今回は妊娠前デトックスラボ株式会社代表、松田絢子氏にお話を伺ってきました。
「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。
ぜひご覧ください!
会社名称 | 妊娠前デトックスラボ株式会社 |
代表者 | 松田絢子 |
設立 | 2024年3月15日 |
主な事業 | 妊娠前デトックスプログラム |
会社所在地 | 東京都港区北青山1-2-3青山ビル9階 |
会社HP | https://www.detoxlabo.co.jp/ |
事業内容を教えてください
妊娠前デトックスラボ株式会社は妊娠前にデトックスする文化を作り、健やかな赤ちゃんと幸せな家族でいっぱいの社会を作ることを目標に事業を行なっている会社です。
妊娠前デトックス・体質改善のための専門サロンを運営しており、お母さんの体から有害重金属を取り除くことで、お腹の中の赤ちゃんが過ごしやすい環境を整えます。
有害重金属とはなんですか?
水銀・ヒ素などのカドミウムが主たるもので、公害が原因で病気が発症したことで知られるようになりました。有害重金属がお母さんの体にあると、そのまま赤ちゃんに移行して、何かしらの障害が出ることが分かっています。
有害重金属は空気・水・食べ物などあらゆるものから入ってきてしまい、何もしなければ体に蓄積され続けます。そのため、赤ちゃんを宿す前に体をきれいにすることが、健康な赤ちゃんを育てることにつながると考えています。
妊娠前デトックスラボではどのような施術を受けられるでしょうか?
現代社会ではストレス、栄養不足、睡眠不足が原因となっており、元々女性1人ひとりが生まれ持ってるはずの子どもを授かる力は、現代社会において十分に発揮されにくい状態になっていると考えています。そのため、自然の恵みとリズムを感じることで体自身の根源力を上げていきます。
具体的な施術としては、はじめに有害重金属をデトックスするフットバスタイプにお入りいただきます。これは高濃度のマイナスイオンが出る特殊なデトックスクリーナーで大学の研究機関でも成果が認められています。その後、ボディケアを施します。妊娠前デトックスラボのボディケアのテーマは「100発100中の奥様に学ぶ身体つくり」です。避妊を止めて2ヶ月以内に妊娠して3人以上産んでいる女性を30人集め、お身体の共通点を見つけ、東洋医学的の視点で理論づけして、それに近づけるためのボディケアです。
そして、身体のなかの有害物質をキレーションし、いいミネラルで身体を満たすためのサプリメント「DAICHI」を組み合わせていきます。DAICHIはミネラルが豊富に含まれています。必須ミネラルは身体の生理機能をコントロールすると言われており、医学的に原因がわからない不調に関しては、ミネラル不足か有害重金属が原因だと医学的にも言われています。
もう一つ、大切にしているのが体質チェックです。
世の中に「身体に良いもの」はたくさんありますが、何がご自身にとって一番必要で優先順位が高いかは個人によって異なります。そのため、お客様にとって1番必要なケアは何かをお伝えしています。
ご自身の生まれ持った体質と、現状のライフスタイルで起こっている身体のダメージを200項目以上のチェック項目で確認していき、体質改善の優先順位をつけ、効果的に妊娠に適した身体つくりを行っていきます。
不妊のサポートはされていますか?
妊娠前デトックスラボは不妊治療とは異なり体質改善やデトックスを行います
「妊娠するため」というより「赤ちゃんのための身体づくり」です。
不妊治療と聞くと女性のお金や体への負担が大きく、苦しい中で子どもを授かるというイメージがありますよね。ですが、「赤ちゃんのための身体づくり」を視点に置くと、自然に妊娠に適した身体に近づくことが期待できますし、今、妊娠を望んでいたり、悩んでらっしゃる女性にとって希望になると考えています。
固定概念をなくし、妊娠前にデトックスをしていると、妊活がうまくいきやすいです。
興味がありましたら下記よりご連絡ください!
URL:https://detoxlabo.com/lp/241112_detox-labo_lp01/
不妊治療と妊娠前デトックスはどのような違いがあるのでしょうか?
