
今回はGLC GROUP代表、髙村 隼人氏にお話を伺ってきました。
「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。
ぜひご覧ください!
| 会社名称 | GLC GROUP株式会社(旧:株式会社グッドライフカンパニー) |
| 代表者 | 髙村 隼人 |
| 設立 | 2008年6月17日 |
| 主な事業 | 不動産投資マネジメント事業、エネルギー事業 |
| 社員数 | 185名(2025年12月31日現在)(取材時) |
| 会社所在地 | 福岡県福岡市博多区博多駅前3-4-1 12F |
| 会社HP | https://www.goodlife-c.co.jp/ |
事業紹介をお願いします
当社は、投資用新築一棟賃貸マンションの用地仕入、販売、設計、建築、賃貸仲介、賃貸管理、売買仲介、エネルギー供給までを一貫して担う独自の「不動産SPAモデル」を展開する不動産企業グループです。この一気通貫の事業体制により、シリーズ年間平均入居率96.5%(2025年12月末時点)、累計竣工棟数194棟(2025年12月末時点)を達成してきました。福岡・熊本・沖縄といった高成長エリアの都市中心部を中心に、「LIBTH(リブス)」ブランドで開発を行い、投資家様には安定感のある資産運用を、入居者様には質の高い住まいを提供しています。
GLCグループは、「価値を創り、成長し続ける。」を理念として掲げ、目の前の相手にとって本当に意味のある価値を提供することを大切にしてきました。誠実に事業と向き合い、時代の変化に適応しながら成長することで、価値を届けられる範囲を広げていくことが企業の存在意義であると考えています。
当社の事業の詳細は、下記サイトをご参照ください。
ここからは髙村社長のことをお聞かせください。学生時代に打ち込んだことはありますか?
学生時代はスポーツに取り組んでいました。部活動では剣道を続けており、競技として一定の成果は出していたと思います。ただ、自分自身としては強い関心を持って打ち込めていたかというと、そうではありませんでした。
剣道はプロという進路がなく、将来像を描きにくかったことから、好きで続けてはいたものの「思い切り打ち込めなかった」という感覚が残っており、その点については今でも心に引っかかるものがあります。
いつ頃経営者になりたいと考えたのでしょうか?
明確に「このタイミングで経営者になる」と決めていたわけではありませんが、学生時代から「将来、自分は組織のリーダーになる立場のほうが向いているのではないか」という感覚は持っていました。
どのような事業をやるかまでは具体的に描けていませんでしたが、誰かのもとで働くよりも、自分が意思決定をする立場にいたいという思いがあり、経営者になるという方向性自体は早い段階から決めていました。
社会人時代のご経歴とお仕事の内容について教えてください
大学卒業後、ラジオ局に入社しました。当時は将来どの分野で起業するかを決めきれていなかったため、幅広い業界を見ることができる環境に身を置きたいと考えての選択です。広告営業として飲食店や建設会社、病院など、業種を問わずさまざまな事業者と接しました。
そしてラジオ局で働くなかで、自身が起業する際の事業モデルについて検討を進め、不動産管理事業に可能性を感じるようになったことから、建設会社へ転職しました。
その後、2008年、私が28歳のときに起業し、不動産事業をスタートしました。創業以降は、熊本を拠点に事業を立ち上げ、福岡、沖縄へと展開し、2018年に東証スタンダード上場、2026年にはホールディングス化し、東京進出を果たしました。
社会人時代に経験したお仕事のなかで「この経験があったからいまの自分がいる」または「この経験が今の事業に活きている」エピソードはお持ちでしょうか?
現在の事業につながっている経験として大きいのは、建設会社で賃貸マンションの営業をしていたときの仕事です。当時、多くの営業担当者は建設の知識を前面に出して提案していましたが、私は建物そのものよりも、マンション経営としての事業収支に重きを置いて営業をしていました。
なぜなら、地主向けの営業ではなく、土地を持っていない投資家に対して、土地の仕入から賃貸マンション経営までを一体で提案する営業スタイルを取っていたからです。
当時の印象として、地主の場合は意思決定に時間がかかるケースが多い一方、投資家である経営者だと合理的に判断し、条件さえ合えば複数棟の展開も可能でした。このことから、税金や収益構造など、経営判断の材料を提示することを意識していたのです。
こうした考えから、土地を持たない投資家に対して、適した土地を見つけ、その人に合った規模で賃貸マンション経営を提案するモデルを構築しました。この営業手法は比較的早い段階で成果につながり、現在当社が展開しているビジネスモデルの原型になっています。
起業したときの経緯を教えてください
もともと20代のうちに起業することは決めており、当初は27歳での独立を考えていました。ただ、建設会社での営業成績が良く、当時の社長への義理もあったことから、結果として1年遅らせて28歳での起業となりました。
創業当初は資金面の制約もあり、建築は外注していましたが、事業を続けるなかで資金力と信用を確保し、土地の仕入から建築までを内製化する体制を整えていきました。現在は、当初構想していたビジネスモデルを自社で完結できる形になっています。
また、起業のタイミングとしては、勤めていた建設会社が倒産したことも一つの転機でした。会社員として事業の継続がいかに数字に左右されるかを間近で見た経験は、現在の経営において数字を重視する姿勢につながっています。倒産後も、これまで営業を担当していた顧客との関係は継続できたため、事業を始めるうえで大きな支障はありませんでした。
経営者として仕事をするなかで、どのような苦労がありましたか?
