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株式会社ONE WEDGE代表取締役社長 橋田博明氏

今回は株式会社ONE WEDGE代表取締役、橋田博明氏にお話を伺ってきました。

「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。

ぜひご覧ください!

 

株式会社ONE WEDGE 会社概要

会社名称 株式会社ONE WEDGE
代表者 橋田 博明(はしだ ひろあき)
設立 2020年4月
主な事業 Severless ONE ※サーバーレス開発支援サービス
APPLI PO!
街別デイリークラウドAlexaスキル(無料)
地震レーダーAlexaスキル(無料)
RENTAL CTO SERVICE
システムエンジニアリングサービス推進組合 事務局運営
社員数 29名(取材時)
会社所在地 〒160-0004
東京都新宿区四谷1-18 オオノヤビル8F
会社HP https://onewedge.co.jp/

 

 

株式会社ONE WEDGEを立ち上げるまでの経緯を教えてください

私は1998年に広告代理店に入社しました。当時はアナログ中心で、まだパソコンも1人1台ではない状況でしたが、最終的には時代の流れでITに関わることが多くなり、ITの知識を学びたいために2008年からベンチャーのシステム開発会社に転職しました。
ちょうど上場したタイミングで入社したんですが営業部門の組織がなく、そこで営業の組織を立ち上げることに関わりました。

5年間勤務してシステム開発などのIT知識を学ばせてもらったあと、2013年に知り合いが起業したIT会社に、取締役として入りました。

そこで自分が一から立ち上げた事業が、現在のONE WEDGEにつながっています。

そして2020年に別の知人がやっているウェブ制作会社が、ウェブ制作を新設分割することになったときに、十数名のエンジニアとIT領域の部分を会社ごと譲ってもらいました。そのときに自分が2013年からやってきた事業と合併させて継承したのが始まりです。

 

 

株式会社ONE WEDGEの事業内容を教えてください

事業は、システムインテグレーションとソリューションサービスの2つです。

システムインテグレーションに関しては、業界や業種問わずさまざまな企業のウェブやスマートフォンのアプリ開発、AWSを使った開発などをしています。

ソリューションサービスも近い感じにはなりますが、消費者向けにAmazonのスマートスピーカーを活用した地震レーダーや、街別デイリークラウドというサービスを提供しています。

主に企業向けの事業をメインとしており、株式会社ONE WEDGEになる前からのつながりや、さまざまな営業活動の中で生まれたつながりで、仕事を依頼していただくことが多いです。

 

 

独立したきっかけは何でしょうか?

最初に入社した会社が、値段決めから外注パートナーさんへの発注まで、すべて自分でやり、売り上げをいただくというビジネスモデルでした。仕事上いろいろクライアント様から要求されることも多かったので、だったら自分も経営側の道を目指したいという思いが生まれたんです。

その後ベンチャー会社に転職して事業を立ち上げたりしましたが、いろいろなつながりから譲っていただける会社があったのがきっかけです。そこで自分が立ち上げた事業を継承していけることになったのは良かったと思います。

 

 

株式会社ONE WEDGEのサービスの特徴を教えてください

事業の特徴としてサーバーレスでの開発をメインで行っていることです。オンプレミスのようにサーバーを使った開発ではなく、サーバーの構築と管理はクラウドに任せて、品質向上やクオリティを追求することができます。

日本ではまだ対応している企業が少ないので、そこにこだわっているのが大きな特徴かなと思います。

またビジネスへの向かい方として、「ONE WEDGE」という社名の由来にもなっている「WEDGE(つながり)」を大事にしているところです。ひとつひとつの仕事に真摯に向き合ってきちんと対応する。「つないでいく」ことを根幹にしたビジネスモデルを追求しています。

 

 

苦労されたエピソードがあれば教えてください

株式会社ONE WEDGEは2020年4月からスタートしたのですが、いきなりコロナで緊急事態宣言になってしまい、契約が愕然と少なくなったのが大きな打撃でした。

コロナがなければそのまま売り上げも担保できて、新たにチャレンジし、いろいろなことを展開していけたと思いますが、まず先に立て直しから始めなければならなかったのが大変でした。仕事がなくて、どうしようという時期もあったので、そこが一番苦労したところです。

 

 

乗り越えられた理由は何でしょうか?