不妊治療と妊娠前デトックスの違いについては「虫歯」を例えにすると分かりやすいかと思います。
歯に痛みがあって医療介入が必要な場合はすぐに歯医者に行きますよね。しかし、本当にケアが必要なのは虫歯になる前のオーラルケアです。不妊治療は病院、妊娠前デトックスはオーラルケアをイメージしてください。
女性のキャリアプランとライフステージは絶妙なバランスで保たれています。「今すぐ妊娠したいわけではないけれど、ゆくゆくは子どもが欲しい」と思っている女性がいたら、妊娠前の体作りを意識したライフスタイルを作っていくことが大切です。
これからは当事者の女性だけでなく、企業経営者側が今後はプレコンセプションケア(将来の妊娠を考えながら女性やカップルが自分たちの生活や健康に向き合うこと)を意識をしていく時代になっていきます。
妊娠前デトックスの考えが広まって、社会がサポートしていく体制になると良いですし、そのために当社も邁進いたします。
ここからは、松田社長ご自身のことをお聞かせください。学生時代に印象に残っている思い出はありますか?
私の学生時代は、ちょうどPHSが流行していた頃です。そして可愛い制服を着たキャンペーンガールに憧れて、高校卒業後はキャンペーンガールとして働きました。キャンペーンガールの女性をディレクションする社員ととても仲良くなったことがきっかけで、「私もディレクション側にまわりたい!キャンペーンガールのままでは、絶対にディレクションはできない。ディレクション側になるためには大学に進学するのが近道だ」と思い、大学を受験しました。
大学生活はいかがでしたか?
とても楽しい学生生活でした。
実は、大学1年生のころに当時、大好きだった彼に振られてしまい、ひどく落ち込むこともありました。
振られてしまった原因は「自分に自信がないからだ」と感じ、何かにチャレンジしたいと思うようになりました。
そして、たまたまテレビで見た海外ボランティアのドキュメンタリー番組をきっかけにボランティア活動に参加し始めました。最初は社会貢献などではなく、単純に「魅力的な人間になりたい」という動機で国際ボランティア部に入部しましたが、素敵な仲間に出会い、とても有意義な学生時代を過ごせました。
私の大学時代は新潟豪雨災害、中越地震、スマトラ沖地震などが発生しており、災害救援に行く人を集めたり、活動のコーディネーターを経験しました。
就職活動時のお話を聞かせてください
大学では法学部でビジネス法務を専攻していたので、新しいビジネスモデルや特許などにとても興味がありました。そして、就職活動では何か新しい価値を生み出したいという軸を持って動き、会計事務所向けのマーケティング会社に内定をいただきました。
内定をいただいた会社は社長と距離が近く、密に社長の想いを知ることができたため、「この方と一緒に働きたい」と思うことができました。
入社後はフランチャイズチェーンの立ち上げと、加盟開発営業に携わりました。
転職はされるのでしょうか?
初めて仕事をしてみて、本当に自分のやりたいことはなんだろうと自問することがあり、次第にこの仕事は直接的な女性の幸せや、人々の暮らしを良くすることに関わりたいと思うようになりました。
そして、健康に興味があったので、株式会社カーブスジャパン(以下:カーブス)に転職しました。
丁度、カーブスの店舗展開をするスーパーバイザー(以下、SV)第1期生募集のタイミングでした。
カーブスではどのような仕事をされたのでしょうか?
最初は店舗配属になり、入社2年目までお客様に接客をしていました。その後、店舗スタッフとしてSV業務店舗の立ち上げをサポートし、トレーニング後は29店舗の新規オープンを任されました。そこから部署を異動し、ダイエットプログラム開発やお店の事務手続きフロー、新しく開業されるフランチャイズオーナーの物件探しや採用、店舗備品の購入などの開業準備のサポートをなど、フランチャイズ本部として様々な仕事に関わっていきました。
カーブスのチェーンの立上げの経験から、出店すると何が起こるのかを一通り経験し、スタッフ教育等も学びましたし、ライフスタイルを変えて成果を出すためのコンテンツ基礎を身に付けました。またカーブスではクレームが起きないサービス作りを徹底的に考えていました。これらの様々な経験が今の仕事にも役立っています!
なぜ独立したのでしょうか?