振り返ると、これまで経営そのものが立ち行かなくなるような大きな経営危機を経験したことはありません。
災害の影響を受けた時期もありましたが、状況を受け止めながら事業を続けてきました。
経営をしていると、良いことも悪いことも多々経験しますが、結果としては良いことのほうが多かったと感じています。
経営者としてどのような部分にやりがいを感じていますか?
経営者としてのやりがいは、自分自身が意思決定を行う立場にある点にあります。
私は、もともとどこかに属して仕事をするよりも、コミュニティの長として意思決定をしていくほうが性格的に合っていると認識していましたし、実際に経営者になってからは自分が最終的に判断し、その判断に責任を持つという立場であることにやりがいを感じています。
すべてを自分で決めていくことは簡単ではありませんが、その分自分の判断で物事が進んでいきますし、組織を率いる立場として、方向性を示し、意思決定を行う役割を担うこと自体が自分にとって自然な働き方だと感じています。
経営者として人を率いるうえで大切にしていることを教えてください
人を率いるうえで意識しているのは、最終的に意思決定をした人が責任を取るという姿勢を明確にすることです。状況や人によって最適な関わり方は異なると考えていますが、誰が決めたのか、そしてその判断に誰が責任を持つのかをはっきりさせることが重要だと考えています。
そのうえで、役割を明確にし、ルールを定めた環境を整えることを大切にしています。細かく指示を出すのではなく、各自が判断しやすく、行動しやすい状態をつくることで、組織として前に進めると考えています。
方向性は経営者として示しつつも、その枠組みの中で現場が意思決定できるようにすることが、人を率いる立場として意識している点です。
今後の展望について教えてください
成長戦略の主軸として、従来の九州エリアに加え、市場規模の大きい首都圏エリアでの開発を推進する方針を掲げており、2024年には、東京を拠点とする株式会社デベロップデザインをM&Aによりグループ化し、東京特有の地場情報や企画ノウハウを取り込むなど、首都圏展開の基盤を整えてきました。
そして、2025年12月に取得した高田馬場の開発用地は、当社主力ブランドである新築一棟賃貸マンション「LIBTH(リブス)」シリーズの首都圏展開第一弾となります。既存エリアで高い入居率と投資家の皆様からの評価を得てきた同シリーズの価値を継承し、駅近・教育施設集積・若年層比率の高さといったエリア特性を踏まえた、利便性と資産価値の両立を目指す計画です。2026年7月の着工に向け、住戸プランや設備仕様の検討を進めています。 また、南大塚、森下の仕入契約も完了しており、東京市場は仕入が難しいという業界の定説を覆すことができました。東京23区を重点エリアとして、今後もさらに開発を加速させていきます。
さらに、新規事業の拡充にも取り組んでいきます。既存の事業領域にとどまらず、事業の幅を広げることで、企業としての成長を図っていきたいと考えています。その一環として既存のマンション開発ノウハウを活かしたホテル事業にも取り組み、2026年夏には沖縄でのホテル開業を予定しています。
その基盤となるのが、これまで強化してきた建設機能をはじめとする既存リソースです。現在の体制をさらに充実させることで、事業拡大に耐えうる組織づくりを進めていきます。
これらの取り組みを通じて、プライム市場上場および時価総額1,000億円という目標の達成を目指しています。これらはゴールではなく、企業としての基盤をより強固にするための通過点であり、その先も持続的に成長できる企業であり続けたいと考えています。
最後に他の経営者におすすめの本のご紹介をお願いいたします
経営者の方におすすめする本は、堀江貴文さんの『100億稼ぐ仕事術』です。
起業前、サラリーマン時代に読んだ一冊で、当時は堀江さんやサイバーエージェントの藤田晋さんといった、少し上の世代の経営者の動きに注目していました。
堀江さんは破天荒なイメージを持たれがちですが、実際には非常に基本に忠実な考え方をされていると感じています。この本の中には、起業する際の原則として「初期投資が少ないこと」などが書かれており、起業にあたっての考え方や事業モデルを検討するきっかけとして、影響を受けた一冊だったと思います。
ぜひご一読ください。
『100億稼ぐ仕事術』堀江 貴文 (著)
https://www.amazon.co.jp/dp/4797325402
投稿者プロフィール


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企業の「発信したい」と読者の「知りたい」を繋ぐ記事を、ビジネス書の編集者が作成しています。
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