けしたいと思っています。

健康という小さなカテゴリーに留まらず、もっと広い視野で私たち1人ひとりがより良い豊かな人生が歩めるように考え、共に進んでいけたらと考えています。

また、健康に全く関係ない業種や企業の方でも、コミュニケーションを行う中でお互いの想いを共有し、形にできるものづくりも今後考えていきたいと思っています。

 

 

岩本さんが経営者におすすめする本を教えていただきました!

 

『ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様』 山口 周(著)

近年、社会構造の変化やテクノロジーの進化に伴い個人や企業は、新しい考え方や成功モデルへの書き換えを求められている。

資本主義社会で、これまで長いこと評価されてきた能力や資質は、今や飽和状態となり、急速に凡庸なものへと変わりつつある。

サイエンスで導き出した答えがコモディティ化する時代、「正解を出す力」に、もはや価値はない。

モノが過剰で、意味が枯渇する時代に、「役に立つモノ」を作り出す力は価値を失う。

本書は、今起こっている社会構造の変化を「6つのメガトレンド」として読み解き、これから求められる、24個の新時代の思考・行動様式を、オールドタイプ(旧型の価値観)からニュータイプ(新型の価値観)へのシフトという形で解説する。

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投稿者プロフィール

『社長の履歴書』編集部
『社長の履歴書』編集部
新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!

就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。

代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!