今回は株式会社メルタ代表、濱中拓郎氏にお話を伺ってきました。

「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。

ぜひご覧ください!

株式会社メルタ 会社概要

会社名称 株式会社メルタ
代表者 濱中 拓郎(はまなか たくろう)・内野 博之(うちの ひろゆき)
設立 2014年12月
主な事業 3Dデータ作成
3Dプリントサービス
3Dプリンターに関わる業務 など
社員数 8名(取材時)
会社所在地 東京都千代田区神田平河町1番地 第3東ビル10F 1006号室
会社HP https://melta.co.jp

 

事業内容を教えてください

主に3Dモデリング・3Dプリンター事業を行っている会社で、2014年に創業し現在8期目です。

3DモデリングはVTuberやメタバース関係の制作を行なっています。3Dプリンター事業では、企画から制作まで幅広くやっています。当社では全国の3Dプリンターを持っている企業を集約し、空き時間や閑散期に安く早く届けることのできるサービスを展開しています。

この2つのサービスに共通しているのは、私たちがディレクションしているということです。3D業界はまだ新しいため、様々な種類や案件内容がありますが、お客様が業者を選びきれないところを当社でサポートしています。

会社として「やさしいものづくり」のスローガンがあるのですが、お客様にとってはじめての3Dプリントや3Dモデリングを分かりやすくサイト上で説明し、適切なパートナーを見つけています。

 

学生時代に熱中したことはありますか?

友人に誘われてボクシング部に入り、大学まで続けました。なので、学生時代に打ち込んだものはサンドバッグですね。最高で全国大会でベスト8になったのですが、国体では後の世界王者にフルボッコにされてボクシングの道は挫折しました。

日本のスポーツ競技の中でプロとしてお金が稼げて、かつ小柄体型でも活躍できる競技は、ボクシングか乗馬くらいしかないと言われています。
当時、自分自身はチビで華奢な体型なのですが、体格などの先天的な素質に関係なしに成功できる可能性があるのはボクシングの魅力ですね。
自分はもともとプロになろうとかは考えていませんでしたが、ボクシングでスポーツマンとして花咲いた一人だと思います。サッカーとかヘディングしようとしても届かなかったですし。

大学時代は勉強を全くしていませんでした。単位取得もギリギリだった記憶があります。ただ友人関係がとても面白く、同級生の多くが起業しているコミュニティにいました。就職活動は将来の起業を見据えてITベンチャー企業を志望していましたが、優秀な学生でなかったので就活は苦戦しました。

正面突破ではなかなか手応えがなかったので、Twitterで直接社長にアポ取りして、自分で考えた事業の企画書を持ってプレゼンしに行ったりしていましたね。

 

大学卒業後はどの様な進路に進まれましたか?

ある時、会社に問題がおき、最寄りの代々木公園に社員の大半が集められていきなり倒産と解雇を知らされました。公園では、カップルがバトミントンしたり、家族が犬の散歩をしている中、自分たちのエリアだけ倒産報告の会議をしていてシュールですよね。前職メンバーの起業率は異常に高く、メンバーの半数以上は起業の道に進みました。
振り返ってみると、大学・社会人と関わっていた人の多くが起業するという不思議な縁があります。

 

どうして3Dプリンターに目をつけたのでしょうか?

倒産後の半年間、ニートしたりキャバクラのボーイとして働いていました。その時に3Dプリンター関連の事業案を作って色んな人に見せていたら、知り合いの事業者から「3Dプリンターの営業代行をやってみたら?」と声がかかりました。友人の手伝いで3DプリンターのWEBサイト制作や集客をしているうちに使われていない3Dプリンターが全国に結構あることを知りました。

2014年のアベノミクスの政策として企業設備投資の一環で、国が会社のモノの購入に補助金や助成金を配っていたので、多くの会社が3Dプリンターを所有していました。

しかし、補助金目当ての会社はどうやって3Dプリンターを活用して良いかもわからず、さらにはお客さんもいない状況でした。その状況を知って、ネットやSNSで3Dプリンターを持っている会社を探してアポイントを取ってパートナーになってくれるよう依頼しました。そこから3Dプリンターの空き時間を利用したサービスを始めました。

 

起業時のハードシングはありますか?

当時3人で起業し、私以外彼女持ちでした。休日に2人はデートに行ってしまい私だけ仕事をするという悲しいこともありました。

その時に流した涙が水たまりとなり、いつしか川となり、今では墨田川と呼ばれるようになっています。

 

起業した後、何か大変だったことはありますか?

創業メンバー含めて全員が3Dプリンターについて何も分かっていないため、外部から怒られることが多かったです。また3Dプリンター業界は職人気質な人が多かったので、人との関わり方も勉強できました。

業界の人に認めてもらうために、まだ私は若かったので大人っぽい外見を作ることや、3Dプリンターのブログを書くことで情熱を伝えていました。また3Dプリンターに新規参入したITベンチャー企業は1年で消える会社が多かったので1年は絶対に続けようと決めていました。1年以上会社が存続したことで周りから信頼を得ることができました。

また積極的に交流会を開きコミュニケーションを増やしていきました。3Dプリンター業界は各会社が独立して事業を行なっているので、まとめる役割の会社がなかったので当社が重宝されたのかもしれません。

今でも「3Dプリンター飲み会」を定期開催しており、ものづくりに関わる人のハブになっています。場を主催していく旗振りの役割ができていったと思います。

 

これからの展望はありますか?

やっていきたい事業や今の事業に固執はないですね。

創業時は3Dプリントで何か新しいサービスを作っていきたいと思っていましたが、ARやVRなど新しい技術が発展して自分の会社ができることをやっていきたいなと思いが変わっていきました。

新しいものを取り入れながら自分達の活動の幅を広げていきたいです。

 

経営者におすすめの本はありますか?

マルク・レビンソン著書の『コンテナ物語―世界を変えたのは「箱」の発明だった 』です。

イノベーション関係の本は面白いのでよく読んでいます。インターネットで世界が変わったと言われていますが、20世紀最大の発明品の1つといわれるのがコンテナです。「箱」に焦点をあてたノンフィクションの本です。

 

コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった』 マルク・レビンソン (著)、村井 章子 (翻訳)

世界経済とグローバル貿易を飛躍させた「箱」の物語として、国際物流の生きた教科書として2005年の刊行(日本語版は2007年)以来、版を重ねてきたロングセラー、レビンソン『コンテナ物語』の最新情報を加えた改訂版。前回から10年以上を経て、コンテナ船の巨大化が進み、世界の港湾も巨大化・自動化が進んできた。米中貿易戦争の激化もあり、コンテナの将来は予断を許さない。

Amazon URL:
https://www.amazon.co.jp/dp/4822289931

 

投稿者プロフィール

『社長の履歴書』編集部
『社長の履歴書』編集部
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