今回は株式会社ドリームプロモーション代表、津田剛氏にお話を伺ってきました。
「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。
ぜひご覧ください!
会社名称 | 株式会社ドリームプロモーション |
代表者 | 津田剛 |
設立 | 2012/03/09 |
主な事業 | 企業研修 |
会社所在地 | 大分県大分市広瀬町2丁目1303番地1 GKANZ Kyoei VIII 305 |
会社HP | https://drepro.jp/ |
事業内容を教えてください
当社はメディア制作の事業、企業教育現場での人材育成・研修講演会のプロデュース、児童福祉業の3本がメインの会社です。創業当時はメディア制作会社としてスタートしました。創業からテレビ番組の制作をしており、最近ではYouTubeの動画撮影、PR動画なども行なっています。
企業教育現場での人材育成・研修講演会のプロデュースでは「伝える力はセンスではなく技術」をテーマに、これまでに培った「喋る技術」をロジカルに落とし込んだ「伝える技術育成 伝学プログラム」を開発しています。そのプログラムを使った企業でのコミュニケーション戦略研修・リーダー研修や、自身が主催する「伝学 津田塾」を設立し、全国でビジネスマン、講師のアウトプット力の向上・育成を行っています。
児童福祉業では、昨年4月から発達障害のお子さんを療育する児童福祉施設、放課後等デイサービス・児童発達支援事業所という多機能型事業所を大分市内で2ヶ所運営しています。子供たちを応援するフリースクールの運営やイベント制作、学校現場への教育プログラムも提供していました。過去には私が専門学校の学校長を担当し、今までに2000人以上の青少年の支援をしています。
大分県で活動されているのには理由がありますか?
私の故郷が大分県だからです。小さい頃から「大人は自分が住んでる大分県をなんでこんなに卑下するんだろう」と思って過ごしていました。卑下する原因を考えた時に、テレビ番組が面白くないんだと気がつきました。若者たちが楽しめるような番組があれば、若者は大分を好きになって県外への流出が防げるのではという思い、メディア制作事業で起業しました。
何かPRしたいことはありますか?
当社の研修・講演会は、企業の永遠のテーマであるコミュニケーション戦略を扱います。コミュニケーション能力が向上することはチームビルディングに繋がります。最近では経営者・役員の方からZ世代とのコミュニケーションについて聞かれることが多く、25歳以下の若手社員の離職や関わり方の問題が発生しているようです。またプレゼンの機会が多い方には、起承転結の作り方、プレゼンの構成の仕方、声の発し方、言葉のチョイスの基本を知れば誰でもある程度喋れるようになると伝えています。
企業研修では、若手社員に自分がなぜこの会社に入って、日々どんな思いで働いて、自分の仕事がどんな社会貢献に繋がっているのかのワークを通して、3分間スピーチに落とし込みます。それを経営者に届けるプログラムもとても人気が高いです。
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学生時代に頑張っていたことを教えてください
私はとにかくラグビーに打ち込んでいました。ラグビーは多様性のスポーツと言われていて、足が速い人も遅い人も、背が大きい人も小さい人も必ず活かせるポジションがあります。個性ある15人が1つになって目標に向かっていくところが会社の縮図に似ているため、ラグビーから学ぶことが多かったです。理不尽なことがあっても、それをどうやって解決できるか考えるところにラグビーの魅力を感じています。
また、お笑いに興味を持ち、芸人を目指しはじめました。
お笑いに興味を持ち始めたのはいつ頃からですか?