さまざまなビジネスパートナーさんとのつながりの中で助けていただきました。ビジネスパートナーや同業種とのコミュニティ運営のようなものもやってきているので、そういうものもうまく活用しながら半年ほどかけて持ち直すことができました。

さきほども言ったとおり、社名の由来にもなっている「つながり」を根幹として、僕自身もひとつひとつちゃんと向き合ってやってきた自負があるので、そういうことがこういうときにつながったんだなと思います。

 

 

社員のみなさんに対してはどのような思いがありますか?

ありがたいことに現在はお客様に評価をいただき、案件のご相談を多くいただいております。エンジニア主体の会社ではあるものの、営業側の仕事も多くなってきています。小さい会社なので、開発側のメンバーも含めて様々な分野でやらなければいけないことがかなり多いです。

だから今は疲弊や不満もあるかと思うんですが、僕自身20代のときに様々な経験を繰り返し、自分自身が強くなってきたと実感しているので、成長していく過程で頑張ったことは必ず自分に跳ね返ってくるということは伝えたいですね。会社のコンセプトとしてもあげているように、ひとつひとつの積み重ねはすごく大切だよ、ということがちゃんと伝わればいいかなと思っています。

最近は社員の健康にも気遣った経営もしています。結構デスクワークが多いですし、開発者は特に1日中パソコンに向かって仕事をしているので、リモートワークでもできるオンラインヨガというのを取り入れてみたりしていますね。

 

 

御社や橋田さんご自身の現在の課題は何でしょうか?

まだ3年目の会社なので、いろいろなことが整備されていないことです。これは誰が担当するんだっけ? みたいな細かいことがたくさんあるんですよね。みんなそれぞれ自分の仕事もあるので、なかなか手を上げてくれる人がいません(笑)
そこを解決すべく、自ら動いてくれるようなハングリー精神を培ってほしいので、僕自身も率先して行動するようにしています。

あとは若手社員が多いので、技術的にレベルアップするために何をすべきかを話しています。この2年間で成長してきているのは見えていますが、さらに技術レベルが上がったと胸を張って言えるような状況になるとすごくいいかなと思います。

いただいている仕事の数に対してエンジニアの人数が少なく、パートナーさんの力を借りて補っている部分があるので、人材不足も課題かなと思っています。

 

 

株式会社ONE WEDGEとしての今後の展望を教えてください

まず1つは、今までシステムインテグレーションとして提供してきた中で蓄えてきたノウハウをもとに、自分たちで作ったソリューションを提供していきたいと思っています。これは来年には叶えたいと思って計画の中に入れています。

もう1つは、コロナでの緊急事態宣言のときにいろいろ助けていただいて気づいたことなんですが、この業界は各社にエンジニアがいて、助け合いながら成り立っているという状況もあるんです。そんな中で、僕らがハブになって業界全体にいるエンジニアや企業がいい形につながるようなことができればいいなと思っています。

売り上げ利益関係なく、みんなのためになるようなものを、具体的にいくつ提供できるか考えているところです。業界や社会全体に恩返しできるような仕組みを作って、みなさんがいい形でWinWinになるような状況を作れればいいなと思っています。

 

 

最後に株式会社ONE WEDGEのPRをお願いします

ひとつひとつに真摯に向き合ってつなぎ役になることを目指し、また業界全体のことを考えながら動いていこうとしている会社です。「”ちょうどいい”を叶える」ことをすごく大事にしていて、経営理念にもしています。

そのような理念に共感いただける企業様があれば、ぜひご相談いただければと思います。また、サーバーレスというモダンなクラウド技術を活かしているからこそ、従来のシステムより比較的安価でかつスピーディーなシステム開発も可能です。

ご興味がある企業様にいろいろなお話ができればと思います。

 

 

橋田さんが経営者におすすめする本を教えていただきました!

『命の使い方』 落合信彦(著)

「他人と競争するのではない、自分自身と競争するのだ」「女にモテたいと思ったら、まず男にモテる男になること」「人と同じことを恥じろ。そこからこそ独創性が生まれる」「恐しい敵、考えの違う人間ほどつき合う価値がある」ほか、国際ジャーナリスト、落合信彦が綴る「人生の極意95か条」。

女、カネ、友情、仕事、人間関係、国家、勝負など19のテーマごとに縦横無尽に斬り込んでいく。

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投稿者プロフィール

『社長の履歴書』編集部
『社長の履歴書』編集部
新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!

就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。

代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!