仕事面ではとても充実していましたが、プライベートでは私は不妊に悩んでいました。3年半の妊活後、無事に子どもを授かることができたのですが、乳児湿疹がひどく、原因を探る毎日でした。調べていくと有害重金属の問題を知り、妊娠前にデトックスする文化を知らなければ、私と同じ悩みを抱える人が増えていく一方だと思い、独立を決意しました。
そしてこの事業は本当に必要とされる人が多く、大きくしていかなければならないという使命感から法人化しました。
独立されて驚いたことはありますか?
活動していく中で、個人事業主はクレジットカードも作れないことに衝撃を受けました。会社員をしている時は社会的信用があったはずなのに、1人だとこんなにも無力なんだと実感しました。
なぜサロンをオープンされたのでしょうか?
妊娠前デトックスラボはもともと個人で2014年から活動を始めていました。2020年に新型コロナウイルスが流行した際は大きな影響を受け、サロン事業を縮小し、サービスをオンライン化し、なるべくリスクのないやり方に変更していきました。あの頃を振り返ると、この先の未来に恐怖があり、振り返ってみると私自身が消極的になっていたのだと思います。
2023年に入り、コロナもだいぶ落ち着いて来たころ、オンラインでサポートさせていただいていた、お客様が赤ちゃんを迎えることになり、北海道から東京に遊びに来てくださったことがありました。その際に一緒にベビーカーのショールームに行きました。そこで、たくさんの方がご家族でベビーカーを選んでいる姿を見て、「なんて尊い時間なんだろう。私はもっと妊娠前デトックス事業を広めてこういう尊い時間を過ごす人を増やしたい」と改めて頑張りたい想いが込み上げてきました。そこで事業をもう一度立て直して、拡大していく覚悟が決まりました。
経営者として大変だったことを教えてください
妊娠前デトックスラボをスタートした当初、「妊娠前の身体づくり」というのはブルーオーシャンだと思って参入しましたが、まだまだ前例のないサービスのため苦労しました。
特に「妊娠前デトックス」という概念が存在していなかったため、何をゴールに設定すべきかを迷いました。
ダイエットのゴール設定であれば、5キロ痩せるなど明確な数字があります。しかし妊娠前デトックスはそもそもの概念がないため、お客様をどういう状態に導けばよいのか、何をしたら「妊娠前デトックス」になるのか、そこの検証からのスタートでした。
また、有効な広告媒体も存在しませんし、インターネットで検索すらされないことが大変でした。
どのように集客されましたか?
まずはチラシを作って銀座で配ってみたり、SNSで発信したりしていました。すると、取材の依頼が入るようになり、届けたい方に伝えられるようになっていきました。まだまだ認知されていない領域なので、これからも多くの方にお伝えしていく努力をしていきたいです。
最近はフェムテックが広がっていますが、「知る」ことにフォーカスしている方が多く、まだまだアクションに起こす女性は少ないと感じています。
今後の展望を教えてください
健康な赤ちゃんが育つためには、お母さんの食と生活が基盤になります。お母さんが変われば赤ちゃんだけでなく、お父さんも健康になっていきます。出生率や少子化対策も非常に重要な施作ですが、各家庭がライフスタイルを気をつけることで医療費の問題を減少させ、健康寿命を延ばすことに繋がります。ほとんどの方は病気が発覚した時に、ライフスタイルを変えていきますが、健やかで幸せに生活をしていくためには本当は病気になる前に自分を変えていく必要があるのです。
そのため、未来の日本をつくる健康インフラとして妊娠前デトックスを1つの選択肢にしていき、私達の取り組みを文化にしていきたいです。
具体的な目標はありますか?
全国で100店舗展開していくのが目標です。
妊娠前デトックスをもっと身近に取り組んでいただけるように、店舗の他にオンラインで学べる仕組みやECサイトも展開していきます。健やかな赤ちゃんでいっぱいの日本の未来を作る健康インフラとしての社会的地位を築いていきたいです。
他の経営者におすすめの本はありますか?
『覚悟の磨き方』です。元々は吉田松陰さんが書かれたものを池田貴将さんが翻訳しています。事業家・経営者のエネルギーは日本で最も価値のあるものだと思っています。自分の人生の全てを懸けて誰かのためや世のために良くしたいという想いに共感する一方で、新しい価値を生み出すのは一筋縄ではいかないところもありますし、諦めたくなるときがあります。そんな時の答えが見つかる一冊です。
ぜひ読んでみてください!
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投稿者プロフィール
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新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!
就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。
代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!
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