芸人になろうと思ったきっかけは、バレンタインでチョコレートをもらうためでした。
小学校6年生のときに16個もチョコレートをもらったことで自分はモテていると思い、中学校では学年の人数も増えたのでそれ以上のことが起こると思って過ごしていたのですが、バレンタインの結果は0個となり、ショックで部屋に閉じこもる日々が続きました。
部屋で寂しく過ごしているなか、ふとテレビをつけるとNHKで新人漫才コンクールが放映されていました。そこで初めて漫才を見て、マイク1本で目の前のお客さんを爆笑させる姿を見て、自分もお笑い芸人になりたいと思いました。田舎の学生の考えだったので、お笑い芸人はテレビに出てバカな話をしてお金持ちになれる仕事だと思っており、中学から吉本興業へ行くことを決意し、最終的には芸人になる夢が叶いました。
実際にお笑い芸人のお仕事をされていかがでしたか?
人気芸人の前座を経験した際に、自分の立ち位置をどうやってPRすれば良いのかを学びました。他の人を引き立たせるために自分はどんなポジションで何をするかを考えていました。みんなが喜ぶことで、最終的に自分にどう返ってくるのか体験することができ、この経験は今の仕事にも活きています。
経営者になってから大切にしていることはありますか?
メディア制作業と児童福祉事業は異なる業種のため、スタッフをまとめることが難しいことがあります。コミュニケーションの仕方や指示の仕方が全く違うため、スタッフのモチベーション管理を常に意識しています。
どうして企業の講師を始めたのでしょうか?
新型コロナウイルスの時期に自粛やキャンセルが相次ぎ、メディア制作や講演会がキャンセルになり、全ての仕事がストップすることがありました。そんな時に「今のままででは自分のやりたいことをごまかしていると思う、自分の人生整理しよう」と思い、全ての仕事を辞め、銀行からお金を借りられるだけ借りてやりたいことをやろうと決意しました。
そんな時に、お笑い芸人の仕事は企業研修や講演会の講師と一緒だと気が付きました。知らない人の前に出て話すことで、皆さんに勇気や自信を持たせて相手の心を変えるのは通じるものがあります。そこから1年間かけて企業研修プログラム作りに専念しました。その後は出版をしたり、障害のあるお子様の療育する施設を運営したりと自分の本当にやりたかったことを追求しました。人に対して感動や変化を与えるという本質は変えずに事業を進めています。
従業員のモチベーション管理はどのようなことをしていますか?
モチベーションの管理として大切なのは、仕事を任せると決めたら全て任せるということです。成長を感じさせる方がスタッフは伸びると思っています。理念や方向性は指示しますが、仕事へのアプローチはスタッフに任せています。しかし日本人は1人で抱え込みがちなので、必ず孤独にならないようにサポートします。
またスタッフの心理的安全性が作られているかを常に確認しています。スタッフは会社にとってプラスなことは報告したいですが、マイナスなことを報告したくないと思っています。なので、マイナスな報告受けたときのコミュニケーションが重要になってきます。
ラグビーの精神では「良いことがあったらみんなの手柄、悪いことがあったらみんなのミス」としています。誰かが失敗して会社にとってマイナスのことが起きたときも、あなたの責任じゃなくて全員の責任だと伝えるようにして、責任は分散し、成功の喜びは分かち合えるようにしています。
もし、心理学を用いたマネジメントに興味がありましたらご連絡ください。
今後の展望を教えてください
当初はメディア制作としてスタートし、子どもに関わる事業や企業研修などに発展しました。今後は幅広いカテゴリーで人材育成の会社にしたいと思っています。
他の経営者におすすめの本はありますか?
竹村 亞希子さん著書の『人生に生かす易経』です。
易経は中国の皇帝が、力を発揮して活躍し、そして衰退していくまでの人生の流れをまとめ、その人生を龍に例えた診断書です。人生には必ず陰と陽があり、人が成長していく過程にはステップがあります。そのステップごとに何に気をつければ良いのかが書かれています。例えば成功した後には、多くの人がこのような失敗するんで、どんな心持ちでいれば良いか教えてくれます。易経があることで自分の人生を送っていく上で安心でき、自分のマインドがずれない指南書になっているのでおすすめです。
また私の出版した本もよかったら読んでみてください。
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津田剛氏 著書
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投稿者プロフィール
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新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!
就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。
代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!
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